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その3

はは………。


はは……


はは…




「これッ!洒落にならねぇ…ならねぇよ…………!?」


「お……おぃマリア?マリアがそんな汚い言葉を。お願いだからマ・マリアは止めて………」


ヒステリック症候群を起こすな!そこのロリコン野郎めッ。レイチェルとか可愛い名前の癖にドラゴンだし、全然可愛くないよ…。

そりゃ誰だっていきなりドラゴン目の前にさせられたらこうなるだろう?ドラゴンボールとかが現実化されたらビビるだろう?正しくそんなノリだ。


「お、お兄様、コレ……、これ…これ…!」


「レイチェル、さぁおいで。マリアだよ。」


立ち直るの早ぇよ、兄貴っ……。兄は比較的に立ち直りのテンポ早すぎる。ついて行けないよ?俺。しかもドラゴンに愛嬌振りまけるとか、尊敬しますわ兄貴!


それよりも戻るが目の前に居るモノはどう考えてもやっぱりドラゴンか竜だ。もう一回見ても竜だし、もう一回目を瞑って見ても竜だ。何回見ても竜だって事に変わりは無い。その瞳は青くうろこ的なモノまでもが青めだ。しかし今は青いとか青くないとかそういうのが関係無い。


ヤバイだろ?これは。一端冷静になろう。なれない、なれないよ?見られてるよ…


「がるぅぅぅぅぅ」


完全に威嚇してます。俺死ぬわ、これ……。あ、でも「こう言う時こそ利用しろ」だろ?兄貴は利用できる時にしておかないともったえないってもんだ。


「お兄様ぁぁぁ。」


「よしよし、マリアは可愛いなぁ~~。レイチェル、伏せだ。」



そう言うと、ドラゴンは大人しく下に伏せた。どうやらペット的な感じで飼われているらしい。

ぺ…ペットか。

それよりもこのロリコン兄貴をどうにかして欲しいな~。神様助けて下さい……。


「レイチェルはこの王国の神竜なんだ。だから凄く強い竜なんだよ?」


「超超強いの?」


「ああ。この竜が攻撃したら、王国は全て破壊されるだろうな。……でも。このドラゴンはもうすぐ死んでしまうんだ。」


「え……!?」


今出会ったばっかりなんだけど、もうさよならなのか?そうなのか?マジかよっ展開早くないですか?


「実は千年に一度だけだけど、竜は「再生」を行うんだ。千年に一度だなんて凄いと思わないか?」


「うんっ」


「『再生』は主にそのまんまなんだけど、体を再生するんだ。蛇の脱皮に似た現象だな。卵に似た玉を生み出して、体自体は滅びるんだ。でもそこに魂が入っていて、条件が揃えばそこからまた竜が生み出される。これを再生と言うんだよ。」


「へ~。」


「再生時に出る光の玉はその竜の特有の色によって分けられて、コイツの場合藍色か、青だな。」


「条件ってなんなの?」


「俺もそれは知らないんだ。ひいひいひいじいさんぐらいからの受け継ぎ話だしな。」


「へ・へぇ。」


ドラゴンの話を聞いてるとき、俺の脳内は完全に一つしかなかった。……何ソレ、めっさ面白そう!見てみたいッ。とりあえず見てみたい。


「いつ再生するの?」


「……おいおい、質問攻めは疲れるよ。そういうのはメイド達にやった方がいいぞ?喜ぶぞ?」


「あう…」


今、どう考えても話をそらしたな?コイツ。また聞こうッ

そしてロダが呼ぶと待機していたメイド登場。約10人……多ッ。俺の周りそんなにやることないよ?俺別にメイドとか要らないし。

それと、メイドっていっても「萌え~」とかそう言うのでは無い。清楚な格好をした美人達だ。


「マリアさま、ロダさまもお困りなので、積み木などして遊びますか?」


「あう……」


しょうがない。メイドも俺が嫌だと言ったらへこみそうなので遊んでやることにした。




何故か上から目線のマリアちゃんでした。


次回は、新しい種族登場&魔法要素満載(のつもり!)

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