夫婦でダンジョン経営
初チャレンジです
温かい目で見守ってください( ´ 皿 ` )
「さあ!今日も頑張っていこう!」
私たちは夫婦でダンジョン経営をしている。何故、ダンジョン経営をすることになったのは数日前の事だった。国の国王から、直々に新しく出来たダンジョンを経営するように言われたのだ。ダンジョンは初心者で攻略出来るほど簡単なダンジョンで、主に初心者冒険者のサポートとダンジョンで取れたドロップアイテムをお金に変えてあげるという作業を言いつけられた。主婦である私は冒険者のサポートと夫の手伝いをして、夫はドロップアイテムの鑑定と料理人の仕事をしている。
「おーい!そこの食材とってくれー!」
「あいよー!」
冒険者達は朝早くにダンジョンに潜り、狩りをする。私たちは初心者にアドバイスと料理を提供しているから朝は慌ただしい。お昼になると冒険者の一部が戻ってきてここ、レストランラテーリアでご飯を食べに来る。私の仕事は朝の終わるので、夫のレストランを手伝うのが日課だ。
「さすがに今日も多いわね〜。新しくダンジョンできてからここんところひっきりなしね〜」
「そうだな。まぁ…そのおかげでやりがいのある仕事につけたのだから俺は〜嬉しいがな!」
「相変わらず、あんたは物好きだね〜」
「はっはっは!畑仕事も悪くないが、俺はこっちの方が楽しいしな!」
「ふふふ。バカね〜。あ!いらっしゃい!」
今日も今日とて、忙しい日々が続く。夜になると、どっ!と人がラテーリアに溢れかえる。夜はさすがに忙しすぎるのでバイトを何人か雇っているがそれでもギリギリなんとか回せている。夜は旦那は鑑定に来た冒険者を相手をし、私は厨房で料理をすることにしている。月が斜め右上に来る頃には人は完全にいなくなる。私は片付けをし、終わったら私たち夫婦でダンジョンにもぐる。これも密かな仕事。冒険者が開けて空っぽになっている宝箱にアイテムを入れていく。入れるものは主に回復のポーションだ。初心者冒険者は回復薬を忘れることがただ多い。
「ふう〜。これで最後ね。そっちはどう?」
「おう!全部にいれてきたぜ!」
ちなみに回復薬は上級者の人はほとんど取らないのである。だから初心者に回復薬が行き渡るのだ。
「さあ!戻って私たちも休みましょう。」
「そうだなー。俺はちょっと仕込みをして寝るからさきに休んでいてくれ。
こんなことを言ってくれる旦那を私は愛している。おかげで毎日頑張れる。これが私たちのダンジョン経営の日常である。
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