七話 先生の尋問
授業が終わり…
「あー眠い。本読むか…」
10分後…
あ、社会か…えーと、地理か。
用意してと…
あ、先生来た。
「おい、非雨。ちょっと来い。お前ら、今日は自習だ。」
え、授業中に呼ばれるパターンなのかよ…まぁいいや。
「よし、ついてこい。」
そういうとカウンセラー室に入れられる…不安だから風魔法をかけておく。
勿論、一般人にはわからない程度の魔法だ。え?何故そんなことがわかるかって?ラノベとかで見た知識だけど。
実際に試したんだ。ガチで大声で叫んでも何も聞こえないの。あ、もちろん弟+スマホ2台を使ってね。
「さぁ、話すか。さて、お前は誰だ?実際にお前の死体を俺は見たわけだが…」
「え?誰だって、先生は俺が違う人だと思っているんですか?」
「あぁ、非雨という俺の生徒の死体を俺は直で見たんだ。ドッペルゲンガーでもない限り、お前は非雨という人間ではない…お前は非雨という奴に変装したんではないかと俺は思うんだ」
え…ドッペルゲンガー?変装?無理だろそんなこと…
「あの先生。服装はともかく顔とかはどうするんですか?」
「え…整形とかメイクとか…」
「あのー、子を大事にする親が俺の顔を見て、よし、今見た子供の顔に似せようって言う親とかいます?わざわざ子供を俺の顔に似せようとしようとしてこの14年間使う馬鹿はいない。第一、俺は他のクラスのみんなより顔はブスな方ですし…だったらクラス1のイケメン、Y君にでも似させた方がまだいいと俺は思うんですが」
「し、しかし、じゃあなんで俺がよく学校でよく見る非雨がいるんだ?」
「え?俺がその非雨という人物ですけど?」
「え…?じゃあ俺が見たあの死体は…?」
「それも俺です。実際、痛いなんてもんじゃないですよ…二度と味わいたくないですよ…」
「え?俺が見た死体が非雨で、いま目の前にいる人物も非雨で…え…?」
「あーすいません、なんか生き返っちゃったみたいなんですよ、しかもこんな感じに」
俺がそういうと俺の体を女の子に変化させる…
「はい。俺が生き返っていて、気づいたらこんな声と身体つきになったんですよ…女の子になったと思いますけどね」
「え…嘘、非雨が女の子になってる…
これは夢か?現実か?しかも結構美k…」
俺は身体を男の体に戻して先生の頬をつねる…一瞬俺の知らない先生が見えたのは気のせいだろうか。
「イタタタ…そうか。現実か。とりあえず非雨が生き返って?来たことは嬉しいが、お前はどうするんだ?」
「俺の信頼している人や友達に俺の正体をバラします。ちなみに先生も俺の信頼している人です。」
「そうか、それは嬉しい。さて、話はもうない。教室に戻ろう。」
先生は気づいてないみたいだけど、何故かこの部屋には録音機器がたくさんあった。勿論全て水魔法でショートさせて壊したよ。俺の存在がみんなからバレたら世間からどういう目で見られるかはわからない。それこそ異様な存在として排除されるかもしれないが。一応脅しかどうかわからないが言っておく。
「先生。この事は絶対に誰も言わないで下さい。俺がこの学校を卒業しても…ね。俺が死んで生き返ったことや…女の子になれる事を世間にもバラしてみてください。俺は異様な存在と化し、変な目で見られ、命を狙われるでしょう。そうなったら先生を殺して俺も死にます。」
「あぁ。わかった。」
この脅しが効いたかどうかはわからないが、これで誰にも言わないだろう。
その後は普通に授業を受けたが、先生が俺に対してちょっと優しくなった気がする。
説明会ですね…ハイ。
文章がおかしかったらすいません。