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プロローグ

ゴロウおじいちゃん大奮闘記改訂版です。


描写や細かな場所ちょくちょく変えていきます!


では、駄文ですがよろしくお願いいたしまする!

「はっ...はぁっ」


一人の若い男が長い廊下を走っている。


廊下は石造りだが凹凸がなく滑らかだ、レンガで造られた両側の壁には趣向を凝らされた絵画や壺、燭台等が並べられて持ち主の財力を顕示しているようだ。


そこを走る男は無骨だが、鈍く輝く鉄の鎧を着ている。


長く、そして豪奢な廊下の先、男が走りつくであろう場所にはこれまた豪奢かつ荘厳な鉄の扉があった。廊下をすべてさえぎっているその大きさを考えると門といっても差し支えない。

扉の前には男と違い顔まで鎧に覆われた騎士が両脇に控えており、手には長い槍を持っている。



そして男は鎧をガチャガチャといわせながらその扉の前に辿りつくと、息を整わせて、騎士にむかって言った。


「王へ伝えることがある、通せ」


その男は騎士たちの上司に当たる人物だ。騎士たちは統率のとれた動きで扉にそれぞれてをかけ、廊下側に開いた。



扉が開くと中は大部屋なことがわかった。

廊下以上に贅沢な装飾が施され、床は大理石のような材質でてかてかとしている。


そして広い部屋の1段高くなっている場所には黄金の玉座があり、周りには赤い絨毯がひかれていた。

玉座付近には人影が3つ、玉座の脇に1つ、少し離れて両側に1つずつだ。


男は玉座前まで歩み出ると膝をつき頭を垂れる。


玉座に腰掛ける人物、つまり王への敬礼だ。


玉座に腰掛けた王はふくよかで豪奢な服を着ている。王冠はまばゆいばかりの装飾だ。


「ふむ、宮廷騎士副隊長か、頭をあげよ、用件はなんだ」


王が発言する。

宮廷騎士副隊長という肩書の男は顔をあげた。


「はっ!魔法陣が稼働可能となった模様です!!」


副隊長から出た言葉に王の顔が歓喜に歪んだ。


「なに!それはまことか!」


「はっ!いつでも発動可能となっております!」


と、そこで副隊長の顔が困ったようになる。


「しかし、魔力供給にあたった魔法師は魔力が枯渇しており今は発動できるものがおりません」


「おるではないか、ここに」


王は少し離れて控えている杖を持った人物へ顔を向けて言う。


言われた人物は王へ体をむけ言った。


「僭越ですが、宮廷魔法師たる私がそのような事態の場合に王のそばにいないのは危険です。ほかの魔法師を待つべきかと」


宮廷魔法師なるものは王へ反論するが、王のそばに控えた人物が被せるように言った。


「私にその役目を!お父様!」


「王女よ、王族であるお前がいく必要はない」


どうやら王女らしい人物は食い下がる。


「王族も何も関係ありません!私にもできるのですから、やらしてください!」


食い下がる王女を見てさらりと王は言う。


「ふむ、まあよい、魔法陣を発動させるのはお前だ」


王女が顔を輝かせて言った。


「ありがとうございます!お父様!」


満面のえみを浮かべて王女が副隊長へ近づく。


「案内をたのみます」


王女が頼み出ると男はたちあがり言った。


「ついて着てください」


副隊長と王女は王へ一礼すると扉から出て行き、魔法陣とやらを発動させるために歩きだした。







-----



豪奢で長く続く廊下を再度移動して王女は目的地へと着いた。


王女の目の前には玉座のあった場所には劣るが大きな扉がある。


中央には円形に様々な記号などが彫られていて、その彫刻がいまは淡く輝いていた。


これが所謂魔法陣というやつである。


「これで...この世界は救われるのですね...?」


魔法陣にてをあてながら王女が言った。


背後で控えた副隊長は王女の不安を吹き飛ばすように言う。


「きっと、きっとそうですよ」


自分を励ましてくれた副隊長をみて王女はほほ笑んだあと、凛とした表情で魔法陣へと向き直る。


両手を広げて魔法陣にかざすと、言葉を紡いだ。




「『勇者召喚』」







プロローグからかなり変えました、てか前回はプロローグといっていいものだったのかな、、、?



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