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『元』少年は姉妹になったので次女になる  作者: ただの雪餅
1ヶ月お試し異世界転移
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茶番十三話 別世界へのミニ招待

予約投稿その17

仲良くさせてもらってる水光天津さんとコラボしました。

明日からやっと性転換が終わる…

そう思っていた雪餅。しかし彼女(彼)は大事な事を忘れていた…





「やっと明日で性転換が終わるぅぅ…」

「えーやだー…」

「非雨、諦めろ、俺だって日常があるんだ。」

「権限乱用して物作ってる雪餅に言われたくないよ!」

「何も言えないや…ハハハ…」

でも、人口生命体(展凛ちゃん)を作り出した天津や銃を一人で作り上げた緑鷹…ミンティアはすごいと思うよ。

「じゃ、天津ん家行ってくるわ。」

「ん、行ってらっしゃーい。」

私はここ3日間愛用している…いや使っている黒色の手袋を装着した。この前は赤色だったがやっぱり俺は黒が好きだったようだ。

おい、そこ、中二病乙wwwとか思ったやつ、後で屋上来い。糸で縛りあげtゲフンゲフン…

うぉっほん。最近は改造を加えて、糸に電気を流せるようにした。ま、とあるゲームの影響なんだけど、これで万が一今の俺や非雨、ラデルちゃんを狙う奴が居たら首を糸で掻っ切ってそこに電気を流すという追撃行為が出来るようになった。死んでも権限、作者マスターをやって生き返られるけどね。だるいけど。

さて、いつも通り糸で電柱を挟んで飛んでいたら、人にぶつかってしまった。

「あっ…やっばぁい…大丈夫ですか?」

「ああもうなんなんだよ!知らん世界に飛ばされて後ろから蹴り入れられる…ってお前非雨じゃねぇか!このヤロォォォォォ!!」

あれ?間違えられてる?そしてすごい怒ってる…

そしてその人は、自分の手から巨大植物を出したのだ。見る見るうちに成長し、蔦らしきものが垂れている。

「毎日毎日俺から生ゴミを顔に投げられている分際で、よくもこの俺の顔に傷をつけたなぁぁぁ!!!」

え?非雨って毎日この男から生ゴミを投げつけられてんの?絶対殺すマンだねこれ。といってもどう倒すか…

ちょっと見たこともない生物に焦り、完全に糸と電気の存在を忘れている期間限定の女の子、雪餅に…

「おいナレーション!おかしいぞ!」

「お前は誰に向かって喋ってんだぁぁぁ!!」

俺は右手を蔦によって絡められ、腕が動かなくなった。

「嘘だろおい!?」

「まだまだぁ!」

更に両手足を絡められ、自由が効かなくなった。

「おいおい蹴ったことは謝るけど人違いだっt」

「うるせぇぇぇぇぇ!!!」

俺の声を聞くと男は更に怒りを増したのか、両手足の拘束を強め、更に肉塊らしきものを生み出した。

「痛い痛い千切れる千切れる!!」

男はそんなの関係ねえってばかりにでかくなった肉塊を俺に向かって振り回し、動けない俺は見事に当たり、後ろに吹っ飛ぶが蔦がそれを許さずに吹っ飛んだ体をまた男側に引き寄せる。ゆっくりではなく急激に寄せるのですごい痛い。

強く縛り上げた足と手は、血液が回らなくなったのか痺れてるし、だんだんと手と足が冷たくなってるのが感じる。

それを繰り返していくうちに肉塊の硬度も上がり、吹き飛ばされてはまた引き寄せられるという拷問をひとしきり受けたところで、トドメと言わんばかりの首に蔦が巻き付いた。

首に蔦がどんどんと締めついており、だんだんと呼吸が苦しくなる。いくら生き返るとは言え、じわじわと生命を絶たれるのが初めてであり、恐怖を覚えた。

「が…あが…」

既に手足の蔦は凄く締めついており、手の血管が切れるという事も起きた。

首に締めついている蔦を離そうとしても、逆に手足の拘束の強さが強まるばかりで意味がない。

やがて体内の酸素がなくなり、心臓の活動が完全に停止した後、雪餅は死んだ。







雪餅が死んでから10分。そろそろ雪餅が生き返る頃に、男はまだ死んだ肉体を痛ぶっていた。

既に死んだその肉体は両手足首の先が無くなっており、首から先も無くなっていたのにもかかわらず、今度は関節の方を縛り、まだ肉塊を叩きつけていた。

「あーあ、この世界の非雨は弱い。俺が元いた世界ではこんな事では根を上げなかったのに…」

その男は痛ぶっている人物が非雨ではなく雪餅だって事を知らない。

そしてしばらく経った後、雪餅が生き返った。

「うわ…俺の死体…グロ過ぎ…ウエッ…」

俺はそれよりも、まだあの男が死んだ俺の肉体を更に痛めつけてることについてびっくりした。

「執念って怖いな…あの人が非雨にどんな恨みを持ってるかわからないけど…」

とにかく、道路に陣取っているあの肉塊と巨大植物をどうにかしなきゃと思った。そして思いついたのは、糸に電流ながして焼き斃せばいいのでは、と。

早速実践。まずは植物と肉塊に糸を巻きつける。幸いあの男は血肉に群がるゾンビみたいに俺の死体を痛めつけているので気付いてない。

そして、電力を最大火力で流し込む。すると一瞬で灰になった。

「「え?」」

俺も男もキョトンとしてた。

いやだってさ、時間かけて焼き斃すと思ってたんだよ?それが一瞬で灰になったんだよ?びっくりするよ。

男はキョトンとしてたが、自信作を消されたショックで呆然としてた。

俺の死体の敵討ちと言いたいが、知らん世界って言ってたし、外国人か何かだろう。殺すのはやだなと思う。

なのでッ!糸で縛りッ!出来る限りッ!投げ飛ばすッ!

少なくとも人に生ゴミを投げつけてるって相当やばいと思うからね…

さて、長くなってしまった。天津宅に行こう。







「お邪魔しまーす。」

「あ!雪餅さん!大変です!すぐにお兄ちゃんの部屋に!」

天津の事お兄ちゃんって呼んでるー。微笑ましいなぁー。ってそうじゃない。なんだか緊急事態っぽいし、急いで向かってみよう。

「だから俺が天津だって!」

「違うだろ!俺が天津だろ!な!展凛!」

目の前で、見知らぬ男と天津が言い争いをしていた。

「目が覚めたらこうでさ…知らない男から『自分が天津』って言われて困ってるんですよ…」

えっと…この人達…どっかで見た事が…あ、

「やっべぇぇぇぇぇ!!」

「うるせぇんだよロリコンショタコンビッチ野郎!」

俺は絶叫した。それに対しもう一人の男が炎の槍を俺に向かってぶん回してきた。

なぜ俺が絶叫したのかと言うと時は昨日の晩まで遡る…

「あー…暇だから、俺の作っている小説の元ネタとなったキャラクターを召喚しようかな…明日召喚っと…よし。」

そして今まで忘れていたって事だ。そしてこの人(コイツら)は、一人で世界…いや宇宙を支配できる能力を持っていた。

なので、権限を使い、2人(ヤバイ奴ら)の能力を制限する。

「あ?俺の槍が!」

「まって!無機物錬成が出来ないんだけど!」

そう、メタく言えば水光天津さんの、能力者育成学校、class0の連中を呼び出していたのだ。

「君達の能力は制限させてもらった。この世界をジャックされても困るからね。」

「いや、俺達は急にこの世界に来たんだよ…class0の連中でM○戦やってたのに…」

「なんだよお前、俺たちの楽しみを邪魔しやがってよ…」

あっぶねぇぇぇぇ!(本日2回目)タイミングが悪い…

そんなかで街中暴れられたら…直せるけど面倒くさいことになることは間違いない。

「ん…誰か来る…」

「よお、急に居なくなったと思えば知らねぇ家ん中いるじゃねえか。家主に迷惑かけてないよな?」

「あ、先行ってるzeの人だ。」

「なんか急に呼び出された挙句、能力規制されたからさ…」

「M○も召喚出来ないの?」

「出来ねぇよ!」

「じゃ、帰るか…」

「頼む…『あ、間違えて時空の狭間に落としちゃった』とかしないでくれよ!?」

「はっはっはー、大丈夫だろ。多分」

「「めっちゃ不安だぁぁ!」」

俺の目の前で3人は漫才みたいなことをした後に、 元の世界に帰ったようだ。能力規制は解除…したね。うん。

「おい雪餅、あいつら誰だったんだ?」

「俺の知り合いから呼んだ子達。下手すれば地球が滅ぶ。」

「なんで危ねぇやつ呼んでんだよ!?」

「ごめんごめん。」

天津はガチトーク、俺はふざけながら会話した。

その後普通にゲームしていったのさ。









「なあ天津。」

「なんだよ月夜。能力抜取らせろってお願いはお断りだぞ。」

「いやちげーよ!あの紫の髪の子いたじゃん。」

「うんいたね。」

「そいつ、非雨に似てないか?」

「でも非雨は俺とは違い黒髪黒眼だぞ?」

「そーいやお前オッドアイだったな。」

「ほぼ毎日見てんのに覚えてないの!?」

「じょーだん。じょーだん。とにかく、あの子が非雨に似てる…もしくは同一人物じゃねぇかと思ってる。」

「お前の説は全然当たんないから期待はしてない。別人じゃねぇ?」

「おーい!つきやー!あまつー!なんかドッチボールとかしよー!」

「…噂をすればなんとやら、かな?」

「こういう時は本人に聞くのが一番だな!」

「そだね。後ドッチボール勝ったらハー○○ダ○ツ奢ってよ。」

「なんでぇ!?」

class0は本日も通常運転でした。

めでたしめでたし。

今更ですがポイント評価100ポイント突破しました!ありがとうございます!

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