聖騎士
聖騎士
人族連合で武力、人品共に優れた戦士に送られる称号。
その称号自体は大体規模の指揮権を得るのだが基本的に名誉職。
所属する国においては閑職に回される事が多い。
勇者(笑)は自重という事を知らないようだ。
とはいえ、自重しないといっても聖女の菓子によって爆散した死霊を哀れんで彼の欠片を拾い集めて(勿論死霊っ子たちの力を借りて)道を繋いであげたり、優男の死霊に口直しにと菓子を与えて道を繋いであげたり・・・・・・・・・
巡礼に来た者達に菓子を振舞い道中の無事を願ったり・・・・・・・・・
孤児院や貧窮院の予算の増額を認めようとしない神官達に菓子を振舞ってやったり・・・・・・・・・・・・・
「おにーちゃん、おかしいよ。何でこの世界の人がやらないといけないことをおにーちゃんがやるの?」
死霊っ子の年嵩の少女が金にもならないことをする勇者(笑)に抗議する。
「いいじゃないか、苦しんでいるんだ。しかもままならないことでだぞ・・・・・・・・・・それにお前らのついでだ。」
「ついで?」
「当たり前じゃないか、俺にとってはお前らの幸いが第一。ついでに何とかできたからしただけだし。」
「じゃぁ、あの時わたし達を放置したのも?」
「あれは悪かったと思っている。でも、まさか孤児院があそこまで酷かったとは思わなかったから・・・・・・・・・・・」
勇者(笑)孤児院襲撃事件を思い起こして小さい娘に謝罪する。
「おにーちゃん、その子は大丈夫なの?」
「それは大丈夫だ、神様と約束したし若し約束を破られるならば神様をフルボッコにしてやるといったしね。」
「いいの?神殺しになったらおにーちゃん無事ですまないよ。」
死霊っ子の髪をなでながら勇者(笑)
「ばかだなぁ、死霊っ子は・・・・・・・・・・・・・・俺は元の世界では死んだ身でこの世界で居ても居なくても問題だろう。お前達の事だって冥界神様と約束した、あの神様が約束を破るなんて考えられない・・・・・・・・・・だったらやりたいことをやって散り行くだけだ。」
「いいの?おにーちゃん?」
勇者(笑)は何も答えず火にかけたフライパンから発酵させた生地を流し込み薄く延ばして焼いていく。
仏蘭西語的に言えばクレープ。蕎麦粉を使えばガレットなのだが雑穀の粉を一晩発酵させて薄く延ばして焼いていくのだから南印度料理のドーサに近いのかも・・・・・・・・・・
焼きあがったそれに乳脂と蜜をたらして死霊っ子どもに与えるとウマウマいいながら貪り喰らう。
焼きたてのドーサに蜜をたらすのは旨いからなぁ・・・・ポテトサラダを加えたのも旨いし、カレーなどのスープやディップにつけるのも良い。嗚呼、フンムスなんか在れば嬉しいのだが・・・・・・・・・
フンムスは中東料理だろうが(by厨房神)
軽い食感と穀類の風味がいろいろな物に合うのは自明の理である。酵母で発酵された麺麭ばかりが美味だと思うなかれ。粉の味わいだけの素朴な麺麭もこれはこれで旨いのだ。
「今回の地の文は厨房神系の影響を受けているのだろうか?」
それは否定しませんが地の文に(略
表面がかりっとした種無し麺麭を焼きながら突っ込みを入れる勇者(笑)に焼き上がりを待っている死霊っ子共。生前ろくな物を食わされていないからどんな者でもウマウマいいながら食べるのだろう。
その後ろで東南門子爵が狙っているのは笑い話としておこう。
「ふむ、美味あるところワシがあるのだが・・・・・・・・勇者(笑)、ワシにも一つ!!」
何処でかぎつけてきたのか疑問に思えるが厨房神様のお導きと・・・・・・・・・・・・
五月蝿いこの暴食貴族に食欲減衰剤でもないのかと思うときはあるのだが気にしたら負けである。
少なくとも美味なる物ならば出自を問わずに平らげるし、死霊っ子共が居ても気にもしない。
普通貴族ならば気にするだろうとか思うがこの腹回りのコッテリとした貴族は美味ならば問題ないと毒でも喰らいそうだ。
「死に至る毒でも美味ならば喰らうぞ、作者だってふぐの肝を喰らっていたではないか。」
作者の食生活は置いといて地の文に突っ込みいれたりすることは(略
そんなやり取りをしていると
「勇者(笑)殿は居るか?聖騎士様が狭間の国から戻られた。」
勇者(笑)の身辺は未だ安楽ならざるというべきか。
酒飲みながらで堕ちそうなのでこれまでとします




