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俺に無関心だった優等生の幼馴染みがコタツの隣に座って甘えてくるまでのお話

作者: 爆微風




 色々な面倒を終わらせた、年末。


 学生の本分をも色々な邪魔が襲った一年だった……。



《ぱきっ、ポリポリ……》



 今はコタツの中で足を伸ばし、やっと訪れた責任のない自由な時間を満喫している。

 生産性とか向上心とか、親から何かしら指示される事もない。


 その両親は息子を置いて、町内会の温泉旅行だそう。

 人数制限があるからだと聞いたが…… ってかこのご時世に集まる神経は分からん。



 親が帰ってきたら、今度は俺が部屋に籠ってゲーム三昧の予定だから隔離いらずと思ってはいるけど。



 普段パワハラのご近所さんを麻雀で凹ます、ってオヤジが息巻いていたし、楽しみにしていたから仕方ない。



「あ~…… この時間がずっと続けばいいなぁ……」


《ピンポーン》



 俺の思いを知らない誰かの手によって鳴らされた玄関のチャイム。

 されたくない事ほど、嫌なタイミングでされてしまう。

 なんだっけこの法則。


 何でもいいが、全く良くない。



「……なんて事だ……」



 コタツから動きたくないのに。



《ピンポピンポーン》


「うるせえな……」



 俺は寒いの苦手だってのに。

 コタツで下半身を温め背中にコートを乗せて、テレビに録画のお笑い番組を流してポッチーを噛る。

 俺は動かないぞ、この幸せを邪魔されてなるものか。



《ピンポピンポピンポーン》


『マサキいるんでしょ』


「えっ、この声は……」



 インターホンから聞こえてきた女性の声は、意外な人物だった。


 彼女はお隣の娘。

 名前は紗愛さな


 幼馴染みではあるが、最近は全く会話もない。

 って言うか、最後に挨拶したのいつだろ。


 実は、一方的に俺が惚れているんだよね。

 オフクロには何故かバレていて、お隣のお母さんと一緒になって、紗愛と昌樹を婚約させるかとかお茶の席で笑ってやがったが。


 小柄でトロンとした目付き、小さな唇は全体的に幼くて、だけどふわふわの焦げ茶色のロングヘアーは中学生当時大人っぽくて。

 上級生からの告白もあったはずだ。

 何故か全て断ってしまったらしいけど。


 別の高校に入ってからは、全く接点もない。



『リビングにいるよね、庭の方にまわる』



 そんな彼女が、どうしたのだろう。

 とは思うけど、寒いのはいやだ。



《コンコンッ》


「やっぱりいた。開けて」


「……外、寒いだろ」


「そうよ。寒い。開けて」


「やだよ、部屋が寒くなる」


「私も寒い。開けて」



 そうだ。

 喋りながら思い出した。

 中学では同じ小学校から来たヤツ以外で紗愛のファンクラブがあったんだけれど、このぶっきらぼうな喋りが評価を下げる切っ掛けになって消滅した。



「くそぅ、俺の幸せの邪魔をしやがって……」


「ありがとう。どうしてもマサキに相談したい事があって……」


《パチン、カラカラカラ……》



 庭から入るなんて、小さい頃はしょっちゅうだったのにな。

 俺は懐かしさを感じながら、紗愛を部屋の中に招き入れた。

 確かに外は寒い。

 この部屋も暖かくしていたワケではないけど、外よりは全然マシ。



「早く入ってくれ。寒いからコタツに戻りたい」


「寒がりは変わらないのね」


「猫舌なのに、と言うんだろ? 何か昔からそれ言ってるぜ」


「いいえ、ネコも寒がりは一緒だもの」



 おや?

 なーんか、いつもの紗愛っぽくないな。

 見た目が幼いのに、喋り方が無愛想だというのが井戸端許嫁(もう無効だろう)の特徴だったのに。


 今日の彼女は、何だか落ち着きがあって大人しい。



「まあ、いいか。コタツに入れよ。今お茶入れるから」


「あ、お構い無く」


「俺が飲むんだよ。ついでだついで」



 相談したい、って何だろう。


 言っておくが。

 勉強の類いでは紗愛の学力に全く敵わない。

 小学校の頃はまだしも、中学からグイグイと引き離されて、別の進学校に行ってしまった紗愛と俺は今では雲泥の差と言うのもおこがましい。


 そんなおバカな俺に、何を相談したいって言うんだ。



「ふふふ……」


「何か笑った?」


「いえ、テレビよ」



 あ、録画とはいえ流したままになってら。

 お笑いには笑うのか。

 中学のファンクラブ騒動辺りからあまり笑わないイメージになっていたけど。



「ホイよ」


《コトコトッ》


「ありがとう」



 さて。

 定位置に戻って、湯呑みからお茶を啜る。

 みかんが欲しくなるなぁ。



「で、相談とか言ってたけど」


「マサキ。あなた、彼女っているの?」


「ファッ」



 正面から意外過ぎる問い掛けが。

 いやいや、落ち着け俺。


 ただ、聞いただけのパターンもある。

 落ち着いて行こう。



「いないけど、それが……?」


「私、何故か告白されて」



 それはいつもだろ、とは取りあえず言わない。

 それが何で俺のボッチと関係するんだ。



「何故か同じ塾に行ってる三人の男子から誰にするのかって詰め寄られてしまって……」


「いっぺんに来たかぁ……」



 なるほど。

 美少女も大変だな。

 日々の中で、男の牙を掻い潜って行かなきゃいけないんだ。

 ある意味『スルースキル』が必要なんだな。



「でもその人達がどんな人かも分からないのに、お付き合いなんて出来ないわ……」


「いや、人となりを見るために付き合うんだろ……」


「?」


「え? 付き合うって、そういう事だろ」


「その発想は私にはなかったの……」


「マジか」


「マサキは、やっぱり本質を見る天才ね」



 何それ。

 初めて言われたわ、そんな事。



「学校一の美少女に誉められるなんて、光栄だね」


「その呼び方、嫌だ」


「俺が天才だなんて変な事言うからだ」



 少なくとも、天才は勉強キライではないだろう。

 たぶん。



「……分かった。天才って呼ぶのはやめる。だから、マサキは私を変な虚飾で歪ませないで」


「お…… おう。紗愛は昔からちょいガンコだよな。それが男勝りで危なっかしい時もあったけど」



 しかし難しい言い方をされたけど、つまり。

 いつも通りでいろ、って事だな。



「で、その三人はどうしたんだ」


「……?」


「付き合ってないんだろ? その様子だと」



 頭が良いのに、そういう判断力では幼い感じ。

 確かに、変わってないと感じた。



「あ、お断りしたわ。どの方も魅力を感じないのでって言って」


「ひでえ」


「だって、みんなガッチリしてて…… 力が強そうで怖いし」



 そんな事を言ったら世の中の男はみんな怖いだろ。

 いや、俺は違うか。


 ひょろくて悪かったな。



「そんな事を言ってると、嫁に行けなくなるだろ」


「……」



 何で、こっちをじっと見てんだ。


 リビングに、微妙な雰囲気が満ちる。



「えっと…… 許嫁いいなずけの話、知らない?」


「ぶはっ」



 お茶を吹いた。



「がはっ、ごほごほっ、そっ、おまっ」


許嫁マサキが居るから、彼氏彼女としてのお付き合いとか必要ないので、って断った事もあったんだけど」


「マジで許嫁になってたのかよ?」


「お母さんとおばさまが喜んでたから私は嬉しいわ」



 いつものぽやっとした目付きが、頬を染めただけでメチャクチャ可愛く見えた。

 いや、可愛いんだけど。



「そんな可愛い表情されたら、ドキドキするだろ……」


「ドキドキしてくれるの?」



 しまった、またやっちまった。

 俺は、考えた事がすぐに口に出てしまうクセがある。


 そのせいで何回も痛い目にあっていたけど、中々治らない。


 しかし、今回のコレは大きな失言だ。



「……」



 紗愛の事をずっと想い続けているのをキモがられたら俺はタヒぬ。



「さっき…… 彼女は居ないって言ってくれたから、許嫁の私を大切にしてくれてるのかな、って思っちゃった……」



 マジ可愛い。


 少し俯いて、両手で頬を隠してる紗愛は可愛すぎる。



「反則なくらい可愛い過ぎるだろ」



 俯きながら、上目遣いにこっちを見やがって。

 幼い雰囲気なのに、体つきは大人っぽくなってきたし。


 でもラブい事は知らないのだろうなぁ。



「これで紗愛とホントの恋人になれたなら、片想いも終わりだろうけど……」


「片想いって、どういう事?」


「……はっ?」



 あ、あれっ。



「また…… 呟いてた?」


「マサキツイートしてた」



 や、やっちまったぁ!



「どどどど、どれを呟いてた……?」


「……ぽっ」


「いや教えてください! 頼む! 何でもするから!」


「今、何でもするって言ったね……?」


「えっ……? あっ…… あーーーーッ」




 ☆




 俺、やっちまった。


 許嫁を喜んでくれてるって事で、両想いには違いないんだけどな。


 根掘り、葉掘り、聞き出されました。



「いつから私の事を好きになっていたの?」



「私のどこがすきなの?」



「一緒にいたいと思った出来事ってなに?」



「共感した思い出は何?」



「逆に許せない事は?」



「何気なくしゃべる時は何を話したいの?」



 今までの無関心が嘘みたいに、俺への質問が出るわ出るわ。

 それはずっと、考えては黙っていた、なんて。

 そんなふうに言われたら、答えないワケにもいかない。


 一つ一つ、順番に答えていたらお茶がなくなっていた。



「あぁ、お茶のおかわり淹れるよ。いるか?」


「ん。ありがとう」



 頷く紗愛から空のカップを受け取り、台所へ向かう。

 その歩きながらに、彼女からまた質問が投げ掛けられた。



「私と何をしてみたい?」



 な。


 思わず立ち止まり、顔を見ようとふりかえる。


 紗愛は窓の方を向いていて、顔は見えなかった。

 だが、耳たぶは真っ赤で、頬杖を突いて隠した表情は読めなくても照れているのはよく分かる。


 くそかわいい。



「ほ、ほらよ」


《カチャカチャン》


「あっあり、ありがとぅ」



 動揺を隠したかったけど隠せない。

 まぁ、お互いに失敗した様だから、おあいこだな。



「えー、と? 紗愛と何をしたいか、だな」


「う、うん」



 まだ横を向いているが、正面に来た今は顔が良く見える。


 真っ赤っか、だ。

 照れまくりじゃねえか。



「私の顔に…… 何か付いてる?」


「うん、真っ赤になった顔が付いてる」


《がたっ》


「マサキだってっ、さっきよりもっと真っ赤じゃない……」



 立ち上がった紗愛の言う通りなのだろう。

 自分の顔は見えないが、頬が風邪をひいた時の様に火照っているのは分かる。

 何せ、片想いが両想いになったんだぞ。


 だから、嬉しくて興奮してヤバいんだ。



「スゴく嬉しくて興奮してて、それなのに紗愛が何をしたいのかとか聞いてくるから妄想しちゃってヤバいんだ。どうすればいいんだ……」


《ずかずかずか、ズボッ》


「えっ、えっ、紗愛?」



 俺の横に紗愛の足が捩じ込まれてる。



「狭い、もうちょっとそっちに寄って」


「お、おう」



 コタツの一辺はそれ程広くない。

 そこに並んで座っているから、当然『密』だ。

 この密は許可して欲しい。


 肩に触れた紗愛の肩は温かいと言うか熱くて。

 俺は無意識に湯呑みを掴んだまま、緊張して動けなくなっていた。

 うおお、なんじゃこの状況はあああ。



「あったけえ……! あぁ、なんて良い香りなんだよっ……! 紗愛の体温高過ぎだろ……!」


《ピト、すりっ……》


「また、言葉が、こぼれてるよ?」


「あ、うっ、しまった……」



 スベスベしたおでこがキレイだな。

 卵肌の頬に触れたい。

 俺はその欲望は出さない様に口を閉ざして、緊張のまま座ってガチガチに体を強張らせていた。



「で、私と何をしたいのか、教えてもらえる?」


「キスしたいっ」


《ボっ》



 音を立てる勢いで紗愛の赤い顔が全部真っ赤に茹で上がった。


 え、また俺、やっちまってる?



「マサキ、あの、本気だよね? 今の脊髄反射で答えたもんね?」



 もう、耐えきれない。

 こぼれてると言われても、こぼさなかった言葉は沢山あるんだよ。



「うっ、ううっ、ああ、ゴメン、さな。俺、お前が好きだ。ずっと、頑張って黙ってたけど、お前の事が大好きだ。気持ちが通じたのもウソみたいなのに、こんな近くに来てくれたら、もう、キスしたくて……」


《ドクンっ、ドクンっ、ドクンっ、ドクンっ……!》



 俺の鼓動ドキドキは、隣の紗愛の耳に届いてしまっていないか。


 柔らかそうなクチビル…… いつも惚けた様な表情を作り出す目鼻立ち…… 愛おしい紗愛。


 見える肌は全て真っ赤に、体を震わせている。



「ん…… いいよ」


「へ? 紗愛…… い、いいのかよ?」


「ん、大丈夫…… マサキが、私を大好きなの、分かったから」


「紗愛…… あのさ、キスって、俺、したことない」


「私だって、教えられるワケない…… した事、ないもの」


《ドクンっ…… ドクンっ……》



 俺の鼓動の音がデカイ…… 紗愛をリードしなくてはいけないのに、手が震える。


 わずかに顔を上向かせ、紗愛が見つめてくる。

 彼女は体を震わせながら、見下ろす俺の口と瞳を交互に見てる。



「わっ、私、マサキに任せるから……」


「は、はい。がんばりますっ」


「でも、え、あのっ、今は…… キスだけね……?」


「もちろんだよっ、約束するっ!」


「じゃ、じゃあ、しよっか……」


「う、うん」


《……ごくんっ》



 俺達は頷きあって近付く。

 震えていた紗愛の見上げていた瞳が閉じられてドキッとした。



「メチャクチャ可愛いよ…… 紗愛……」


「はっ、早くして、心臓が壊れそうっ……」


「わかった…… ちゅっ」


 

 瞳を閉じてくれた紗愛に、恐る恐る触れるキス。


 多分、キス出来たと思う。


 触れた瞬間に下がったから、実感も感触もなかったけど……。



「……えっ? 終わり?」


「う、うん。柔らかい唇だったよ」



 瞬間過ぎて、それだけしか分からなかった。

 おどけた俺の肩を掴んで、紗愛が眉根を寄せ睨む。



《ぐいっ》


「もう一回」


「ええっ」


「やり直し。もう一回」


「えええっ、何でっ」


「全然ダメ。一瞬だけなんて…… 今までの時間を考えたら、全然足りないじゃない」



 お互いの目と口をチラ見する俺達は、ファーストキスをこの後三回やり直した。


 ☆


 ☆


 ☆


「ふ……♡ んっ、まぁ、よしっ……」


《ペロッ……》


「はうあああ、頭がばくはつしそうだ……」


「ふふ……♡」



 緊張のし過ぎで疲れた……。

 何か頭も痛むし、汗でビッショリだよ。

 そんな俺の隣で、寄り添ったままキレイな瞳が見つめている。

 優しい瞳が、俺を見ている。


 二つの美しい黒い池の中に、小さくなった俺の顔が写っている。



「紗愛の可愛い顔が、俺だけを見てる…… 夢みたいだ」



 頬を真っ赤に染めて、肩を寄せる紗愛。

 キスは緊張するのでもうムリだけど。


 この先、俺達はどんな風になるんだろう。



「どうなるんだろ、俺達」


「マサキは…… 変わらなくて、いいからね?」


「へ、あっ、また…… ってか、俺は変わらなくて良いってどゆ事?」


「そのままの意味だよ」


「えとっ、ごめん、良く分からない……」



 俺は頭が悪いし、何の経験もないけど。


 男なのだから、俺がちゃんと紗愛を守ってあげなきゃ。



「普段のマサキ、そうやって責任感が先走ってるでしょ。私は知ってるよ? すっごく、頑張り屋さんな事も……」


「紗愛……」


「だからね。段々でいいの。直ぐに強くなろうとかしなくていいの。マサキなりのペースで、進んでくれたら」



 肩肘張った緊張感を予想していた俺に、そんな言葉をかけてくれる紗愛…… 彼女が更に愛おしい。

 両親も、近所付き合いも、色々変わってしまう。


 それは、仕方ないんだ。


 だけど、それは仕方ないのだから無理をする必要もない。



「力を抜いて。今までの他人が家族になるって事は、味方が増えるって事なのよ。自分でする事もちょっとは増えるけど、出来る事のが増えるんだから」



 紗愛が、幼馴染みが、昔からの俺を知っている彼女が示してくれた未来は、分かりやすくて隣に居てくれる感じが心強かった。


 俺、紗愛から見たらチョロいのかも。



「でも、それでいいな……」


「ん……?」


「何でもないよ。紗愛、ありがとう」


「うん…… これからも、よろしくね」



 二人の未来なんて、何も分からないけど。


 コタツの隣に並んだ彼女が聡明で。

 俺の事を良く知っている事を知っているから。

 だから、今まで通り、だ。


 俺は、出来る事を出来るだけやる。


 二人の関係が幼馴染みから、恋人…… 許嫁と変わったのは、外側の話だ。



「これからは、このまま密着ちかくで歩いて行こう。二人で」





お題をガチャりました。

『優等生』『コタツ』『内緒話』

これから連想したら、こうなりました。

心に残る何かがありましたら幸いです。


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