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第2話 授業と魔法とR18Gと

遅れてほんんんんっっっとうにすみません。

実は、参考のためにとある無職の転生を読んだのですが、ロスがえぐく立ち直れませんでした。

語りたいのですがネタバレはしたくないので、どうか読んでください。

重ねるようですが遅れてしまい誠にすみませんでした。

夜…ぱちぱちと爆ぜる焚火の音を聞きながら、

私はべオに自己紹介をしていた。


「~~というわけで私はすっごい魔王様なのだ!

おっと、恐れずともよい…なぜならばこの魔王インディゴに弟子入りしようとした

前代未聞の大馬鹿者がお前、べオなのだからな!

安心しろ。褒めているのだ、誇りに思うがいい!ア~ハッハッハッハ!!!」


真っ暗な街道に笑い声が響く。

遠くで馬が驚く声が聞こえた気がした。


「で、べオよ。

お前はまずは何を学びたい?

言え、言え、何でも教えてやる!!」


「だったら…剣術!」


「すまん、無理。」


「う~ん、じゃあ馬術とか。」


「それもできないわ。」


「暗殺術など…。」


「殺したいやつでもいるのか?!」


「じゃあ何ができるんですか?」


「ふっふっふ…やっと聞いたな!

この魔王インディゴ、魔法に関してはだれにも負けはせぬ!

と、いうわけで魔法の授業を始めます。」


「あ、はい」


「まず、魔法は人によって使える数も種類も大きく変わる。

暑苦しい性格の奴は火が得意なことが多いし、

合理的で俯瞰してる奴は風が得意、みたいなかんじだ。

やっぱ性格で変わるんだな。

向き不向きを細かく分析する魔道具もあるが、

当然高い。大体貴族が買い占めてる。」


そういうとインディゴはおもむろにナイフを取り出した。


「指を出せ。」


「ひっ!何ですか?!痛いのは嫌ですよ!」


「大丈夫、大丈夫

ちょっとちくっとするだけだから。

死なないから大丈夫だわ。多分。」


ザグッ!


「げえっ!やってしまったあ!!

すまんべオ、今直すからな!」


ーーー光が頬を照らす。

その時、べオは見惚れていた。

痛みを上回る好奇心によって。

師匠の手に光の粒子が集まっていく。

傷口に手を当て、歌うような口調で呪文を唱える。


「偉大なる南の女神よ。

どうか其の水瓶をもって

生けるもの全てを包み給え。

ヒーリング・ランク1…。」


唱え終わった瞬間、傷口に光が集まっていく。

ぱっくりと開いた傷口もたちまちに塞がっていった。


「ぶへーー!肝が冷えた…。」


手で汗を拭いながら、インディゴはぺたりと尻餅をついた。


「四神式も何百年振りか…。

やっぱだめだわ、治癒系は専門外だ…。」


べオは血の跡すらない指をまじまじと眺めた。


「本当ですか?到底そうは思えません。

あれが…魔法なんですか?」


「うん。まあ多分時代に追いつけてないから

マネしないほうがいいよ。…べオ、左。」


「え?」


振り向いた瞬間、矢が頬を掠る。


周囲の山から大量のかがり火が押し寄せてきた。


「けひゃひゃひゃひゃ!どうも感がよろしいようでぇ。…」


大刀を構えた長身細身の男がゆっくりと歩いてくる。


「ごめんべオ…。私の声がでかすぎたみたいだ…。」


「自覚があるなら結構…、まあ神様も許してくれるでしょう!」


にたあと口角を上げ、男は言った。


「選べ。部位ごとにバラシて売られるか、奴隷か。

けひゃひゃ…この人斬りヒュー・ジャックトーンは優しいからさ、

何と30秒も、あげちゃいます!」


「……断るって手は?」

何とか声を絞り出す。

師匠はまだ尻餅をついている。

腰が抜けたのか?


「断るぅ?…そうかよ。」


ジャックは眼にみえぬ速度で大刀を鞘走(さやばし)った。

パチンと音が鳴った後には、べオの後ろの木が真っ二つに斬られ、轟音を立てて地面に落ちた。


「つ、強すぎる…。」


べオの精神は恐怖と焦りに支配されて行く。

まずい、このままだと…

逃げなきゃ、逃げなきゃ、逃げなきゃ、逃げなきゃ…


「あ、そうだ!」


不釣り合いな、明るい声が場に響く。

声の主はインディゴだった。


「ーーーどうしたんですか、師匠…?」


…まさか。嫌な予感に駆られながら、べオは恐る恐る聞いた。


一触即発のこの空気をインディゴが察知することを願って。

だが。それは叶わなかった。


「授業を再開するぞ!」


その声を皮切りに盗賊たちは剣を構え始めた。


「なんだ嬢ちゃん、ふざけてんのか?」


ジャックも大剣を構える。


そんなことに気付いてないかのように

インディゴは語り始めた。


「まず、魔法には基礎の4種類があってな

ほとんどの魔法はこの四種類の応用なんだ。

その1つが炎で例えば…


「なめてんのか、ガキャア!!」


盗賊の1人が躍りかかる。


「師匠、危ない!!」


べオが叫ぶ。

インディゴは小さな手のひらを盗賊に向けた。


ゴオオオオオオオ!


巨大な火の柱が盗賊を焼き尽くす。

灰だけが、地面に落ちた。


「…そう、こんな風に使える。」


「何だ!?あいつ仲間を殺しやがったぞ!

囲め!囲んで殺せ!」


そう叫ぶと盗賊たちは数十人でインディゴを囲った。


「だが、そのまま放出するだけでは燃費が悪い。

その工夫として水の魔法だったら…


インディゴは人差し指を横に向け、

くるりと一周した。


パアン!


そんな音を立て、囲んでいた盗賊たちの首が空を舞う。

バタバタと音を立て、多くの体が地面に倒れる。

上から落ちた首が地面にぶつかって

ひしゃげながらゴロゴロと転がった。


「一気に圧縮して使う。

ここまで一気に行ったが大丈夫か?」


「は、はい…」


べオは美しいと感じていた。

ここまで鮮やかに人を殺すのを見たからだ。

べオの知る殺しといえば、ナイフを使い

石を使い、最後は指で穿り合う。

醜いものしかなかった。


「な、何なんだあいつは!?」


盗賊が群れる中を、インディゴは歩き進む。

ジャックの前で立ち止まったインディゴはこう言い放った。


「次はお前だ、かかってこい 下郎。」


べオはその姿に魅了されていた。





































書く気が断続的でつらい。

まだ2話なのに。

とりあえず完結を目指します。

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