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一般の反応

9話でーーす!!



「はあぁぁぁぁあぁぁ?!?!」


画面の先では理不尽な判定で私の操作しているキャラクターが相手モンスターにしばかれ殺されている。

だが!拠点に戻ってもまだ戦えるのなら対象モンスターに挑むまでだぁあ!


スタート地点からマップへと移動を開始した。

そして20秒ほどでまた対象モンスターの元へと追い付く。


よし!

攻撃──────


バシッ


ダメージを受けて吹っ飛ばされた。

見た目からどう見ても当たっていない。


「おい!どう考えても当たって……おい!邪魔をするなクソ虫ィィィいィイィイ!!」


今度は転がって来た虫に追突され体勢を崩す


コテッ

バシッ


体勢を崩した状態の時にたまたま対象モンスターの攻撃が当たり気絶してしまった。


「待て!!まだ今のは無しだろ!!!クソ虫のせいで……何でゆっくり歩いてくるんだクソがァァァァァ!!!!』


バゴォォオォォオン!!


画面ではモンスターが必殺技と言える技を放った。

大音量が流れクエストが失敗する。


「………………」


そっ………と隻腕つまり私専用にカスタマイズされたコントローラーを机の上に置いた。

更にヘッドホンを外し置く。

自分の心を落ち着ける為に深呼吸をしながら席を立ち別室にて配信の編集をしている知り合いの元へ突撃する。


「吉永ぁぁあぁあぁ!!なんだこのゲームはぁぁぁぁぁぁ!!!!!!当たり判定がゴミ虫過ぎるだろぉおおぉぉぉお!!」


「あっはははははははは!!ひーー!!ごほっごほっ!」


カルフェ・オーリスこと私の絶叫は同フロアの人達のみならず配信を通して見ている何十万の人達へと届いた。





とある学校

教室


「なーー何かツブヤイターでバズってたんだけどこれ見て」


「んーー?」


スマホの画面を横にいる友達、時枝(ときえだ)村正(むらまさ)見せる。


「……これガセネタじゃね?ただシンプルにコスプレして声似せてるだけだろ。

 いや待て何で片手でこのゲーム操作できるんだよ。どうせ動画流して適当に声当てて……は?専用にカスタマイズされたキーボード型のコントローラーで操作してるぅ?!

 偽モンとか関係無しに凄いな?!」


ツブヤイターに載っていた動画の一部を見て感想を言っていた。

配信が開始されてから数分は新米配信者+人気コンテンツという事もあり30人と無名の初配信にしては多かった。

だが次第に片手操作による超絶技巧、新人とは思えない話術、そして美貌によりネットでバズり人が一気に100倍以上に膨れ上がりそこから来た人達により更に増える。


ゲームでやられた時の反応が面白いという理由、最近世間を騒がせている人物と同一人物という確実性は海外の人達も配信に呼び寄せた。


「お、お?お?お?……あーー!やっぱり片手操作の技術が凄くてもフレーム回避は流石にきついかーー」


「凄いだろ?他にもやられて三乙した時の別室で叫ぶシーンとか最高だぜ?

 それに少しずつそのフレーム回避の成功率も上がってるんだ。武器とか構えながら避けるとどう考えても指の数足りないのにな。

 まだ信じきれていない人もいるけど化け物、モンスターの存在の生態などの質問にも正確に説明してて親切」


「偽者だったらだったらで無駄に正確な妄想で凄いと感心するね!小説家でも勧めるよ」


「だな!」


「ねーねータクト何見てるの??」


友達の峯田(みねた)杏狐(きょうこ)が弁当を片手に話しかけて来た。

食べながら話さないで欲しい。

ご飯粒とか飛ぶだろ、飛んだやんけ!!


制服についたご飯粒を取りながらスマホの動画を杏狐に見せる。


「あーーこれ私知ってる!国が発表したモンスターとかを専門に倒す人でしょ!」


「でも異世界から来たとか信じられないわ」


杏狐の後ろから追加で長髪で真面目そうな女子が会話に参加した。


「確かにそうだけど東京のあの惨事を見たら信じるしかないじゃん?しかもそのモンスターの死体も残ってるんだよ?」


「心情的に信じられないって話よ。あそこまで悲劇と証拠が存在していれば嫌でも理解するわ。

 大惨事になるかも知れない存在を簡単に制圧出来る存在もまた危険だと私は思うけどね」


「つまらないコメントしてたいでこの動画見てよー」


「あ、おい!」


杏狐のやつ俺のスマホぶん取りやがった……ま、まぁ返ってくるから別にいいか


「「あ」」


「「どうした」」


「この人なんか難しいクエストだかなんだかクリアしたみたい」


「「はぁ?!アレを片手で?!?!」」


俺と村正はスマホを覗き込むと話題のカルフェ・オーリスは画面に背を向けながら無言でガッツポーズをしていた。

ただガッツポーズを決めただけの動画がしばらく流れる。


「ちょっとタクトそんなに倒せて感動するものなのこの人がやってるゲーム」


「アレ、気になるの(みなと)さん?珍しいね」


「私だって勉強だけじゃなくてゲームくらいするわよ!ただ敷居が高く感じて中々手を出せないだけ!」


「「「ゲームをして来なかった弊害か」」」


「べ、勉強は学生の本分よ!」


顔を赤くしている。

……可愛い


「なら明日ちょうど土曜日だし溱の本格ゲームデビューの為にゲーム買いに行こうよ!」


「俺達部活にも入ってないし土日は基本暇だからな」


「ついでに美味しいご飯でも食べようや。最近その配信してるカルフェ・オーリス人が通ってるかも知れないと噂がある店の予約取れたからな」


「マジで?」


「使えるなヨハン」


「執事扱いすな」


「はぁ……分かったわ明日勉強の予定だったけど変更して貴方達と楽しく遊ぶわ」


「昔ゲーセンのゾンビ撃つゲームで人格変わってたよな」


「それは黒歴史だから掘り返さないで!!!!」


「『ヒャッハーーーー!!』って」


「そこまでじゃないわ!!せいぜい『よっしゃーー!』よ!」


「「「充分人格が変わってる」」」


そうこうしている間にご飯も食べ終わり片付けに入る。


「取り敢えず午後の授業や」







雪少しだけ酷いわねぇ

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