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『元』少年は姉妹になったので次女になる  作者: ただの雪餅
1ヶ月お試し異世界転移
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茶番九話 ついでに…

予約投稿その4

今回は非雨さんのイメージが崩壊するかもしれない

「じゃあなー。明日も来いよー」

「ういふーい。」

俺は天津宅から帰る。そして人目がつかないとこに行き、作者マスターの力を使い、自宅に帰る。

「お、お帰りー。」

出迎えてくれたのは非雨だ。今更だけど、この娘を設定したのも俺だけど、これ何も知らない人がみたら完成に美少女だよなぁ…これでも元男だよ?最近初潮が来たって愚痴ってたけど…

さて、非雨が飯を作ってくれた。えーと今日の飯は…海老の刺身とキャベツと肉の炒め物だね。うむ、俺の好きなものばっかだ。肉と魚介、どっちから食べるか迷うな…

飯を食べ終わり風呂も入った。ふえぇ…眠ぅ…

「なぁ非雨、俺もう寝る…」

「ん、私もねみぃや…寝る…」

今日は珍しく非雨も早く寝るみたい。じゃ、おやすみ…


…寝始めて3時間。不運は身近に迫っていた…

「ふがぁぁぐごぉぉ…」

俺はいびきをかいて寝ていた。そして俺は寝相が悪い。よく非雨に文句を言われている。

そして俺は勉強机にぶつかってしまった。そして…

それ(・・)を飲んでしまった。

そしてしばらくすると…

「うぎゃゃゃゃ!いってぇぇぇぇ!」

俺は余りの痛みに悶絶し、気を失ってしまった…

「にゅ?なりぃ?んー…ま…いいやぁ…zzz」

非雨はぐっすり寝ていた。

「ん…んーーー…」

俺は背伸びをし、立ち上がる。ん?いつもより視点が下だ。なんでなん?俺は鏡を見た。そこには、見事に女の子になってる俺がいた。

「なんじゃこりゃァァァァ!しかも声たけぇぇぇぇ!」

これってもしかして…あ、やっぱりだ…性別変換薬がこぼれてる…

俺は改めて鏡を見る…背が20cmくらい縮んでいて、胸が少し膨らんでいて、一番変わっていたのは髪。髪がうなじまで伸びていて、髪色がすごく変わっていた。黒から紫に変わっていた…まじかよぉ…

そして非雨も起きるわけで…

「なにこのロリ、すっごく可愛いんだけど…抱かせろうへへ…」

「落ち着け非雨、俺だ、雪餅だ。」

「ん?雪餅がいない…出かけた

か…?」

「だから俺がその雪餅なんだってば…」

「んー、このロリ飼おうかなぁ…」

「おーい、聞いてるー?」

「ねぇ君、名前わかる?」

「雪餅だってぇぇ!俺が非雨を設定した張本人!」

「すまん、こんなロリが雪餅だとは考えられん、証拠を出して?」

「ん、非雨が最近初潮を迎えたことと…」

「な、なぜそれを…」

「後は…太鼓○○人で獣人化して名人をとってー、みんなとゲーセン行った時、五段を受ける前に全良余裕だろって言ったり…ソフランちゃんに抱かれて鼻血を…」

「わかった!君が雪餅だって認めるから!恥ずいから言わないで!」

やっと認めてくれた。最初っから認めればよかったのに…

「なんでロリみたいになったん?雪餅?」

「性別変換薬を飲んだみたい…」

「あー、そいや寝てる時に叫び声聞いたような気がするような…」

「そん時教えてくれよ…今日天津ん家に行くし、今日派強呼んだんよね…今更断る訳にもいかんしな…」

作者マスターの力と私の幻覚魔法でなんとかなるか…?」

「んー、頼むわ。あと今日一日家事頼む…背縮んでまともに家事できん…」

「まっかせっなっさぁい!ロリに手を拭わせる訳にはいかぁん!」

なんだか知らないけど非雨がやる気を出してるみたいだし、とにかく準備して天津宅に行くかね…

服はソフランちゃんのを借りた。悪いソフランちゃん…俺のドジで君の服を借りることになった…

んで、天津宅に着いた。幻覚はまだ続いている。

「お邪魔しまーす!天津くんはいますかぁぁ?」

俺はなるべく声を低くして喋った。そして来たのは展凛ちゃん。展凛ちゃんは俺を見て、まるで?マークを浮かべているような顔をしている。

「んぅ?非雨ちゃんの声が聞こえたと思って来てみれば雪餅さんじゃないですか…非雨ちゃん来てるんですか?」

「展凛ちゃん、話は後、天津に会いたい。」

「…なんとなーく何が起こったのかは察しました。マスターに言っときます。」

なんとか入れた…これ絶対笑われるよなぁ…

「自業自得おっつぅ!だぁーっしゃっしゃっしゃ…あー腹いてぇ…」

「これが雪餅なのか…?」

部屋には派強と天津がいた。天津はともかく、派強に見られたのは恥ずかしい。ちなみに幻覚は解いた。

「だから謝ったやん…てかその件で何回も俺殺されてるよね!?」

「ついに雪餅もTSしたか!これで実際にTSする願いが叶ったな!」

「いややろうと思えばいつでも出来たけど、非雨がいるもんで出来なかったんだよね…」

「いややろうとしたんかーい…てか雪餅見てるととあるキャラクター思い浮かぶな…あの…吸血」

「おっとそれ以上はいけない、俺が偉い人から殺されてしまう。」

「偉い人って誰だ?警察か?」

「気にすんな派強…」

俺たちはいつも通りゲームをやり始めた。

「ん、腹減った…」

「俺は弁当持ってきた。」

「確かになー。なんか作って食うか…」

「そのセリフぉぉ待っていたぁぁ!」

その言葉を言ったのは展凛ちゃんだ。

「皆さんのご飯を作ってきましたー。もちろん、雪餅さんと派強さんの分もね。」

「展凛ちゃんナイスぅ!ありがてぇ!」

「おい雪餅、うちの展凛に感謝せぇよ?」

「めっちゃ感謝してる。」

「ありがとうこざいます。」

「今日のご飯は麻婆豆腐ッ!召し上がれ!」

「「「頂きます!」」」

俺は麻婆豆腐を口に入れた。すると物凄く辛いッ!

「おごっ…ゲホッゲホッ…」

「おい雪餅、まさか展凛の飯が不味いとは言わねーよなぁ?」

「かっ…辛いんだよ…うげぇぇぇ…」

「は?辛い?おい展凛、これ何辛なんだ?」

「え?中辛ですけど…」

「お前まさかでまかせ言ってないよな?」

「まじだ…めっちゃ辛い…てか元々辛いの苦手だったんだよぉ…」

元々俺は辛いのは苦手だったのだ。いつもカレーは甘口と中辛のルーを混ぜて作る。しかし全く辛いのはダメではなく、麻婆豆腐の辛さは中辛までは大丈夫だし、寿司の山葵とかは全然いける。つまり…

「もしかしてTSした影響で味覚が変わってる?」

「あ、あぁー、そうかもなぁ…俺も甘いもの前は苦手だったのに、TSしたら大好きになってたなぁ。」

「…専門用語が飛び交ってる中、1人取り残されてる俺はいったい…」

「ま、まぁ新しくご飯を作り直すのでちょっと待っててください雪餅さん。」

「食べる?スプーンは皿につけてないよ?」

「間接キスとか言う馬鹿がいるから俺は遠慮しとく。」

「俺食べていい?」

「いいよー」

「もぐもぐ…」

派強さんはテニス部に所属している。エネルギーもたくさん使うのだろう。

「作り直してきましたっ!チャーハンですけど大丈夫ですか?」

「辛くなければ。」

「んじゃ大丈夫だね!じゃ召し上がれッ!」

「もぐもぐ…」

「あぁー…癒される…すごく可愛いんだけどこの子…」

「展凛、現実を見ろ、こいつは雪餅だ。」

「今度非雨ちゃんに頼んで雪餅さんをまた性転換してもらうように頼もうかな?」

「あのー、俺が大変なんでやめてください。」

飯を食べ終わり、たくさんゲームをやった後、俺はそろそろ門限なので帰る。

「じゃーな。明日これる?」

「元の姿に戻ったら来る。」

「俺は明日部活だな」

「雪餅さん送っていきます?」

「気持ちはありがたいけど、大丈夫です。」

「そっかー…」

「ほいじゃー。」

「じゃねー。」

俺は昨日と同じ行動をする。

「ただいまぁ」

「おっかえりー。展凛ちゃんから聞いたぞー。辛いものダメになったんだって?」

「そーなんだよ…」

「ん、とにかく飯作ったからたべなー。あとデザート作ったよー。」

「えゃっ!?まじ!?」

俺は思わずへんな声を出してしまった。大丈夫。身内だから。恥ずかしくない…

「「いただきまーす。」」

今日は醤油ラーメンだ。手抜きと言われるかもしれないが具がたくさんあるので案外そうでもない。

そしてしばらく食べた後…

「うぷ…お腹いっぱい…」

「え?まじぃ?」

ラーメンを半分くらい残してギブアップ…え…まじか…食べれる量まで制限されるとは思わなかった…てかあんとき展凛ちゃんが出した料理は量少なかったような…

「とにかく、私が食べるからよこしてちょーだい。あ、デザートは冷凍庫の中だよー。」

「ん、はい。んじゃデザートデザートぉ。」

冷凍庫を漁っていると、そこにはアイスがあった。しかしカップアイスだが。

「ねぇ非雨、これ?」

「ずずず…ん?あー、間違えた、冷蔵庫だった…えへへ…」

あー、あるあるだよね冷蔵庫と冷凍庫間違えるの。え?お前らだけだって?

……よーしデザート探そう。

んですぐ見つかった。

「これ?」

「おーそれそれ。ゼリーを作ってみたんだ。カップアイスと一緒に食べなー。」

わーい、いただきまーす。

ゼリーが美味しい。以上!美味しい以外の感想が思い浮かん!

アイスも食べ終わり、眠くなってきた。

「ん、寝る。」

「そうかー、おやすみー。」

俺は寝る。戻っているといいんだがね…

「え?なんで?治ってない…」

俺の姿はそのままだった。え?なんで?

あ、そういや設定に…

『効果は基本的に一日だが、薬がじっくりと体に馴染んだ場合、効果時間は一週間となる』とあった…

うわぁぁぁ!自分で作った設定忘れんなぁぁぁ…








雪餅は一週間、不便な生活をしましたとさ。めでたしめでたし。

「めでたかねぇーよぉ…」(by雪餅)

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