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<3話> 「聖女と邪神と」 =Hパート=
「お姉さま。ふふっ。お姉さまぁ」
甘い声が聴こえた。
唇に触れるものがある。
ねっとりとした温かい液体が口の中に入ってきた。
驚き、目を開けるとイリーナの顔が目の前にあった。
私はイリーナに唇を奪われてしまった様だ……。
耳元で囁くイリーナ。
「お姉さま、わたくしの純潔を奪って聖女の運命から救って下さいな」
イリーナは邪神の影響によってであろうか、自我を失っている様子だ。
……。
……。
「お姉さま、お姉さま」
イリーナの声で、目を覚ました。
(あれ? あれれ? 夢??)
Iパートへ つづく
Hパートの【R18版】を“ノクターンノベルズ”にて掲載致しました。
また、上記サイトの特性をご理解の上で、お読みください。




