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『元』少年は姉妹になったので次女になる  作者: ただの雪餅
帰ったら色々な出来事が起きた
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茶番十八話 また変化×密談

少し遅れたー!

新メンバーまた登場。


「んーあぁ…お、治ってる。」


やっと性転換の効果が切れて久しい男の身体に戻った。いやぁ、昨日男用の服に着替えておいてよかった。


「さーてと、非雨はまだ寝てると思うけど、今のうちに、ソフランちゃんを裏人格じゃなく、1人の人間として生まれ変わらせてあげますかぁ。」


といっても、権力を使うので、複雑な事をせず、ワンタッチオーケーになるわけだ。


裏人格から1人の人間となったソフランちゃんが、非雨の精神内から出て来て、生まれて来た。といっても、いつものソフランちゃんなのだが。


前にも言ったけど、俺って昔の設定を打ち壊してるよね…まぁ、設定が思わぬ方向に向かい、自分が作った『命』が恐怖に駆られたら、それを解いてやるのがキャラクターの生みの親、俺がなんとかしなきゃいけないと俺は思っている。


ま、お腹も空いたし、権力使っても怠くならなかったし、朝ごはんでも作るか。と言っても、袋麺なのだが。


具材入れて水入れて乾麺入れてスープの素入れてハイ終わり!さて、食べよう。






「おは…今日起きたらソフランちゃんが抱いていたけど、雪餅なんかやったの?てか地味に元に戻ってる…」


「ズル…ソフランちゃんがズルル人格としているのがズルル怖かったらしいからズルル1人の人間としてズルルル生まれ変わらせたのだよズルル…」


「食べるか喋るかどっちかにしなさいや…とにかく、ソフランちゃんはこれから1人の女の子(ロリ)として生きていくんだよね?」


「そー。大事にしてると思うけど、元自分の人格なんだから、大事に大切に接してやってよ?ご馳走さま。」


「わーってるよ。少なくともロリに暴力や撫で撫でを止めるという卑劣な行為はやらないと誓えるよ。」


「んな大袈裟な…ま、俺も大事にするよっと、さて、アイスアイスー。」


冷凍庫からアイスを取り出して、食べる。うん、いつ食べても飽きないや。えーと、展凛ちゃんから貰ったアイスももう半分くらいかな?沢山貰い過ぎたけど、毎日好きなアイスを食べれるから幸せである。


「一緒に食べる?」


「んー…ご飯食べてからでいいや。」


「そっか。さて、天津と巡邏と紅葉で一緒に遊ぶ約束してたから、その準備を終わらせてだらけるかぁ。」


さて、準備しようかと思ったら、


「殺気!?うわっ!」


「殺気は放ってないよー?ただ、可愛くさせるだけだからさ?」


「怖い怖い!何それ、地味に怖いってーどわっ!?」


非雨にあの薬…性別転換薬の入った瓶を持って俺に飲ませようとする。地味に面倒な身体になるから本当にやめてほしい。


「もぅ…困ったな…あ!いい事思いついた!」


「もー…なんなのさ…地味に面倒になるからやめてむぐっ!?」


突如、非雨にキスをされ、液体を俺の中に流し込まれていくような感じがした。余りの突然な事にあまり働かない思考回路がフリーズして、流れてきた液体を飲み込んでしまった。


「へぅぅぅ…」


「あーー!可愛い!ソフランちゃんとラデルちゃんも可愛いけど、この姿の雪餅も可愛いよぉ!」


「もう面倒臭いよぉ…」


これで4回目の、性転換を味わったのだ…


「ぷにぷにだねぇ!なにこのもち肌!一生触ってられるよ!」


「くすぐったい…ひゃっ!?そこ弱いからやめてよぉ…」


「あ、ごめん、つい夢中になって。」


ん?キスをして流れてきた薬って、非雨に効果あるんだっけか?と思った。


「非雨…薬を俺の口に流し込んだ際、非雨自体の性別は変わらなかったの?」


「はぁ…自分で付けた設定忘れないでよ…私今性別固定食らってるから飲んでもこのままなの。」


「あ、すっかり忘れてた。」


自分で作った設定を忘れるのはそろそろやめたいと思ったが、まだまだ努力が必要みたいだ。


さて、逸れてしまったが、準備をするとしよう。






よし準備完了。今日は天津から『11時に来い、飯は展凛が作ると言ってたから有り難く食せよ?』と言われたので、いつものスマホ+充電器+糸射出装置を持っていく。


「あー、展凛ちゃんからの伝言らしいが、出来れば非雨達も来て欲しいってよー。」


「お、丁度行こうかなと思ってたんだよね。ソフランちゃんも改めて紹介しようと思ったし。」


ソフランちゃん…ん?ソフランちゃんの移動手段どうしよう、と思ったが、どっちかがおんぶして運べばいいやと思っていたら

「ソフランちゃんはおんぶして行くけど、普通に歩く?ソフランちゃんに負荷がかからない程度に走る?」


「非雨は早いしねぇ。多分俺が糸で飛ばしてる時にはとっくに着いてると思うから歩いてちょ。」


「あいよー。先に行くんなら展凛ちゃんによろしく伝えておいてー。」


「りょかーい、じゃ、行きますか。」



《移動シーンカット》



「ピンポン押して…お邪魔しまーす。」


「誰…っと思ったら雪餅さんか、にいちゃんは上にいるから遊んできてねー。」


「ありがとね。あ、非雨達も来るけど良いかな?」


「そりゃ大歓迎!っと、雪餅さん、後で用事があるので私の部屋に来てくれないでしょうか?」


「…展凛ちゃんの部屋わからないんだけど?」


「あ…ご飯をご馳走するから、食べ終わった後で案内するよ。」


「あいよー。じゃ、改めてお邪魔するよー。」


「あいさー!」


展凛ちゃんが若干テンション高かったような気がしたが、気のせいだろう。


さて、天津の部屋に足を踏み入れて…


「やあ天津。」


「あれ?まだ性転換の効果って続いてるの?1週間と聞いたけど設定変えたの?」


「んなわけあるか…非雨に飲まされたんだよ…」


「ザマあ。さて、性転換した御二方を待ちますか。」


「ういっす。」



《2時間後…》



巡邏と紅葉が無事に天津宅に着き、展凛ちゃんのご馳走を食べたところで、今現在は展凛ちゃんの部屋。実際、まじもんの女の子の部屋に入るのは初めてなのでちょっぴり緊張している。


部屋はテーブルに勉強机らしきもの、可愛らしいベッドに…何これ、天津のミニ人形?めっちゃリアルに作られている。


「さて、折り入って雪餅さんに2つお願いしたいんだけど…耳貸してくれます?」


「あー、うん。」


俺は展凛ちゃんから聞いた内容にちょっと不安を覚えた。


「えーと、展凛ちゃん?今の俺を愛でたいって言うのは…まぁ後でやっても良いけど、性転換薬を一個譲ってほしいっね言うのは…流石に俺が殺されるから難しいかも…」


「そこをなんとか…それに、口実は幾つだって作れますよ。『雪餅さんがこれを落として私が使った』とか、非雨ちゃんから渡された』とか。」


「…俺に飛び火しなきゃ良いんだけどね…ま、いつも世話になってるから譲るけども。」


「やったー。」


「そのかわり、俺に飛び火させないでよ?展凛ちゃん。後俺を愛でたいって奴は、巡邏と紅葉がいるから、明日ね。」


「はーい。」


さて、天津にはちょっと申し訳ないが、戻るとしよう。俺みたいにキスされて飲ませられない限りは多分ヘマしないと思うから大丈夫だと思うが…



《移動中&ゲーム中》



1人1人が違うゲームをしながら会話に花を咲かしている。3/4人が女の子の姿だが、心は男なのであんまりマイナーなものではなければ普通に話せるのだ。


「○○ダ○のこれ良くね?」

「あー、それはこうした方がかっこいいかも。」

「いや、これはこれじゃきゃいけないでしょ!これこそが合うと思うんだよね。」


だが、あんまり俺は○ン○○について詳しくはないので、この話題をされるといつも置いていかれるのだ。


「そーいや雪餅、この姿になって一晩経ったけど、地味に俺身体能力が強化されてない?こんなに早く歩けたっけと思うくらい早く歩けるし。」


「俺もだな、微強化と言えないほど軽々とジャンプ出来るし、暗闇の中でも丸で赤外線カメラを見たような感じになってるもん。」


「あのー…俺って、何にも特殊な能力なくね?」


「あー…天津のは使いようによっちゃ国をひっくり返せるほどのやつを付与してんやがね…一応天津に何回か殺されてるし。」


「俺は?」


「今日は出番はない、帰れサイコパス。」


「(´・ω・`)」


いまいち月夜の行動パターンが読めないのよな…いざとなれば権力で完全完封も出来るのだが、面倒臭い。


「さて…って巡邏、どうしたんだよ。」


「いつの間にか使えるんよね。この炎的なあったかいやつ。」


「へー、冬に便利じゃん。」


「今はもう初夏じゃないの?まあエアコンで涼み過ぎた時に使えると思うけど…」


「あー、雪餅や、昨日自分の血を飲んでみたら、なんだろうな、ジュースみたいな甘い飲み物で、充分に腹一杯になったんだよな。コレって吸血鬼のやつ?」


「そそ、地味に日光に当たっても溶けないってのは良いでしょ?」


「俺って呼ばれない限りはずっと引きこもってるから別にいいんだけどね(ボソッ」


「ん?聞こえなかったけど。」


「あーあー、なんでもない。」




と、天津宅で新メンバー2人と遊び、家に帰りソフランちゃんからお礼の言葉を貰い嬉しかった雪餅であった。

茶番限定ですがソフランちゃんが1人の女の子として生まれ変わりました。

本編どしよ…

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