十六話 大きなお話
バトルシーンがあります。
所詮初心者が描いたバトルなので期待しないでね。
私がソシャゲをやっていると着信が来た。スマホには水光 天津と表示されいる。
「もしもし、なんや?」
「今来れるか?話したい事がある。」
「まーた画像編集の事か?」
「違う、重要な話だ。今すぐ来い。」
そう言うとガチャ切りされた。
「なーんか言い方が脅迫っぽいんだよなぁ…面倒ごとに巻き込まれないといいなぁ。」
俺はスマホを持ち、透明+獣人化して屋根を伝う。
よし、着いた。部屋の窓から天津が見えるが、普通に入る。獣人化しても俺は常識は弁えている…はず。
「お邪魔しまーす、天津君は居ますかー?」
「おぉ、天津か。二階にいるぞ。」
「ありがとうございます。」
俺は天津宅の二階に上がり、部屋の前に入る。
「俺だ、非雨だ。んで、何の用だ?」
「非雨、突然だがお前、能力者育成学校に転校する気は無いか?」
「なにそれ?」
「能力者育成学校は人にはない能力を育成する機関だ。ちなみに俺は6か月編入する事が決まった。」
「あーもしかして、バラした?」
俺は獣人化し、威嚇する。
「おいおい、能力者育成学校に転校するか?って聞いただけで、誰も秘密をバラしたなんて一言も言ってねーよ。」
「そうか、すまん。」
「んで、どーすんの?今決めれば6か月編入する事が決まるけど。」
「試験とかないの?」
「試験とかないな。一般人には使えない特殊能力があれば編入できるらしい。」
「そー?なら入ろうかな?」
「おいおい、家族とかに相談とかしなくていいのかよ…」
「親は毎日毎日仕事で出張しまくってるし、帰って来れても午前3時くらいだから俺が居ても居なくても変わんねーさ。」
「それ、ブラックじゃね?」
「ただ仕事の量が多いだけで、残業代もきっちりと出てるってさ。」
「ふーん。」
こうして二人は6か月ほど中学校を離れ、能力者育成学校に転校する事が決まった。後3週間後に正式に編入する。
天津は俺を連れて、能力者育成学校の1番偉い人に会いに行く…編入したいと言う意思がないと編入出来ないらしい。
「おい雪餅、なんだその格好。」
「ああSK、私はちょいと試して見たくてね、6か月間私が学校内で女でいられるか
やって見たくてね。」
普段出来ない体験だ。いつもだと何かが味気ない。だから性転換してみた。
「トイレとかどーすんだ?」
「必要ないから大丈夫。」
「何が大丈夫なんだか…俺は知らねーぞ。」
「一応学校外ではいつもの非雨でいくけどね。」
「ふーん。」
とかなんとか話していると校長室に着く。
「失礼します校長。編入したいと言う者を連れて来ました。」
「入れ。」
私と天津は校長室に入る。
「こいつがこの能力者育成学校に編入したいと言う奴です。」
「祐奈打 非雨という者です、宜しくお願いします。」
校長は私のプロフィールが書かれた髪を見る…
「ふむ、全属性魔法と…なかなか優れた能力を持つではないか。」
「はい、ありがとうございます。」
「編入は決定したが、少し試してみたい事がある…」
なんだよ…ヤな事じゃないよな?
「非雨、天津と模擬戦をやってみよ。」
「「はあぁ!?」」
私と天津の声がハモった。奇跡…?
「少し二人の能力を実際に見て見たくてね。」
「は、はぁ、やりますけど、秘密等は絶対漏らさないでくださいよ。」
「え!ちょっとSK何言っtフグゥゥゥムゥゥゥ!」
天津は私に対して小声で言う…
(おい、黙って言う事を聞いておかないと困るぞ、それに、話を聞いた時から非雨の能力を見たくてね。気になるんだよ。)
おぅ、ここにいたのか狂戦士め…まあ、天津は結構巧みに魔法を使うかもだし、私も楽しみだが。
結構広そうな体育館に着いた。
「では、戦ってみよ。」
軽いなぁ…
「やるか?雪餅。」
「やるよ、面倒だけど。」
「その面倒という言葉を吐かせないようにしてやるぜ笑」
そうゆうと天津はフラッシュを放った。
私は視界を潰されるが、なんとなく天津の動きが分かる。気配というやつを感じているのか、獣人の特性なのかはわからないが。
天津が右ストレートを放って来たから、天津の肘辺りを掴んでそのまま投げる。獣人化してないから1mくらいしか飛ばない…やっぱ私って非力なんかな?
とかなんとか思っていたら視界が晴れてきた。と、同時に水を結構ブッパしてきた。私は風魔法で押し返そうとするが。押し負けた。飲み込まれたので、補助の魔法で呼吸時間を引き延ばす。そして今放てる最大火力の火属性を放つ。
ー火の精霊よ…ここらの水を消し飛ばせ…ー
体がだるくなるのを避けるため、詠唱をする。ここら一帯の水を蒸発させるためにはかなりの火力と魔力を使うからだ。
ここら辺の水を蒸発出来たので、こっちから攻める。
光の魔法を派生して、電気を発生させ私の腕に纏う。天津は結構びっくりしてた。
そして天津に突きを何発か入れると、天津の体が痺れたのか鈍くなって来たから、ズッ友式ラリアットをしたら気絶した。
ありゃ、やり過ぎたかな?補助魔法の意識覚醒を発動してやる。そして天津が起きた。
「終わった?俺、気絶してた?」
「うん、見事に気絶してたね。」
「いやー、光の魔法を派生させるとは思わなんだ。水は電気貫通しちゃうからさぁ。」
「咄嗟に思いついてやってみたら出来たわ笑」
「すげぇな色々と、雪餅や…」
その後、放心している校長を起こし、能力者育成学校は3週間後に6か月だけ開校する事を聞き、いつどこに来るかを校長に聞き、学校を去った。
6か月中学校を離れるとは言うが、中学校から毎日課題は出るらしい。面倒くさい。
補助の魔法解説
呼吸→息が出来ない所での息止めが出来る時間を魔法によって引き延ばす
意識覚醒→強制的に気絶、又は意識が朦朧としている人の意識を覚まさせる
いやーどうでしたか?バトルは?
いや、バトルというかテストか?
あー、めんどくさ(やけくそ)
天津さんのチャンネル↓
https://m.youtube.com/channel/UCaVibREeDF8Z2bs7w_Uo18w
名前考えるの大変だ…
追記…天津さんから
「能力者育成学校」を使っていいと許可を貰ったため、使わせていただきました。報告が遅くなりすいません。