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『元』少年は姉妹になったので次女になる  作者: ただの雪餅
帰ったら色々な出来事が起きた
80/148

六十一話 今後

予約投稿その20

ついに20。

7割くらい会話かも。

「んでなぁ、非雨、明日になったら地球に帰ってみたら?」

「え?髪色は?あと声。」

「声はー…ちょっと無理矢理だけど両声類をやっていて、素の声を忘れたって言う設定とかどーよ?」

「多分無理だと思う。」

「じゃあ後回しにして、髪色とかはそのままでよくない?髪色をジロジロ見るやつとかいないでしょ。」

「校則とかで黒髪以外禁止って言われてる。多分髪色変わったことに気づいて染めたとかなんやらで指導されると思う。」

「そこはー、ほら、『あー、陽の光が強くて青く見えるんじゃないですか?』とか言えばいいじゃん。」

「校舎内では無理があるぞそれ…」

「んー、あ!髪色変えたらいいじゃん!私が非雨に授けた能力でさ!」

「その手があったか。完全に忘れてた。」

「そして声の事なんだけどさー、手っ取り早く非雨自身の戸籍を変えるのはどーよ?元々女だったって」

「それは…なんかやだなぁ…」

「じゃーどーする?声とか性別とかさ。」

「そこで悩んでるんだよなぁ…やっぱ戸籍いじって元々女の子でしたって言うのもな…私、元男だし。」

「それにしては一人称が私なような気がしてならないなー?最近初潮も来たってねー?」

「頑張ってんだよこれでも!てかそれはツリスが原因だよね!?」

「ハハ、冗談。ごめごめ。」

「うー…もーメンドくさいから戸籍いじってもいいよ…」

「お、まじ?」

「だけど、俺にちょっと深い関係を持つ人だけ俺が男だったって言う記憶を残してくんないかな?ほら、私の家族とか天津とか派強とか。」

「というと、学校のクラスメートとかは、非雨が最初から女だったって言うことにして、家族とか友達とかは男だった記憶を残せと?」

「そゆことー。」

「りょーかーい。あ、この際だしラデルちゃんも戸籍、作っちゃう?」

「え?出来んの?」

「非雨の戸籍いじるって言ってんだからそれくらい簡単だよ?ま、地球の神だから出来ることだけどね。こんなの、ちょちょいっとだよ。」

「流石と言ったところだね。」

「じゃーいじってくるー。」

さて、明日地球に帰還する…ってこれだと軍隊みたいだな。帰るとして、本当にどー説明すっかなぁ…

ラデルちゃんとかもどうするかってね…一応戸籍作るっぽいけど。

んで、1分も経たずにツリスは戻ってきた。

「いやぁ、非雨は性別を女にするだけだし、記憶改ざんとかもやって、あとはラデルちゃんの戸籍を一から作ったら1分かかっちゃったよ。」

「私には早すぎる件について。」

「とーいってもねー、異世界行く前に、クソ雑魚族長が非雨になんやかんやして自爆した際にさ、学校の屋上から肉体ごとこっちに寄せたよね。」

「あーあったねそーいうこと。」

「んでこっちとかで1ヶ月過ごしたわけでしょ?少し時間かかっちゃってさ。」

え?まさかツリスの世界でも1ヶ月時間が進んだってこと?

「5分くらい時間が進んじゃってさ、多分今はクソ雑魚族長の銃声を聞き入れた野次馬が屋上に駆けつけてきてんじゃないかなぁと。」


ズコォォォォォォ…


「え?なんで非雨はずっこけてんの?」

「そこふつーは1ヶ月経ったと思うでしょ…」

「これでも地球の時間の進行食い止めまくったからね…完全に止めるとはいかないもののこれで上出来でしょ。」

「なんかお疲れさん…」

「と言うわけで頑張ったごほーびとして大人非雨のなでなでを要求するッ!」

「いや撫で撫では良いけどなんで大人?」

「なんか大人の非雨の方が雰囲気でるじゃん?」

「まーいーけどさー。」

私はツリスから肉体を大人にしてもらい、撫で撫でする。うん、胸がきついです。

「獣人になった大人非雨もいいけど、人間の大人非雨もいいねー。」

「ん、そー?」

「なんか、ガチの大人に撫で撫でしてもらってるって感じで良いなーと。」

「私はそんなこと分かんないけどなぁ。」

「ん、非雨の妹と精霊さんが帰ってきたみたいだよ。」

「あ、本当だ。」

オリィちゃんとラデルちゃんは、自分の紹介をしてすぐに仲良くなったらしく、隣の部屋で触り合いっこをしていた。

猫(の獣人)だから、動く物には可愛らしく「しゃー」つって威嚇するかと思ったが、人間らしいとこもあるらしい。てかそれだったら道行く人達に全て威嚇するって事だよね。ちょっと動物寄りに見すぎた。ごめんラデルちゃん。

「あー!ツリスねーちゃんが知らない人に撫で撫でしてもらってるー!すぐにお姉ちゃんに報告しなければ!」

「待て待てラデルちゃん、私だよ、非雨だよ。」

「私はヒアという人物は知らない!私のお姉ちゃんはどこにやったぁ!このふしんしゃめ!」

あ、ラデルちゃんにはユキヒアとしか名前は伝えてないか。地球ネーム言っても異世界ネームしか知らないラデルちゃんはそうなるのは当たり前か。

「あー、名前が悪かったか。ユキヒアって言えばわかるかな?」

「え?この不審者が私のお姉ちゃん?」

「不審者やめい…ツリス、私の姿元に戻して。」

「うえぇ私の尊い撫で撫でタイムがぁぁぁ…」

「我慢しなさい…」

私は元の姿に戻る。一応獣人化しておいた。

「んー、匂いも姿も完全にお姉ちゃんだ。ねぇねぇ、誰かに操られてるわけではないよね?」

「んなわけないじゃないか。私は正真正銘の非雨だよ。ラデルちゃんの姉だよ。」

「ねーだからヒアって誰なの?」

「あー、これから地球に行くんだけど、その星の私の名前。ユキヒアってのは、ラデルちゃんの世界に行く際にペルさんからつけてもらった名前。」

「え?えーと、お姉ちゃんの名前がユキヒアで、チキューって言う星でのお姉ちゃんの名前がヒアで、あれれ?」

「あ、混乱してるね…」

「ま、私から詳しく地球の事を詳しくみっちり解説しておくよ。」

「あまり厳しくやらんといてなぁ。」

「ん、そーする。」

ラデルちゃんがあまりの知恵熱…っていうのはおかしいかな?頭の中がパンクしてダウンしたので、ベッドに寝かせておく。

「じぃーー…」

あ、オリィちゃんほったらかしにしてた。

「私は最初っから主人が主人だって分かってたからね!」

「それにしては大人の私を見たときにアワアワしてなかった?」

「それは…その…姿が変わったのを見た事がなくてびっくりしただけ…」

「別にいいよ。いつもの姿が変わっていたら誰もが驚くからね。仕方ないよ。」

「しゅーじーん、わたしもしゅじんからナデナデしてほしいー!」

気がつくといつの間にか幼女化したオリィちゃんが居た。

「別にいいけど…またなんで急に?」

「それはオリィがしゅじんに甘えたくなったからだよー?」

「出会ってまだ少ししか時間が経ってないのに、オリィちゃんは大胆だねぇ。」

「しゅじんとけんぞくは愛しあうものって、精霊神の母さんがいってた!」

「ねー、ツリスー、今度その精霊神という神に会っていい?」

「今度会議する際に許可を取っておくよ。OKが出たら一緒に会いに行こ。」

「ほーい。」

オリィちゃんは撫でられて幸せそうな顔をしている。

そしてオリィちゃんがうとうとしてきた時に、驚きの出来事が起こった。

「んー、暇やねぇ…」

今私はソファーに座って前屈みの状態で、膝にオリィちゃんを乗せている。

オリィちゃんはわたしの腰あたりで手を掴みながらうとうとしている。

定期的に撫で撫でをしているが、私はそのままで撫で撫でをした。

「こー見ると、幼女の寝顔って可愛いもんだねぇ。」

何も知らない人が聞いたら絶対ヤバい人だって思う発言をし、オリィちゃんを撫でる。

すると、

「おかあしゃま…」

「寝言も可愛iひゅうっ!?」

突然甘い電流が体を走り、そしてそのまま継続した。

「うぅぅ…これって…オリィちゃん…?」

そう、原因は幼女化したオリィちゃん。あろう事が私の胸に吸い付いてきたのだ。そして今私が着ている服は薄い下着だけなので、その間を守るのもはない。ということでダイレクトに来ていたのだ。

「おかあしゃん…」

「そのっ…ワンテンポ置いて吸うの…やめてくれないかなぁ…んんっ…」

世の中の子持ちのお母さんって、こんなに大変なんだなと思った瞬間だった。

てかオリィちゃん、これ、人間の赤ちゃんみたいなことしてない?精霊神は女性なのか?オリィちゃんもお母さんと呼んでるし。

「流石にこれはっ…まずい…いろんな意味で…」

というわけで、胸とオリィちゃんを引き離す。

そしてそれで完全に起きたオリィちゃん。

「んー、しゅじんー、どうしたのー?そんなに顔あからめてー。」

「はあっ…はあっ…少し休ませい…」

「ん?胸がちょっと濡れてな」

「もう何も言わないで…わたしを虐めないで…」

「…へんなしゅじん。」

オリィちゃんが原因だって言いたいが、今の幼女化したオリィちゃんには言えない。ミニサイズになった時にいじりまくろう。

オリィちゃんがラデルちゃんが寝ているベッドに入りこんだ。また寝るのか…別にいいけど。

そしてしばらく経った後、ツリスがニヤニヤしながら

「いい絵が撮れたよー。」

「ツリス、それってもしかして…」

「ん、非雨が悶えている映像。これを解析して非雨の弱点を模索するんだ。」

「それ返せー!」

「やーだよっ!」

私はツリスを追いかけた。当然ツリスは逃げる。そしてそれが続き、まるで鬼ごっこみたいになった。といっても私はツリスを捕まえられなかったが。

結局、2時間くらい全速力でぶっ通しで走り、バテてきた所で鬼ごっこは終了した。

新章に入りましたが、まだ帰りません。

地球に帰るって話題が出たので新章にしました。

章タイトル詐欺とか言うなよ…?言うなよ?

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