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『元』少年は姉妹になったので次女になる  作者: ただの雪餅
帰ったら色々な出来事が起きた
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六十三話 色々と久しぶり

予約投稿その23

「つぅあぁぁぁ頭いてぇぇぇ…」

「んー、はよー。」

今日も起きてはツリスの声で完全に目覚める日常。

「今日は地球に戻れるよー。ま、頑張れや。」

そう、やっとこさ帰れる。早くスマホとかドンゲーとかやりたい。

「えとさー、今何時?」

「午前11時30分」

「今帰れんの?」

「そだけど…今行く?」

「そーした方がいい?」

「どっちでも。

「じゃ、送るよー。学校終わったらこっちにまた召喚するからよろしくー。」

「はーい。」

私は久しぶりに意識を失う…





「ん…んぅ…?」

気が付いたら私は倒れ込んでいた。

目を開けると族長を取り囲んでいるガタイのいい先生が多数。屋上のドア付近に保健室の先生が立っている。

そして、頬に激痛が走った。

(痛い痛い痛い!え!?気を失ったのってこれのせい?ちょ、いたぁぁぁい!)

どうやら、頬が切れていた。凄く痛いです。はい。

私は起き上がり、昨日の酒のお陰か頭がズキズキするので、フェンスに手をかける。手すりみたいなもん。

決して自殺しようとしてませんよ?決して。今ツリスのお陰で楽しいし。

「クソっ!離せっ!」

「うるせぇ!お前の子分から聞いたぞ!あの女の子に性行為を要求した挙句、拒否されたら逆上してこれで撃ったって話じゃねぇか!これで年頃の女の子の顔に傷が付いたぞ!どう責任とれるんだ!ああ!?」

「俺だって蹴られた…ってあいつが起きてる!」

「でまかせいってんじゃ…本当だ…」

会話の内容を聞く限り、どうやら私は戸籍上でも女、みんなからも女性と見られてるみたいだ。

改めて意識すると胸が膨らんでおり、パラ○スの象徴がなくなっている。

…てか、あっちより少し胸膨らんでない?制服がキツイだけ?

てか制服もスカートやん!いやぁぁぁぁ私の男だった記憶がぁぁぁ…

皆がしばらく黙っていたが、その沈黙を破ったのは屋上の階段の方を向いていた保健室の先生だった。

「あ!非雨ちゃん!起きてる!意識は!?大丈夫?」

「あー、はい。なんとか大丈夫…です。」

「とりあえず応急処置をするから…ちょっと来て!」

「あ、はい。」

来てと言う割には手を引かれてると思う…

保健室到着。

「大丈夫?他に撃たれてない?」

「まー、頰だけですね…いちち…」

「ほらほら、動かない…消毒出来ないでしょ…」

私は今切れている頰に消毒液を付けたガーゼを当てられている。染みて痛いです。はい。

ていうかなんで頰切れてたんだろ…あの時は銃弾を回避したはずなんだけどなぁ…

「はい、消毒は終わったから、次はガーゼを貼るよー。」

頰にガーゼを押し当てられ、半透明のテープで固定した。

「これで応急処置は終わりだけど…もうちょい傷が深かったら手術まで考える羽目になったんだからね…」

「そうですかー…」

棒読みで返答する。別にそんなことになったってソフランちゃんの魔法でいけるからね。

「さて、どうする?このまま授業を受ける?早退する?」

「んー…今日は早退します…色々してくれてありがとうございます。」

「じゃあ、家に着いたら電話を寄越してね。」

「はーい。」

私は家に帰る為に荷物をまとめ、まとめ終わったので家に帰る。







家に帰る道中…

「やあ!主人!」

「うえっ!?って…だれ?」

「酷いなぁ…オリィだよ!主人の精霊の!」

よく見るとツリスの部屋に居た時よりも成長している。えーと…小学生低学年くらいかな?

「主人と一緒に来たけど空気よんで主人の周りフヨフヨしてたんだよ!」

「そうなんだ…って、え?」

周りフヨフヨしてたらオリィちゃんの姿が見えるはず…でも私は気づかなかったけど、周りの人には見えているのかも知れない。

「えと、私、オリィちゃんのこと見えなかったけど…」

「あぁ!それか!オスゴーちゃんと思念話出来るようになって、透明化魔法をかけて貰ったんだ!んで、帰ってくる主人に声をかけたわけ!」

何というご都合主義…いや、ツリスは神だから許されるのか。

色々聞きたいことがあるけど、とにかく帰ってから聞こう。

「まずは家に帰るかぁ…」

「え?何言ってんの主人。オスゴーちゃんのとこに行くよ!」

え?今行くのーーーーー…






「うわぁっ!うはっ!…っと…」

「おー。ナイスアクロバティック。」

私はツリスのベッドでバウンドし、その勢いで一回転して着地した。

「オリィちゃーん…もうちょい優しくしてー…」

「私がやったんだけどー?」

「ツリスぅぅ…もちょい優しくしてぇ…」

「はーいぜんしょしまーす。」

「返事が軽いなぁ…」

「んー、まずはその傷を治さなきゃねー。」

ツリスは私の頰に貼られているガーゼを剥がした。」

「いちっ…」

「頰に私の手を当ててー…離してー…はい!終わり!」

「ふぇ?あ、治ってる。」

頰が治り、触り慣れた肌の感触が戻る。

「てか、何で頰が切れてたの?」

「んー、ただの女の子が銃声を聞いて完全に躱せるとは思わないじゃん?でも掠っただけなら違和感もないかなって思ったんだ。」

「その銃弾が威嚇射撃として私がいる方向と違う方向に撃ったとしても?」

「あー…ま、族長の子分が非雨に向かって撃ったって言ってたからセーフ。」

「あー、先生がそう言ってたね。忘れてた。」

まぁとりあえず色々聞きたかったんだ。とにかくまずは…

「私のおっぱい、成長してない?」

「おー、ついに非雨も胸からおっぱいって言うようになったかー。まー、1か月で成長はするよ胸だって。」

「あっ…そ、そうかなぁ…」

おっぱいじゃなくて胸って言えば良かったと思った。

「ねーしゅじんー、オスゴーちゃんがしゅじんの世界に行くってさー。」

あーなるほど、こことあっちではオリィちゃんの主人の言い方が違うんだってそうじゃない。

「え?何で来るの?」

「まー、愛する妹の保護者代わりになるのと地球の神としての現地偵察かなー。」

「愛する妹って何やねん…」

別に来ても良いんだけどさ、私の家にツリスを泊めるスペースとか無いよ?

「ふっふっふ、誰が非雨の家に泊まると言った?」

「久々に心読まれたような気がする。んで、どうすんのよ?」

「私も戸籍を作るよ。作った後にアパートとか借りて非雨と一緒に暮らすよ。」

あー、そうなんね。ってえ?

「一緒に暮らすって…親とかどうすんのよ…」

「んー、非雨の両親に長期単身赴任をやってもらうって仕事場の偉い人に記憶を改ざんしたから一緒に暮らせると思うよー。」

圧倒的ご都合主義ッ…ってそれって単身赴任って言うの?

「こまけぇこたぁいいんだよ。ま、そこにラデルちゃん、オリィちゃんと一緒に生活させるけどね。」

「そ、そうなんだ…」

「そーと決まれば早速行くぞォォォ!」

「急すぎィィィィ!」

私は急にハイテンションになったツリスに連れられ、一緒に転移する…

魔力もらってないのにオリィちゃん幼女化してるやん!って思っている人いるね…うん。(多分)

なので設定を追加。

契約した主人から6:00、18:00に魔力を自動供給にします…

後付けですんません…

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