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運命の風は吹く

「運命」というものは大切

それを教えてくれたのは「命」

二つは繋がっている。


運命は何故、「運ぶ命」と書くのだろうか。


そんな事を考えるようになったのもあの日、あの時があったから。

人は運命という言葉がとても好きだ。

運命をとてもいい方向の奇跡と捉えるからだ。人の頭の中は想像以上に単純で運命の意味を誤って捉えていると今ならわかる。

俺の運命の日。 人生を豹変させたあの日は思わず空を見上げてしまう程の風が吹く日だった。


空を見る。

日差しは雲影から少しだけ漏れていて、辺り一面を輝かせている。

地面を見る。

鮮やかな花は草原に散々と広がっていて、光を浴びて輝いている。

風が吹く。吹いた先には知らない女の人が立っている。彼女の周りは特に花が咲いていてじっとそこを見つめてしまう。

風は下から上に。花びらを巻き込んでその場を華やかに。花びらたちは彼女に生み出されたかのように、いや生み出されたのを喜ぶように花びらたちは宙を舞う。

彼女は遠くを見つめている。顔を確認することが出来ない。しかし、麦わら帽子に白いワンピース、風で棚引く黒いロングヘアーには不思議と魅力を感じてしまう。

俺は声を掛けようとする。何を聞くのか、何について話すのか、そのような事も考えずに。けど今じゃないといけないと思う、理由はない。自分でも分からなかった。

「あの、、、!!」

それと同時に風は勢いを増す。花びらは形を花吹雪に変えて、彼女の姿を隠してしまう。すると周りは暗くなって聞き覚えのある声が頭の中に響いてくる。

「か、、、る」

それは次第にはっきりとする。

「か、、ける」

「かける!!!」

俺は目が覚める。へそを出し、枕を何故か足で挟みベットの上で仰向けになっていた。母の声が聴こえて来る。目覚ましは鳴らずに時間が止まっていた。

「遅刻するわよー」

頭をかき、一度起こした身体を再び倒し、目をつぶりながら、あの言葉を口にしてしまう。

「夢かぁーーー」

高校生の作品なのでそこを配慮してお読みください。頑張ります


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