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備忘録としてあげておく私流お話の作り方

 私なりの物語の作り方をここに記しておきます。


 ●事件の構造から作るやり方

「発端」「目的」「真相」の三つの要素から成るやり方です。


「発端」は主人公が事件に関わるきっかけです。

 だいたいは知り合いが何かの被害に遭ったとか失踪したとか、街が破壊されたとかです。

 遺言書や招待状といった手紙がとどくのもアリです。


「目的」はこの話は主人公が何をする話なのか、ということです。メインテーマですね。

 たとえば「怪物退治」とか「決闘」とか「宝探し」とか「人捜し」とかです。

 主人公がすべきクエストを設定してください。


「真相」は「発端」や「目的」の真実、事情です。

 何か隠された事情があった!犯人の動機とか(ギミック)の真相はこれだ!とかです。


「第三者の陰謀でその目的は被害者の失脚だった。理由は政治闘争で邪魔だったから」

「異世界から召喚された怪物が助けを求めた結果だった」

「偶発的に神を起こしてしまい、そいつが欲望のままに暴れた結果」


 とかですね。

 さらに詳しく偶発的に起こった理由はこのアイテムのせい!とか。

 この「真相」は中盤くらいで主人公に明かされ、解決や逆転の糸口になるわけです。


 つまり「発端」が切っ掛けで主人公は事件に関わり「目的」を行い「真相」を知って問題を解決した。という風に組み立てれば物語ができます。


 ……とここまで書きましたが、こういうのは実はTRPGのシナリオグラムとかシナリオ表とよばれるもので大量にネタがあります。詳しくはご検索ください。お高いですが、それなりに買う価値はあるでしょう。

 この方法はギミックなどにとにかく沢山の持ちネタが必要となるので。

 ファンタジーなら「クトゥルフ神話TRPG サプリメント クトゥルフ2015」がおすすめです。


 ●終わり(クライマックスシーン)から考えるやり方

 クライマックスの盛り上がるシーンをまず思い浮かべる方に有効です。

 クライマックスがすでにあるなら、「じゃあ事件(クライマックス)はどう終わればハッピーエンドと言えるのか?」と考えればいいのです。

 次に「何があってこの事件が起こったのか?」という発端や背景を考えます。

 さあこれで事件の発端→クライマックス→結末ができましたね?

 あとはキャラクターの紹介したい点を箇条書きして合間合間にそれを紹介するエピソードをぶち込めばなんとか出来ると思います。

 発端からクライマックスの間の中盤が極めて難しいですが、どうしても思いつかないからそこはもういっそ省いちゃってもいいかもしれません。書き上がらないよりはマシです。

「まあ……いろいろあって」とか三行か五行くらいでざっくり箇条書きみたいにしてさくっと説明しちゃいましょう!


 ●タイトルから逆算するやり方

 まずインパクトあるパワーワードを単語でも文章でもいいので思いつく限りメモ帳とかに書き出してください。

 それらを組み合わせてもっともインパクトがあるな……バズりそうだな……と思う題名を考えてください。

 キャラの属性を並べ立ててもいいですし、事件の属性を並べてもいいです。

 キャラの属性だと拙作から言うなら「ゴスロリサイボーグおじさん」とかですね。

 事件の属性だと「武装かなまら祭りINホワイティ梅田」とかです。

 他には「誰が」「何をするのか」という組み合わせもアリです。

「キノの旅」とか「涼宮ハルヒの憂鬱」など「(主人公名)の(なにをするのか)」という形式は基本的に無難です。

「〇〇VS××」とかも解りやすいですね。

 ジャンルそのものを名前にしっちゃうのもアリです。

「なんとかかんとか猛レース」とか「どこそこのガンマン」とか「だれそれの復讐譚」とか。これなら内容が一目でわかります。

 パワーワードがいい感じなら、もうそれを題名にしちゃうのもありです。

 あとは何があってそんな状況になった!?とかそのパワーワード感あふれる名前の存在(キャラ)は何だ?どういう奴なんだ?とか、そのパワーワードある存在がいるなら何をするだろう?とかから妄想を膨らませていきます。

 事件の発端かクライマックスが思い浮かべばしめたものです。

 その事件がどう終われば望ましいのかエンディングを作り……あとは上に書いた方法ができます。


 ●キャラから考えるやり方


 1.キャラを作る

 ある程度先ほどの繰り返しになりますが、まず「こんなキャラはかっこいい!」と言うところから始めます。

 かっこいい要素を書き出してください。

 ではそれにパワーワードから何かぶち込みましょう。

 よくある「キャラには欠点を作れ」です。

 欠点が生々しさを出し、あるいはその欠点を解決することを物語の軸にもできます。

 これは好みにもよりますが、私はできるだけ生々しさを出したいのでだいたいは致命的な変態性癖をぶち込みます。悪役の場合には致命的な犯罪歴を入れます。

 下世話な方がよりいいです。生々しくなるので。モラルや恥じらいは捨てましょう。

 たとえば……「ただしロリコンである」とか「ただしドMである」とかですね。

 拙作でいえば「ゴスロリサイボーグガンマン」という要素に「ただし中身はおじさんである」と足す感じです。


 2.舞台を作る

 ではそいつがどんな舞台でどんな奴ら(キャラ)に囲まれていれば、あるいはどんな状況ならもっとも輝くか?と言うところを考えます。

 例にすればこうなります。

 ガンマンなら銃撃戦の中がもっとも輝くな、じゃあ銃撃戦をしたらかっこいい場所は?

 燃え落ちる教会だな!じゃあなんで燃え落ちた?敵が火炎瓶もってたからだ!

 ……と妄想を広げていきます。役立つのでメモしましょう。


 3.対立する状況とキャラを作る

 世界観がすでにあるなら、あとはそいつと対立するキャラを作ればいいだけです。

 主人公と逆の属性を持つキャラを考えましょう。

 思想的に逆にするなら「女装子の逆は?」と考えると「ホモ嫌い」だな……となるわけです。

 立場的に逆なら「騎士の逆は?」「卑怯上等で貧民の盗賊だな」とか。

 戦闘スタイルはあえて同じにしてもいいですし、部分的に同じだけどなんか違う、とかあるいは全く逆の属性というのもありです。

 全く同じなら同じ武器を持たせて同じ戦闘スタイルにすればいいだけです。

 部分的に違うなら同じ武器だけどこだわりが微妙に違う!という感じです。

 たとえば「同じガンマンだけど方や最新鋭でゴテゴテした奴が好きVS古いけどシンプルな奴が好き」とかですね。

 全く逆の場合は「剣の逆は銃!」とか「炎使いの逆は氷使い!」とかです。

 これらの属性はすべて逆にすると統一感が出て楽です。

 部分的に逆にすると違う立場や心情でありながらも、どこか解るところはある、と情緒感を出せます。


 3.仕上げ

 主人公と敵が決まればあとはなぜそいつらが出会うのか、なぜ戦うことになったのか、を考えればいいです。だいたいは依頼されたとか知り合いが被害に遭ったとか偶然出くわして会話したらこいつは正反対だ!不倶戴天の敵だ!とかでいいです。

 これで発端ができましたね。

 では、勝たせたい方を決め、どんな勝ち方ならいいかも決めましょう。

 はい、これでエンディングができます。

 次にさきほど作った「舞台」と「もっとも盛り上がる状況」で決戦させましょう。

 これでクライマックスまでできました。あとは終わりから作るやり方と同じです。


 おわりに

 他にも作り方は沢山あります。ですが、今私が実践してるのはこのくらいです。

 読者の皆様も「私はこんなのしてるよ!」とかよろしければお寄せください。



 参考になりそうな書籍

「SAVE THE CATの法則 本当に売れる脚本術」ブレイク・スナイダー

「物語の法則 強い物語とキャラを作れるハリウッド式創作術 」クリストファー・ボグラー

「クトゥルフ神話TRPG サプリメント クトゥルフ2015」ログインテーブルトークRPGシリーズ

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