決着！セイントドラゴンVSマジカルリリー
ショップの奥の倉庫・・・
「さぁ特訓の成果、見せてやるぜ！」
「そんな一日で強くなれたら苦労しないでしょ。さ、はじめるわよ」
「「Ready!? GO-ROUND！」」
「先手必勝！いけ！セイントドラゴン！ドラゴンクロー！」
「ぐお！ぐぉぉぉ！」
「全然遅い！そんなのにマジカルリリーが捕まるわけないでしょ！」
「ハッッ！」
「リリー！パラライズミスト！」
「ん？なんだ？」
「しびれ粉よ。これでセイントドラゴンは思うように動けないわ！」
「跳ね返したり、マヒさせたり卑怯な技ばっかだな！」
「う、うるさいわね！勝利の世界は非情なの！リリー！百花繚乱！」
「そのまま“剣の舞”！」
「？！」
「剣の舞は百花繚乱でばらまいた花びらがすべて剣になって相手を切りつける技よ」
「卑怯なうえに物騒な技まで」
「バトルに集中しなさい!今日は勝つんじゃなかったの？！」
「もちろん勝つよ。今だ！シャイニングフォース！」
「危ない！剣の舞キャンセル！カウンターにもどして！」
ピキィィン
ドーン
大爆発で煙まみれで周りが見えない・・・
「ぐぉぉぉ」
「また昨日と同じね。シャイニングフォースの威力は絶大。それはお兄ちゃんと闘ってたからよく知ってるわ」
「私の勝ちね！」
マジカルリリーが百花繚乱を解除したその時！！
「この瞬間を待ってたんだ！！！」
「え？！」
「いまだ！もう一発シャイニングフォース！！！」
「え？！まだダウンしてない！？」
「だめ、間に合わない！」
ドーン・・・パァァ
「油断したわ。まさかシャイニングフォースをもろに食らってダウンしていないなんて。」
「これが特訓の成果だ！」
「はぁ？！特訓って、まさか、、、」
「ああ、一晩中シャイニングフォースを自分めがけて打たせ続けた」
「完全に拷問じゃない・・・。」
「おかげで防御力がかなり上がったぞ！な！」
「ぐお」
「いったい何なのよ・・・。」
パチパチパチパチ
「いやぁ面白いものを見させてもらったよ」
「ん？店長？」
「二人とも、地区予選大会にでてみたらどうだ？」
「え？でもこの前中止になったのがこの地区の予選だったはずじゃ・・」
「中止にはなってないぞ。仕切り直しで来週の日曜日に埼玉スタジアムで行われる。」
「そうなんだ。でも出場権利がないとでられないはずよ？」
「ショップの推薦枠というものがあってな。ちょうど１チーム分空いてるんだけどなー」
「カイがどうしてもっていうなら・・」
「でたい！絶対！」
「即答ね・・・」
「よし決まりだ！エントリーはこちらでやっておく。がんばれよ！」
「なんかとんとん拍子で話進んじゃったけどよかったのかしら？」
「ありがとう！がんばろうな！マリ！おれらなら優勝できるぜ！」
「はぁ。まぁそうね！がんばりましょ！」
近くのビルの屋上・・・
「・・・・。あいつも地区予選に出るのか・・。」
「ふふふ、楽しみだぜ。」
つづく・・
