表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
時魔な彼の魔剣錬金譚  作者: 魔剣大好き
3/8

止まった島と青年の旅立ち

「あーー、寝すぎた…めっちゃ体怠い…」

青年は起きる→寝るのループを繰り返し、何度寝かわからない眠りからようやく覚めたのだった。

「とりあえず、起きるか…」

青年は、自分の出番をずっと待っていたスリッパをようやく履き、ベットから降りた。


青年は、身支度を整えてから、外に出た。

そこは相変わらず不変不動の景色だった。

青年はその景色を見て無意識に拳を握っていた事に気付き、自嘲気味に笑い、歩き出した。


止まった鳥、止まった水の流れ、止まった風、そして、止まってしまった人たち…

それらを通り抜けて青年は崩れる前は立派な塔だったであろう建物に入った。


中には、いろんな武器や道具が所狭しと並べられ、真ん中には大きな魔法陣があった。

武器や道具には、全て「グレイ・ゼクス」と刻まれていた。それがこの青年の名だった。


グレイは、シンプルなデザインの棚から魔法陣が手の甲の部分と手の平の部分に魔法陣が描かれている手袋と黒、白、紅と様々な色の手の平サイズの塊を取り出しポケットに入れ、手袋を着けた。


「いいかげん、この島の景色を見るのも疲れたな…

そろそろ出るか」

グレイは、そう言いながら、鞄を片手に、真ん中の魔法陣にたち、魔力をこめた。

その時のグレイの右目は元の金色から澄んだ灰色に変わっていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ