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朝銀、破綻の謎  作者: やまのしか
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カーター訪朝と金日成死去

なかなか朝銀破綻まで話が進まないが、もう少し第一次朝鮮危機の頃の話を続けたい。


まず、年表で整理してみた。


1993,3,6,金丸信逮捕

1993,3,12,北朝鮮NPT脱退声明

1993,5,29,北朝鮮ノドン発射実験

1993,6,11,米朝共同声明

1993,8,9,細川内閣誕生

1993,12,9,全演植氏死去

1993,12,19,サクラバクシンオー、スプリンターズS優勝

1994,4,22,具次龍氏死去

1994,4,25,細川内閣総辞職

1994,6,13,北朝鮮IAEA脱退を通告

1994,6,15,カーター元大統領訪朝、金日成と面談。

1994,7,8,金日成死去

1994,10,21,米朝枠組み合意成立


これが第一次朝鮮危機の一連の流れである。


ここで、全演植の所有馬の話を、政治と同じ目線で見てみたい。


1993,12,19,血統馬券ファンには見逃せない馬名が出てくる。


「サクラバクシンオー」である。


この馬は希代の短距離馬である、

しかし、何より我々を驚かせたのは、

後年の種牡馬としての頑張りである。


あの社台グループ大種牡馬サンデーサイレンスを向こうに回し、

SS系に席巻された日本の種牡馬ビジネスにおいて、

何故か対等に戦えた驚異の遺伝力であった。


このサクラバクシンオーがスプリンターズSを優勝したとき、

スポーツ新聞競馬欄トップは

「サクラバクシンオー、亡きオーナーに捧げる勝利」であった。


さて、北朝鮮問題に戻る。

小池百合子は後年、細川総理が1994年2月訪米中、

米国より武村正義を切るように命令された、

当時官房長官であった武村氏から北朝鮮へ情報が漏れているというのだ。

細川内閣は連立政権のキーマンであった武村正義を切ることができなかった。

ゆえに細川連立政権は瓦解した。

1994,4,25の事である。


米国は北朝鮮の核開発に、ナーバスになっていた。


北朝鮮の核兵器開発のスピードが、早すぎたのだ。


北朝鮮に莫大な開発費用が渡っていると米国は疑った。


そして、米国は数兆円という金が、朝銀から北朝鮮へ献金されていることに気づいたのだろう。


そして、当然米国は、その資金を断つ事を日本に厳命した。


アメリカは自民党の北朝鮮利権を潰すことを考えた。


そしてそのキーマン金丸をまずは潰した。


次に竹下、小沢を証人喚問にかけた。


そして梶山を使って経世会を分裂させたのだろう。


ちょっとこの辺りは私の貧弱な政治知識ではおぼつかないが、

後々の総連中央ビル競売問題などを調べると、

不思議と三塚博の名前が出てくる。


総連ビルの競売妨害をした政商に満井忠男という在日疑惑のあるフィクサーが出てくるのだが、彼が三塚博の秘書をしていたのだ。


三塚博は清和会である。

ここは重要だ、岸信介、三塚博、安倍晋太郎は清和会、

金丸、小沢、竹下は経世会である。


北朝鮮利権で泥沼の潰し合いをしたのは間違いないだろう。


この満井忠男は後の総連本部ビル競売事件で掘り下げるのだが、

ここでは、三塚博、つまりアメリカは反経世会を使って、

北朝鮮の核開発資金を絶つために、

朝鮮総連に圧力をかけさせた。


しかし、ここでアメリカは経世会の力を見誤った。

小沢は自民党を割って社会党と手を組んだ。

宮沢政権を潰して親北朝鮮の社会党と手を組んだ。

これはまさに北朝鮮利権で結ばれた感すらある。

更に武村正義は連立政権の要として、存在感ががぜん大きくなった。


そして北朝鮮への送金は米国の意向に反し続けられた。

米朝の緊張は更に高まった。

米国は、ついに本性を現した。


それが総連の金庫番、具次龍氏の消去だったのではないか。


朝銀ー総連ー平壌の送金ルート遮断。


アメリカのメッセージは、小沢、細川内閣に強烈に響き、細川護煕は瓦解した。


しかし小沢は諦めずに今度は羽田を立てて、自社さ政権を武村正義と作った。


一方、アメリカはカーターを訪朝させた。


そして、金日成が死んだ、あまりに都合いいタイミングだ。


そして事態が終息へ向かった。


カータ訪朝が1994年6月15日

金日成死去が1994年7月8日

これはいったい何の冗談だ。


さくらコマースの全演植氏が1993年12月9日に死去し、

サクラバクシンオーが1993年12月19日にスプリンターズSを優勝する。

これを競馬界ではサイン馬券という。


カーター訪朝1994,6,15、

金日成の死亡1994,7,8、

これも何かのサイン馬券か、

見えざる力を感じる。

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