文芸部員の締め切り前
や、やばい。ひじょーうにやばい。
締め切りに間にあわねぇ。なんでこんなにネタが出てこんのだ。
僕は悩んでいた。
小説が書けないのだ。
僕はとある文芸部の一員なのだが気分で小説を書く
だから、途中までは書いてある。が、正直なところ行き詰まっていた。
締め切りは明日の15時まで、
無理だ。つらすぎる。でも、書くしかない。書けないけど、
取り敢えず僕はパソコンの前に座り直した。
もう駄目だ。もう死のう。書けなさすぎる。
僕なんか文芸部に必要ないんだよ。そうだ。そうだよ。文芸部には僕よりいい小説書く人はいっぱいいる。
みんなの小説だけでいいよね?
その方が読者も喜んでくれる。
・・・・・・・もう寝よう。
「おーい、起きろー」
・・・・・・
「起きろってば!!」
・・・・・・
ゴンッ
「いって!!」
痛い。痛い。痛い。
「起きた?」
「あぁ、起きたよ!!起きましたよ!!」
「よかったぁ。」
「よくねぇよ!!なんで殴った。馬鹿!!」
「起きないから。」
「だからって殴んなよなぁ。」
「起きないそっちも悪いでしょ。」
「うるせー」
起きてなかったわけじゃない。無視してたが正しい。多分、彼女も気付いてた。
「小説どう?」
「書けない。だから、諦めた。部長に言っといて。」
「なんで書けないの?」
わかってる筈なのに聞いてくる。
「書けないもんは書けないんだから仕方ないじゃんか。」
「諦めちゃうんだ。まぁ、君、気分屋だしね。」
「そうだよ。小説書く気分じゃないんだよ。」
なんか責められてるみたいだ。苛つく。
「そうだね。仕方ないね。君は気分屋であって、努力家じゃないもんね。」
「それどう言う意味だよ。僕が努力してないみたいな言い方。」
まじ苛つく。なんなんだこいつ。
「だって、まだ一日あるじゃない。」
「一日だけじゃないか!!そんなんじゃ足りないんだよ。」
「わからないじゃん。半分は書けてるんでしょ?」
「半分書けてるからこそ設定変えないように慎重に考えなきゃなんないんだよ!!」
「だったら新しく書けばいいじゃない。前に1時間で仕上げたことあるじゃない。」
「えっ・・・?」
新しく書く?そんなこと考えてなかった。
「それなら書ける可能性あるでしょ?」「う・・・うん・・・」
「なら、頑張って」
なんだろうなんか悔しい。
でも、まあ、言わなきゃな。
「・・・ありがと」
「どういたしまして。」
言ってから彼女は今日初めての笑顔を見せる。
「さて、今日は君に構ってもらえそうもないから帰ろうかな。」
「え?あぁ、そっかごめん。」
てっきり書き終わるまでいてくれると思ってた。
「いいよ。そのかわり、」
ちゅっ
「いい作品期待してるからね。」
くるっと回れ右をして帰っていく彼女。
もう遅いとはわかっていても、額を押さえて赤くなった顔を隠すように俯いた。
そして思った。
彼女には適わないな。と、
そんな事があった次の週
新しく発行された部誌には、締め切りが迫って悩んでいる小説家の話が載っていたとかなんとか。
どうも、波騎です
正直な話、主人公と一緒で締め切りギリギリで書き上げました
なので、ただでさえ低いクオリティが益々低い
という
かなりの駄作でしたねー