【漫才】球技ナンバーワン
二人「どうもー!(コンビ名)です、よろしくお願いします」
ボケ「いやー突然なんですけど球技ってあるじゃないですか?」
ツッコミ「うんあるけどそれがどうした?」
ボケ「そろそろ球技のナンバーワンを決める頃だと思いまして」
ツッコミ「どんな頃だよ?まぁいいや。俺も気になるから一緒に球技の一番を決めようじゃないの」
ボケ「ありがとうございます!早速なんですけど、やっぱり球技界のナンバーワンはサッカーで決まりだと思うんです。競技人口世界一位でワールドカップもいつも盛り上がる最強のスポーツ。まさに一番にふさわしいと思うんですよ!」
ツッコミ「お前甘いな。サッカーは一番じゃねーよ!」
ボケ「なんでですか?」
ツッコミ「反則行為の判定が曖昧すぎるんだよ!いいか、サッカーにはいい加減な審判と演技派の選手達しかいないんだよ!ファールだったかどうかのやりとりなんてスポーツじゃなくてコントを見せられた気分になるし、シュートを決めた後の選手達は変な団体芸を披露する芸人になるんだぞ?!」
ボケ「いや、あれは嬉しくて踊ってるんじゃ…」
ツッコミ「うるさい!とにかくサッカーは一番じゃねーよ!次!」
ボケ「えーじゃあやっぱり野球ですかね?甲子園の熱さはさることながらプロ野球やメジャーリーグの試合なんかはもう手に汗握る迫力ですよね!イチロー選手も憧れるし、そうですね。野球が一番の球技ですかね?」
ツッコミ「お前は甘いな!野球が一番なわけないだろ?」
ボケ「なんでですか?」
ツッコミ「あんな鉄の棒振り回してるスポーツが一番なわけねーだろ!いいか、野球にはな、デッドボールを顔面にぶつけようとするイかれたピッチャーとそれを顔面に跳ね返そうとするバッターしかいねーんだよ!」
ボケ「ボクシングの試合みたいですね」
ツッコミ「そうだ。そんな危ない球技を一番には出来ねーよ」
ボケ「確かにそうですね。じゃあ卓球なんかはどうですか?あれなら危なくないし、審判のジャッジに困ることもないと思いますよ?やっぱり卓球が一番じゃないですか?」
ツッコミ「お前は素人か?卓球が一番なはずねーだろ!」
ボケ「なんでですか?」
ツッコミ「おまえ卓球なんてピンでポンだぞ?ピン!でサーブ入れてポンって返してパーンでスマッシュ打って終わるスポーツだぞ?そんなもんが一番なわけねーだろ!ピンポンパンって名前に変えて出直してこい!」
ボケ「なんかオペラのトゥーランドットに出てくる三人みたいですね」
ツッコミ「うるせー!とにかく卓球はダメだ!次」
ボケ「えー、そうだな。あ、分かった。バレーボール。バレーボールにしましょう!室内でも野外でも出来るし比較的初心者にもやりやすいし、昔活躍した東洋の魔女もカッコいいですもんね」
ツッコミ「おまえは学習しないな。バレーボールは一番じゃねーよ」
ボケ「なんでですか?」
ツッコミ「ネットを張る支柱が重すぎんだよ!いいか、あれほどコートの準備に時間かかる球技なんてないからな!大体なんだしアンテナって?バドミントンや卓球を見習ったらどう?」
ボケ「もー。じゃあバスケはどうですか?コート準備に時間はかかりませんし、バスケの漫画は名作が多いイメージがありますし。ナンバーワンはバスケにしましょう!」
ツッコミ「おまえは分かってねーよ。バスケが一番は荷が重いよ」
ボケ「なんでですか?」
ツッコミ「プロバスケ選手にチビが一人もいないからだよ!いいか、一番の球技たるもの素人にも手が出せないと意味ないんだよ。バスケは俺みたいなチビにはハードルが高いんだよ」
ボケ「そんな目から玉のような汗を流さないでください。球技だけに」
ツッコミ「泣いてるんだよ、ちくしょー。上手いこと言ったつもりかよ、ばかやろう!おまえ球技のナンバーワンを決める気ないだろ?」
ボケ「ありますよ。じゃああいつをナンバーワンにしましょう!ボールを当てて倒すあの球技に」
ツッコミ「ドッヂボールか?」
ボケ「いや、ボウリングです」
ツッコミ「絶対ちげーだろ!もういいよ」
二人「どうも、ありがとうございました!」