住処の確保
更新3話目
昨日更新するの忘れてました!
だから今日は気合入れてだらだら書いてたら結構書いてた……!
1時間軍用車に揺られた。
そして今私は止まった軍用車の中で時間を持て余している。
何故か?
それは私という存在が急に現れめでぃあ?とかという者に晒されてしまったが故に魔界でも貴族くらいしか使われていなかった電話の対応に手間取っているとの事らしい。
普通は下の者が対応するそうだが余程私の存在はめでぃあにとって衝撃的過ぎたのか国のトップ個人にまで電話をする者が溢れてしまった……と
「魔界はワザと科学の発展を遅らせていたからこういう問題に直面した事がなかった。
この私を1時間も待たせるのは業腹だが原因は私自身……これで怒るのはふふっ、幾らなんでも大人気が無さすぎる」
「遅れて申し訳ありませんカルフェ・オーリスさん」
「気にするな。所で上司との連絡はついたのか?」
「はい。その前に1つ伝えなければいけない事があるのですが……」
「ん?言ってみろ」
「気を悪くしないで聞いて頂きたい。総理と対談するに当たって力……この場合は武力、最低限の装備を身に付けた私以外の自衛隊員2人がボディガードとは別に総理の側に付ける事を許して欲しい……と」
ボディガード?
自衛隊員?
話の流れからして主を守る騎士みたいな者か?
ならば最低でも1人連れるのが魔界での貴族の常識。
舐められない事が何より重視される貴族社会では必要なモノ。
そして何より今のケースの場合魔力という力を持つ私と持たない地球人。
警戒するのは当然だな
これで警戒しないのならば逆に失望した所だ
「構わない。元より騒ぎの元凶はこちらだ」
「ありがとうございます」
そうして装備を完全ではないが解いた隊員が私を軍用車から降りるように言ってくる。
従い降りる
「それではこちらへ」
目の前にある外側が周りの鉄や硝子で出来た建物とは違う建物の中へ入っていく。
流石に初めて見る部屋等が多いから良く分からん。
その前に文字が読めない。
今にして思えば言葉が通じたのは幸運だった。
「はじめましてカルフェ・オーリスさん、私の名前は唐沢兼続。この国の首相をしています」
「私の名はカルフェ・オーリス。お前達にとっての異世界の中にある魔界で貴族をしている。
ちなみに位は公爵だ」
異世界、魔界、貴族、公爵の単語に驚き硬直してしまうが直ぐに正気に戻った。
国のトップというだけあって急な情報に慌てふためく事がないのは好印象だな。
「今回は化け物の出現に駆けつけ自衛隊の窮地を救って下さり誠に感謝しています」
軽く頭を下げた。
「そして武力を行使しても倒せなかった化け物をあっっさりと返り討ちにした貴女は……何故私達を訪ねたのですか?」
やはりそこを聞くか
私がわざわざこの地球に来た理由?
部下の失態だから?
違う
陛下の命令だから?
……大部分がその通りだがやっぱり違う
理由?
それは
「休暇だ」
「「「「…………は?」」」」
「順を追って説明する。
数日前というか2日前まで私は戦争をしていた……が、私が戦争を終わらせる決定打を出した事で終結。私は20年ほど戦争から離れようと決心した所に最悪の報告が入った」
「そ、その報告とは?」
固唾を呑んで私の話の続きを待つ。
「私の数いる部下の中でも取り分け頭のイカれた部下がとある魔法実験の最中に失敗、そして失敗による余波でその部下と実験施設の半径数十キロにいたモンスターが全てではない故恐らくランダムで消えた。
陛下はその私の部下の回収とモンスターの始末。ついでに戦争を終わらせた事に対しての小さな褒美も兼ねてこの地球に休暇に行けと命じられたと言うわけだ」
「………………」
首相はひたすら眉間をマッサージしている。
国のトップとはいえ急な対応にも優れていると言っても許容をオーバーしてしまえばどう言えばいいか分からないと言った様相だった。
「もっと短く言うと『部下の尻拭いと休暇の為この地球に来たからよろしく頼む』という事だ」
「簡潔過ぎる。はぁ……」
項垂れるように大きく息を吐いた。
「流石に私の部下の失態をこのまま流す訳には行かない。だから詫びになるか分からんが取り敢えずこれを受け取ってくれ」
《異空間倉庫》を出現させると部屋にいた全ての人から驚きの声が漏れた。
手を入れ袋を掴む。
取り出し目の前の机の上へやや雑に置く。
その際に鳴った音に首相のみならず護衛として立っていた人達が怪訝な表情になる。
しかし袋の中身を見た瞬間怪訝な表情は驚愕に変わる。
「こ、これは?!」
「地球人は何を欲するか分からない。だが宝石類はどんな種族、国柄であろうと目を惹くものだ。だから地球人にもウケが良いと思ったのだが違うのか?」
「い、いや貴女の言う通り宝石類はその魅力を知る者にとって非常に魅力的過ぎる代物だよ。
しかしいざこの量を目の前にすると怖気付くものだ……」
「まだある」
次々と袋を取り出す。
一袋
二袋
三袋
一個取り出す事に首相、護衛達は驚きからドン引きへと変わる。
最終的に1mほどの袋の数が20を超えて終わった。
「最後に私自身からの些細な願いの対価としてこれを」
私は中指に付けていた指輪を外し首相の目の前に置く。
「これは?」
「陛下からは仕事ついでの休暇と言われた。この袋の中身は部下の失態の詫び、更には私の事を広く知らせてモンスターが発見されたら即座に連絡が来る為必要な費用。そしてこの指輪は休暇を貰ったが住む場所がないから用意して欲しいという私の願いの対価」
「何というか……随分」
「見劣りするか?」
「いや!そう言う訳では───」
「見劣りするだろうな。だが安心しろこの宝石類全てを出しても損はないほどの効果が2つ、この指輪に付いている」
「……」
必死に表情を取り繕っているが明らかに興味があるといった様子!
「効果1つ目は【死亡回避】これが目玉効果だ。内容はどんな死亡の仕方であろうと一度だけ復活させる事が出来る。
早い話蘇生だ」
「「「「はぁ?!」」」」
蘇生
これは魔界のあらゆる神具の中でもトップクラスな価値のある魔法。
それが魔法の発達がゼロで科学の発達した世界に出されるとどうなる?
簡単な話だった。
「なっ、蘇生……そ、えぇ?!」
「絞殺、刺殺、溺死、出血死、圧死等取り敢えず死んだら無かった事にするが如く蘇生させる。
ふふふっ、【死亡回避】とは言ってるが一度死んでからの蘇生だから全く回避出来ていないな!」
笑えない
これがカルフェ以外部屋にいる全ての人間の心情だった。
「さて2つ目だが1つ目に比べるとどうしても見劣りする。
効果は【無毒】。そのままの意味で毒が一切効かない。この効果が単体で付いた物は比較的あるからか少し金があるならば人間でさえ持っていた。
おかげで毒があろうが無かろうが色々な植物からこ、昆虫まで食べる奴が出る始末でな……」
同僚の中に1人だけいた子爵の位を持っているはずなのに悪食だった野郎の事を思い出して苦い顔になってしまった。
幾ら何でもそこら辺にいる昆虫を手掴みで食べて「うん、栄養満点☆!」という奴は頭がイカれていると思う。
絶対賛同者がいるはずだっっ……!!
「くっ」
気持ちが悪い光景を振り払うように数度首を振った。
「と、取り敢えずこの効果の物があればそれなりに良い住処が欲し─────」
「是非とも任せてくれ!!!!加藤君!!!!!!」
「はい」
気付いていたが余りにも存在感のない秘書が首相の隣に立つ
「何でしょうか」
「都内で1番良いマンションの最上階の部屋をフロア毎抑えろ!!カルフェ・オーリスさんが使う以外の部屋も怪しまれない為にお前達なら名義を使わせて貰うぞ!」
「私そこまでのお金ありませんよ」
「出s「分かりました」」
食い気味の返答
そして私は見逃さなかった。
秘書が小さくガッツポーズをしていた事を
「1時間だけお時間を貰ってもいいでしょうか?メディアに貴女の存在を公表する為の準備と住む場所の手配をします。
そしてメディアに公表する時は同伴して一言か二言話して頂けないでしょうか?その方がより認知の広がりが早いですから」
「分かった。ではここで待ってる」
「加藤君カルフェ・オーリスさんをここに1人で待たせるのは行けない三好君をここに呼んで来て暇をさせないように相手をさせて!
もはや国賓と言っても過言ではない」
「分かりました」
何やら色々と慌ただしくなったが
取り敢えず
「住処は確保」
ここまで読んで下さりありがとうございます!
明日も頑張ってだらだら書きます!




