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腐聖女

聖女


通常においては徳に満ちた、女性のことを言う。女性勇者のことを指す場合もある。


神殿連合においては特に光明神及び聖徒王国地方担当地方神に仕える最高女性神職を指す。

光明神に使える聖女について簡略ながら説明すると、彼女等は第二次性徴が起こるあたりで任命され二十代前半から中盤で解き放ち(引退)となる。

その後は生家に戻るなり、結婚するなり其々の人生を送るのだが、死後、その魂は光明神に仕えると言われる。

中には光明神に信服するあまりに生涯聖女であり続けるものも居ると言うのだがそれは光明神の威徳のなせる業であろう。

彼女等は人族連合の神殿連合において一定以上の発言権と権力を有し制限付であるが人族連合の指導者としての一面も持つ。


彼女等の起こりは人族祖神に仕える者だったのだが、魔王勇者戦争時代に人族祖神が狭間の国の人外公に打ち倒された後、光明神と聖徒王国担当地方神に頼ったのが始まりとされる。その後、他の人族諸氏族も光明神に帰依し神殿協会を設立する源流となる。

「所でさ研究員さん、俺の扱い雑すぎない?昨日は宰相府で会計監査の手伝い、一昨日は厨房で菓子を作らされて、一昨昨日は第四公爵と共に軍部で携行食の固焼きクッキーの試食会。其処では硬すぎるとか喉が渇くとか・・・・・・・・・・・好き放題いいやがって。」


勇者(笑)は経営論を口述筆記してもらっている。

文字自体は覚えているのだが、いかんせん覚えたてで悪筆な上に遅筆。まるで何処かのなろう作家・・・・・・・・・・げふっ!


(危険な発言をした地の文を粛清中)


無茶しやがって・・・・・・・・・・ 先の地の文が粛清されたため、私地の文が話を続けます。


勇者(笑)の扱いが雑なのは当然である。勇者としての戦闘能力は特になく、魔力はあるが其れを使いこなす技量はない。経営論は理論としては秀逸であるが何処ぞの商家の家訓とか商売理論とかと付き合わせれば其れの裏づけでしかない。実践面での活用など社会経験が薄い若者に簡単に出来るわけがない。NAISEIチートなんてものは何其れ旨いのという状態である。

会計能力は読み書き計算に慣れた環境で育っているから並の会計を一から育てるより簡単と言うだけで熟練の会計官と比べれば差が出る。そもそもこの世界の文字に慣れていないから仕方ない面もあるのだが、多分慣れてきたら熟練の会計官並みかそれ以上の戦果を上げる事ができそうだが今現在では無理である。料理に関してはレパートリーは多いが熟練の料理人に比べれば差が出る。言わば、セミプロと料理上手な素人との間をいっているようなものだ。そのレパートリーも他国の料理に類縁の物がある、異世界がらみか偶然かは知らないが・・・・・・・・・・・


いわば、ほっとくには面倒になるのだが毒にも薬にもならない。

それが今の現状である。カセイジンだし・・・・・・・・・・・・


「ほっとけ!」

「勇者(笑)殿何か?」

「いや、何かいっとかないといけない気がした。それよりもどうして色々やらされているんだ?」

「まぁ、勇者(笑)殿は本職には及ばないまでもいると便利ですから・・・・・・・・・・・・」

「勇者として呼ばれたのにやっているのは城の便利屋、なんだかなぁ・・・・・・」



溜息をつく勇者(笑)、苦笑して茶を喫する研究者、其々に茶を入れる侍女さん。

勇者という物は中途半端な構成をしていることが多いからな、よく言えば万能選手、他の言い方がよければ器用貧乏。勇者(笑)の場合は後者のほうであろう。呼ばれて魔王を倒せとか戦いに逝けといわれないだけマシだと思うのだが・・・・・・・・・・・・

勇者(笑)自身もそれは自覚しているのでぼやく程度である。ちゃんと年金と給金も出ているし・・・・・・・・・城より出ることは許されていないので使い道はないのだが・・・・・・・・・

あったか、あの宴席の日臨席していた極東の随行員と話す機会を得て味噌と醤油(極東仕様)を手に入れることに成功したのだった。


その味噌と醤油も勇者(笑)の料理の物珍しさに厨房はもとより、公爵達が寄って集って食べつくしたものだから手元にはなくなっているのだった。

貴重な味噌と醤油が消えてしまってうなだれている勇者(笑)を流石に哀れんだのか厨房経費から定期的に味噌と醤油が購入されることとなったのは笑い話である。

其れを知らない勇者(笑)はコウジカビを醸すんだと雑穀の粥を放置してカビを生やさせて侍女さん達に叱られたり、兵隊さん達に気が触れたのかと心配されたりしたのは流しておくのは彼の名誉のためだろう。因みに酵母も育てては自家製の甘い麺麭を作って好評を得ていたりする。

料理チートなんて物はないからコウジカビを都合よく見つけられるわけはない。そもそも生態系が違う!


話を戻そう、今は勇者(笑)の口述による経営論の書き取りが一息ついて休息しているときである。

「そういえば、勇者(笑)殿の能力を正確に測っていなかったな。」

「来た当初の検査くらいでしたね。」

「そのまま実害ないから忘れていたらしいぞ、基本面倒くさがりなのに凝り性で自身に危害が及ばなければ敵対することはない。知識や技能は異世界仕込で異質に見えるが実はこの世界にある物を組み合わせているから貴重でもない。潜在能力もあるのだろうが、戦闘する意思もさせる機会もないからそのまま放置と言う事で・・・・・・・・・・・」

「何か言われ方が酷いけど俺は向こうでは一般人だから仕方ないだろう。戦うつもりはないけど潜在能力というのは見てみたいな。それに俺は危険人物じゃなかったのかよ!」

「君自身は危険人物じゃないけど君に対する関心がこの国にとって面倒なだけだよ。実際君はこんなに馴染んでいるのに裏では何か色々やらかそうと言う気はないだろ。」

「まぁな、せいぜい美味しい物が食べたいとか可愛い侍女さんと良い仲になりたいとか休みが欲しいとか家に帰ってアニメの続きを見たいとかしかないけどね。」

「あらあら勇者(笑)様ったら、アニメは判りませんが可愛い侍女さんって私のことですの?」

「侍女さん、立候補ですか?貴女は兵隊さんと婚約中じゃないですか。」

「勿論、そういう誘いが御座いましたらお断りいたしますけど。なんでしたら特定の相手が居ないものを紹介いたしましょうか?」

「おやおや振られてしまったよ(笑)勇者殿ドンマイ。」

「まぁ、そんな物だと思ってましたけどね。」


軽い口調で返す勇者(笑)、この侍女さんの世話を受けていると眼福だなと思っても良い仲になれるとは思っていなかったので変化はない。先の条件も適当に並べただけである。

「で、話を戻すけど・・・・・・・・・」


そう研究員は話し始める。

「一度じっくりと調べたいと言う話がありまして、解剖とかはないですよ。体力検査も前にやったので十分判っているので計測呪文の魔具で調べるだけなんですけどね・・・・・・・・・・・」

「実際、俺に拒否権はないと。」

「そうなんですけどね、痛くもないし少々退屈なだけなんですけどね・・・・・・・・・・ただ・・・・・・・・・」

「ただ?」

「検査してくださるのが聖女様なんですが少々奇矯な性分で・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そういえば、俺にアイシングクッキーの絵画を依頼していたなぁ・・・・・・ろくでもないので無視しているけど。」

「何の絵かは聞きたくないですよ。どうせ腐った絵を・・・・・・・・・・・・。しかし豪胆ですな、聖女様の依頼を断るなんて・・・・・・・・・・・・」

「だって、俺絵心ないもん。」

「そっちっ!」

「まともな方をお願いします。」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・無理だな。」

「嗚呼、神様本気でお願いします。聖女様が塩と砂糖で妄想できるツワモノでないことを・・・・・・・・・・・・」













すまん、それは聞き入れられない。出来るならワシも代えてほしい。(by光明神)


神にもできないことがある。所詮は光明s・・・・・・・・・・・・・・・げふっ


失礼な事を言う地の文だな。(by光明神)


(地の文は粛清されております。)

故にこの話はここまでで・・・・・・・・・・・・・

地の文は粛清されて・・・・・・・・・誰も綴る者がいない。

って、物語が進まないだろう。


だが心配無用、例え此処で地の文が倒れても何れや第二第三の地の文が物語の続きを語るのだろう。

そう、作者の心が折れない限り・・・・・・・・・・



地の文の残機、どれだけ?

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