四話 弟の誤解と兄の新しい楽しみ
「ん?」
俺が気付くと今日死ぬ直前の道路の前にいた。俺のだろうか。血痕がまだある。
「帰ろ…ん…?」
俺はとある異変に気付く。頭に耳がある。幸いにも、車は一台とも通ってない。本当に良かった。そしてもう一つ。
胸が少し重い。え…嘘ん。まじか。まさか生き返ってたら女の子て…やば、早く帰ろ…
「ただいまー」
声も女の子になってるー…
あ、弟帰ってた、マズっ。
「なにお兄ぃ……ええええええええええええええ!!??」
「静かにしろって!」
「ちょ、知らない女が俺を押さえてる!誰か助けて!」
「ちょ、お前!誤解を招くような言動はよせって、落ち着けええ!」
5分後
「成る程、なんか学校から帰って来たら道端に血痕が有ると思ったら、お兄ぃだったのか。てか、一回死んでるって、ゾンビとか、アンデッドとかじゃないよね?」
あー良かった。誤解を解けて。ちなみに耳と尻尾は誤解の元だったからしまったよ。
「違うて…さっきの耳と尻尾を見てわかる通り俺は獣人になったっぽい。」
「てか、お兄ぃ?ちょっと、声変わりした?女の子っぽいよ?」
「あ、」
俺は風呂場に行く。
あー、やっぱ女の子になってるわ、これ。少し、髪が伸びてるなぁ。耳は、三毛猫のやつかな?尻尾は赤と黄色が時々交わっていて、そこがオレンジになっている。
性別を男に戻してみると…
あ〜良かった。いつもの俺だ。違うところを述べると、耳と尻尾があるくらいか。
おまけに貰った耳と尻尾の収納機能も
ちゃんと出来るみたいだ。良かった。
風呂から上がって試したいことがあったのを思い出した。ちょっと変装してみよう。
まずは性別を女の子に変える。変えるときちょっと怠くなるけど、我慢。
そしてそこら辺にあった服を着て、髪の色を赤に。目の色を緑に変える。
できたッ!
俺のマイどん(擬人化ver)!
ACの方を選んだけど、可愛い…俺が男だったら即告ってたな。
そろそろ親が帰ってくるから、変装を解き、性別を男に戻しておこう。
あー学校。事故らないといいけどなぁ。
フラグではないです。
マイどん擬人化かわゆす。