表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/10

部下のやらかし

えーーと鐘成です。

前作はちょっとしたスランプになっているのでその気分転換&ネット小説大賞10の為に書きました。

後言う事は沈沈付いてないので女性の気持ちになるのって大変っすね


息を思い切り吐き私は空を見上げた。

星が瞬き輝いている。


「……ここまでじっくりと見たのは何十年ぶりだ?

ふっ、久々だからか思い出せんな」


流石に疲弊しているとはいえ自身の記憶の蓋が重くなっている事に苦笑してしまった。


そして周りを見渡す。


「ここ数十年でモンスターの氾濫が数十回に国内の思い上がった馬鹿貴族の反乱!休みが無さすぎて骨が折れたかと思ったな」


ちょっとした悪魔ジョークを呟いていると遠くから私の部下が飛んで来ているのが見えた。


目の前に降りるとそのまま跪く


「公爵様のご活躍により裏切り者が起こした戦争は終結となりました。

 これにより後は敗走している者の追撃に移り、次の反乱の根を摘む作業だけとなります」


「少し汚れた」


私かまそう言うと部下は胸ポケットからハンカチを取り出した。

受け取ったハンカチで顔や手に付着したモンスターや反乱を起こした悪魔貴族の血を拭っていく。


「マグナック」


「はっ」


「流石に疲れたからな、最低でも20年は休暇を貰うぞ……いや、最低でも20年は絶対に休むからな!陛下には余程の事がない限り仕事はしないと伝えておけ!!」


「え、えぇ……?(口悪くなってる)」


貴族としても女性としてもあまりよろしくない口調になってしまうのは致し方ないだろう。

何故かって?

ここ50年は戦争とモンスターの氾濫の対処で1日も休んでいなかったからだ!!


「公爵様〜〜〜!!」


遠くから部下の声が聞こえてくる。

本来なら品に欠ける行為だが今の私は笑って許せる。

何故なら休めるからな!!


足取り軽く

スキップをする勢いで歩き始めると部下が横にならび耳を疑う言葉を、単語を言った。


「王令です」


瞬間私の膝は本気の戦闘以外ではここ200年の悪魔生で初めて崩れ落ちた。


「おおお、王王、王れ、王令だと?」


思わず言葉が震える。


「陛下は……なんと言っている?」


「ごほん、では伝えさえていただきます」


部下は懐から妙に豪華な飾りの付いた巻物を取り出すと広げて話しだした。


「要約致しますと

 『戦争を終わらせてくれてありがとう、幾ら感謝しても足りない。

 所で話は変わるがカルフェ・オーリス、貴様の部下の中で最も優秀且つ狂った部下が実験を失敗し集団転移装置が半径数十キロ以内にいたモンスターと共に消えた。

 幸いこの世界の次元とは違う星に向かった事だけは分かっている。ここまで言ったら私が何を言いたいか君なら分かるだろう?部下の不始末は上司の不始末。

 回収頼んだゾ♡』………です」


「私の、約束された20年の休暇が、あ……」


私が200年生きた人生の中で1番ショックだった出来事は何かと問われれば間違いなくトップオブトップで今この瞬間だと答える事は間違いない。


「『最後にその星の名前は地球、どうやら娯楽に富んだ世界らしいからな。仕事ついでに現地で休暇でも取ってくるがいi「やっったあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」」


部下2人の前だという事も忘れ私は勝利の雄叫びを上げた。


「あぁ神よ……悪魔だが何故か貴様らに感謝をしたくなった。気まぐれに手を合わせるくらいはしよう」


「公爵は陛下は明日中に行けと」


「ファッ◯◯◯◯◯◯◯」







《集団転移装置》を回収するに当たって必要となりそうな道具を全て《異空間倉庫》に入れた事を確認すると閉じた。


「公爵様本当に宝石や魔石等の類いが必要なのでしょうか?」


「いいか?娯楽に富んでいるという事は文明が発達しているという事だ。つまり金や美術品は貴重且つ取引の手段に使える、別に奪える力があるから奪ってもいいんだが……規律に厳しい母上がな?怒るんだ。しかも隠れてやっても必ずバレる。

 戦争も私が行くより母上が出た方が数段早く終わったと思うぞ」


過去に母上に文字通り死ぬほど怒られた事を思い出し身震いする。

忘れるように何度か頭を振って陛下からの言葉と共に送付されていた『地球』への座標が刻まれている《個人次元転移装置》を起動させた。


個人運用なら次元の壁程度は突破出来るが集団での実用化はまだされていない。

今回の部下の失敗はこの技術を確立させようとした結果。


「戦争が終わってすぐ休む間も無く部下の尻拭い……か」


「まぁ、やってしまったものは仕方がありません。私含めて見つけたら良く叱っておきます」


「助かる。こちらで見つけたら3年間貴様の食事は道端の草だと伝えておけ」


「はっ!!!!」


部下がやや嬉しそうにしている。

よっぽと鬱憤が溜まっていたのか……。


「それでは私は部下の尻拭いついでに休暇を楽しんでくる」


「お気を付けて」


頭を下げた部下を見ると私は《個人次元転移装置》によって出来たゲートを潜った。







ゲートを潜った先は当然見慣れない街並み。


「鉄の建物に鉄で出来た馬を必要とせず高速で移動する荷車、見慣れない人間達の服装に手に持っている食べ物と思しき物体とその匂い……そして」


遠く爆発が起こる。


『魔力』で目をほんの少しだけ強化して視線を爆発が起きた方向へと向ける。


「あれは……拳に爆発魔法を纏わせて殴る事を好む《ミノタウロス》の変異種?予想以上にふざけた尻拭いをさせるようだな私の部下は!!」


休暇が少なくなりそうな予感がして腹がたった私は魔力を目から足に回して鉄の建物から《ミノタウロス : 変異種》の元へ()()した。







ここまで読んで下さりありがとうございます!!

毎日更新は出来るか分かりませんが

出来る限り頑張っていきます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ