第9理論 クラスカードとこれからの
クラスカードとはクラスを記載するだけではなく称号というものが書くかれるところもある。称号には自動で記載されるもの………犯罪歴など、と書き込むことができるものがあり、この王城には貴族に称号を与えるための場所があった。
そこにクラスカードが保管されており僕はそこでクラスカードを受け取ったのだった。
クラスカードは最初、ただの白い紙であったがそれに自分の血を垂らすことで本人登録がされる。そして僕が手にしたクラスカードには次のことが記載されていた。
名前 八幡雪
クラス 再現師
称号 異界の迷い子 造るモノ 魂の科学者
これを見たときの僕のおどろきが分かるだろうか?僕のクラスの力は僕の魂の持つ力と等しいという意味、それは今までの日本人もこの世界の人間も僕と同じように魂の力を使っていたということだ。
もちろんだからといって帰る手段がないと決まったわけではない。例え同じ魂の力を使っていると言っても僕は魂の専門家、彼らの知らない手段も知っていると考えても間違ってはいないだろう。
だから僕は最初に調べるのは過去の異界の迷い子たちの記録にすると決めたところでフィーナと向き合った。
「で、考え事は終わったのか?」
「うん。これからいろいろな資料をもらいたいのだけどその許可は下りるのかな?」
「この国にあるのならば問題はない。だが他国におかれているものは難しいだろうな」
まあ下手をしたら僕を口実として他国の情報を奪う気かと思われるかもしれないからね。
「まずはこの国のものだけでいいよ。それで足りれば良いし、足りなければ僕個人で動いてできるだけ君に迷惑をかけないようにするから」
「個人で動く前に我に相談するのを忘れるなよ。未だ候補とはいえ貴様は我の婚約者。今のうちから共同作業に慣れておいて問題はあるまい」
「………これは共同作業に入るのかな?」
何か違うように思えるのだけど気のせいだろうか?まあきっと木のせいなのだと自分を納得させ、部屋を出る。
しかしあんなに楽しみにしていたクラスが僕を気落ちさせることになるなんて世の中ままならないものだ。
「そうだ雪、ここでの食事の時間なのだがな朝は8時、昼は12時、夜は7時の前後30分だから遅れぬように気を付けてくれ」
「分かったよ。じゃあ今日はそろそろ夕食かな?」
「うむ、貴様が満足できることを願っておこう」
「日本は結構おいしいものが多いからね。アリスト王国がどれほどのものか見せてもらおうかな」
そんな話をしながら僕らは食堂に向かって行ったのだった。
ちなみに料理は絶品だったことをここに記しておく。




