茶番二話 裏人格とアンドロイドと獣人と
すっかり女の子キャラになってしまった非雨さん。今回は俺得会です。
私達三人は、リア天津宅でガールズトークをしていた。
非雨「うにゃー、展凛ちゃん、最近リアあまの様子はどーよ?」
私は非雨、リア雪餅から呼び出された二次元的存在。何故ここにいるかわからないけど、だらだらする。何故か獣人化が解除できないけど、別にプライベートルームだから大丈夫。
展凛「あぁ、マスターの事ですね。別になんともないですよ。あ!この前マスターに出した紅茶が美味しいって褒めてもらいました!」
ソフラン「あっ!お兄ちゃんにもお姉ちゃんにも可愛いって褒めてくれたの!お姉ちゃんまた褒めて〜。」
ソフランがいうお兄ちゃんはリア雪餅、お姉ちゃんは私のことだ。
展凛「すっかり懐いてますねー。私もマスターに撫でて頂きたいです。」
非雨「言えばいいじゃんリアあまに。『撫でてくださいマスター!』ってさ。おーよしよし。可愛いね〜。」
ソフラン「うにゅー。えへへ…ソフラン嬉しい…」
展凛「いやー、言ったんですけどね…なんか、『しすこん』だと勘違いされるからダメだって言われたんですよねー。」
非雨「あいつ、今まで一人っ子だから展凛にお兄ちゃんって言うところを見せてやりたいんだよ。展凛ちゃんが疲れて、甘えたい時に『撫でて…?』ってお願いしたらやると思うよ。」
展凛「そう…なのかな?今度試してみよっと!」
ソフラン「スヤァ…お姉ちゃんカッコいい…」
非雨「……寝たなぁ…ソフランが。」
展凛「可愛いですねー。今度マスターに頼んで妹が弟を作って貰おうかな?」
非雨「天津が妹や弟を作る…ゴクリ…」
バァーン!(ドアが蹴り開けられる音)
リア天津「おいゴラァ!お前さっき何妄想した!?」
非雨「ごめんなさい」
リア天津「素直でよろしい。」
ガチャ…(ドアが閉められる音)
非雨「っとソフランは大丈夫かな?」
ソフラン「うぅ…お兄ちゃん…お姉ちゃん…」
非雨「ありゃ、ソフランがうなされてるよ…よしよし…」
展凛「いくら非雨ちゃんが悪いとはいえ、マスターも加減を知りませんからね…あとで説教しときます。」
非雨「あー、ごめんね、私のせいで。」
展凛「いえいえ、大丈夫ですよ。それより紅茶を出します?」
非雨「あー、お願いするわ。リアあまも絶賛の紅茶を飲んでみたいしね。」
展凛「じゃあ、カップに紅茶を注いできますんで、少し待っててくださいね。」
…
…
うん。ソフランが可愛すぎる。今ソフランは私の尻尾を枕にして寝ている。この絵面、展凛ちゃんにスマホで撮って欲しい。そして家宝にしたい。
元はというと私の裏人格から生み出された娘なんだよね…うん、今ソフランが安心して生活出来る環境を作り出してやりたいよ。ソフランの笑顔は姉の私にとって最高の宝だからね。
…
…
展凛「ただいま戻りましたー。紅茶ですよー。ソフランちゃんはまだ苦いかもだから砂糖を入れておきましたー。」
非雨「お気遣いありがとうね展凛ちゃん。」
私は展凛ちゃんが入れた紅茶をすする…
うん。美味しい。こりゃリアあまも褒めるわけだ。クッキーにも良く合うよ。
非雨「美味しいよ展凛ちゃん。こりゃ天津が褒めるのも納得だね。」
展凛「ありがとう、非雨ちゃん。」
ソフラン「うにゅー?お姉ちゃん、何食べているの?」
展凛「あ、起きましたねソフランちゃん。今食べてるのは紅茶とクッキーですよ。ソフランちゃんの甘い紅茶もあるから是非飲んでくださいな。」
ソフラン「わーい!たべりゅー!」
非雨「いやー微笑ましいなぁ…展凛ちゃん、どう思うよ。」
展凛「そうですね。私も早くマスターに妹や弟を製造してもらって、甘えられたいですね。羨ましいよー、可愛いよーソフランちゃん。」
言い方変えたな…展凛ちゃん。
まだまだ続くよ、この茶番しょーせつー。
どこどこどこ?(キャラ設定)
どっこどこどこ!(萌え)
まはすリ。
結局はガールズトークになってしまった…次回はリア天津、雪餅、派強さんが話す回です。
リアあま=リアル天津




