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『元』少年は姉妹になったので次女になる  作者: ただの雪餅
本格的に茶番の世界で愉快なぱーりない
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茶番三十五話 そばにいる少女達がはっちゃけるおはなし

あくまでも雪くんは出てきます

プールでわちゃわちゃしてから数日、我達は夏休みに突入した。


ツリスさん情報では、とある神の作った世界が感染症に塗れ、それを治癒するために走り回っている神が居るらしい。

もちろんこっちの世界では、昔大流行した病気はあれど、今は特に平和な感じだ。強いて言うなら、冬にインフルエンザに気をつけるくらいか。


今は夏バテ、夏風邪、熱中症や脱水症状などに気をつければ大丈夫。


それにしてもその病気がこっちに来なければいいなぁとつくづく思った。だって苦しいのもやだし…



と、これまでのことを振り返ったのだが…………今現在、俺と非雨はお金を払えば学習スペースが完備されている大型スーパーに着ている。そこで2時間ほど時間を潰すのだ。

ついでと言ったらあれだが、今日は…ツリスさんとソフランちゃんも来ている。2人はフードコートでソフトクリームを食べながら俺達のことを待っているであろう。


今やっている課題は、読書感想文。クッソしんどいのなんの、本を読み、その感想を原稿用紙3枚以上書かなければならないのだ。非常に面倒である。


本は家で読んできて、あらかた覚えた…はず。この人物が主人公で、この人物がやらかすのだが主人公がうまくフォローするお話だ。それを長ったらしく感想やら書いていく。

既に俺は300文字くらい書いている。ちなみに非雨は、違う本なのだが、もう原稿用紙2枚目に突入している。すっご〜いとしかいいようがない。(放心状態)


どう文章をまとめるものかと考えているうちに残り30分。明日も来れば良いか…と思う、だって1時間500円…ちょいと高え。

来たら来たらで終わったらゲーセンに行けば良いんだけどね〜…頑張りますか〜。







う〜…感想書き終わらんかったぁ…非雨は終わらせてやがるし…つよつよかよ…


2時間立ったので、フードコートで休んでいるソフランちゃん達に会いに行く。


「お兄ちゃん!お姉ちゃん!おつかれさまっ!」

「ふふっ、ありがとね〜♪」

「あぁ〜…天使ぃ…」


俺はすっかり骨抜きにされてしまった。可愛いの権化かよ…

そんな中非雨は、大手ハンバーガーチェーン店の店員さんのような、何もかも包み込みそうな笑顔でソフランちゃんを撫でている。

これが姉妹か…すげぇ。


「おにーちゃん!おねーちゃん!ソフトクリーム一緒に食べよ!」

「ソフトクリーム買う…と思ったら、既にあった…準備がいいね〜ソフランちゃん。」

「えへへ♪」


多分ツリスさんが、俺らがもうそろそろ終わると告げ口して、一緒に買ってきたのであろう。ツリスさん、粋なことするじゃないかぁ…俺は嬉しい…嬉しい…


ツリスさんはさらっと自分の分も買ってきている。いつの間にっ…とツッコミを入れたいところだが…


「どうしたの?食べないの…?」


とソフランちゃんが不安そうな目をしてくるので、ソフランちゃんを撫でて安心させたあとに、ツッコミは後でやってやろうと思った雪餅くんである。





帰宅途中、雪餅くんはふと考える。

この前プール大会で非雨に負け、喜びそうな物を提供するという条件なのだが…非雨はこの事について何も言ってこない。


案外しっかりしてる非雨のことだからないと思うが、忘れている、と言う可能性もあるかもしれない。

しかし、俺が勝ったとしたら非雨のしっぽを満足するまでもふることだろう。そんな事が出来る権力をほっとくほど俺も馬鹿ではないし…


もしかして、意図的に言わないでいる…?期限などはないから、使おうと思ったときに一気に放出する感じ…?


ま、まぁ、一人で長ったらしく考察してもあれだし…もしかしたら忘れてるかもだし…

大型スーパーで非雨が喜びそうなこと…うーん…うーーーん…


…着せ替え…人形…の実験体に俺が成るべきかなぁ…?今の俺にはそれしか…思いつかないのよ…


しかし家のほうが着る服多そうだし…なんならツリスさんが参戦してきそうだけど…非雨の喜ぶことだから…我慢すっか…


家に帰ったら、着せ替え人形の実験体になる事を伝えよう。非雨の要望があるのなら、それも一応聞く…としよう。

北区寄託帰宅しよう。3回言ったけど気にしなぁい。








ごうとうざほーむ。とっくに家についたようぇい。

さて、思っていた話題を非雨に切り出していこう。


「非雨〜。ちょいとばかしよーがある〜。」

「なぁに〜?」


さて…緊張の一瞬…


「この前さ、プールで対決したじゃん…?ビート板押し合いのやつなんだけどさ。」

「うんうん。」

「喜ぶような物を提供するという条件だけど…やってほしい事はあるん…?」

「ん〜…まだ決めてないや…決まったら言うつもりだったんだけどね?」


まだ決めてなかったんか〜い…


「じゃあ、非雨がきっと喜ぶであろうことを提案してもいいかな?」

「おっ!なになに〜?」

「という訳で、この俺が着せ替え人形に…なるってのはどうかな…?」


皆様ご察しの通り、俺の今の身体が大好きな非雨さんは俺を好き勝手に着せ替えできる事について喜んでいた。ちょっと驚いてたけどね。


しゃ〜ないでしょお…あんとき負けたんだからさ…なんか喜びそうな事を提案したんだからさ…


その代わり、着せ替え等は全て非雨がやってくれる事になった。だって多分着せられるであろうメイド服やまだ俺が知らない服を着せられるのかもしれないんだからさ…


「なるほどっ理解!じゃあ、今の私の持っている服をまず着せた後…ツリスさんから服を借りれば…」


やっぱり非雨が使うと思ったツリスさんバンク。便利万能。主に俺はやられる側だけど…





やっぱり最初はド定番のメイド服となった。非雨に着せ替えを任せ身を委ねる。何がとは言わないが敏感な胸も優しく包み込んでくれるため…これから非雨に全て着替え等を任せようと思ったくらいだ。

しかしそれは堕落人間(魔力体)真っ逆さまなので…頑張って覚えよう。



「終わったよ雪餅!」


終わった…らしい。鏡を見る…

な…なぁっ…


「なんじゃあこの美少女はぁぁ…」

「自分の身体だよ雪餅くん…傍から聞いたらナルシストだよ…?」

「でも聞いてくれよ…こんな見た目の女の子がアニメとかで出たら…」

「「推し様確定…だなっ…!(だねっ…!)」」


流石非雨。俺の趣味を理解して共感してくれる。だからこそトップバッターの服はメイド服になったのだろうか…


「雪餅っ、写真撮らせてよっ!」

「いいよ〜!存分に撮るがいい!」


と、豪語したが、イメージを頭で想像し、実際にやりそうな仕草をやってみる。

手を前に組みスカートを押さえるだとか…お盆を持ちつつスマイルを浮かべるだとか…

うん。俺が男なら速攻で推し様になっていただろう。


「やっぱ自分で言うのも何だけど、可愛いなぁ…」


これが自分なんて普通の人なら考えられないだろう。これぞ、リアルバ美肉…!リアルVちゅーばー!


…うむ。しかし中身が俺だから非常に残念である…中身が演劇の人ならば、きっとヒロインとして活躍できたであろう。


スカートなんて気にせずにくるくる回っている…これも中身が男の弊害だろう。多分。


「はいは〜い、スカートを気にせずにくるくる回っちゃだめ〜。はしたないんだからね〜?次の服に着替えるよ〜?」

「あいあいさ〜。」


やっぱりはしたないと言われてしまったぜ。次の服に着替えるそうなので、身を預けるとしましょう。



次は女子高校生が着るであろう制服。もっと言うと非雨のを借りた。


普段俺は親の敵と言わんばかりに胸を押しつぶしてサラシに巻いてぎっりぎり男子高校生の制服を来ているのだ。正直胸の圧迫感凄いけど我慢する他ないです…それに、今度権力で胸の大きさなんて関係なしに胸がぺったんこに見える男子高校生の制服作ろうとしてるからね…!大丈夫多分。


それはそうと、やっぱり胸が大きすぎたので、サラシで胸の大きさを固定して制服を着る。やはりいつも来ている男子高校生の制服より股下がスースーする…


ズボンの力は偉大だな…と思いつつ、スマホを構えいかにも人生謳歌してますよ風な楽しそうな女子高校生を演じる。

性悪女の子じゃなく、素直に楽しんでいる天使のような女の子になるならなりたい…って、何考えてんだワレ…


「雪餅っ!サイコーだよっ!」

「おにいちゃんかわいい〜!!」


いつの間にかソフランちゃんも参戦し俺の着せ替え人形のやつを楽しんでいる。

非雨よりソフランちゃんに褒められたほうが嬉しいと思う俺は心が汚れまくってるのかな、ハハ…


「しっかし…気にしたことはなかったけど…非雨もこんなかわいい制服を着てたんだな…」


胸を押しつぶして着ているとはいえ、非雨とそうそう変わらない体型をしている魔力体の俺。


…俺が中身じゃなかったら絶対アイドルになってるだろうなぁ…うん。


そんな事はぶん投げておいて、自身のスマホを胸ポケットに入れて、通学用バッグを担げば…ほらもう女子高校生。髪の色と目の色が黒であったらそう通るだろう。


「通学してる雪餅もいいよ〜!」

「わたしも成長したらきれる…!」


ソフランちゃんは目をキラキラしている。よっぽど楽しみなんだろうか。


着せ替えしたら多分お決まりのくるくる(スカートを押さえながら)をして、次の服に移行する。






次は、すっごく着やすいワンピース。表現方法と言えばあれだが、たった布を一枚丸めて形を整えるだけでこんなに着やすい服になるもんだなと思った。


下着の上にワンピース1枚なので…濡れ透け…が狙える…のか…?


ワンピースについてよくわからないが、変態諸君は狙うのだろう。変態め。気持ちはわかる。


そしてなにより…


「今まで来てきたやつでも通気性がよきっ!熱くなーい!」


いやまぁツリスさんのエアコン効果であんまり熱くはないのだが、制服やらメイド服やら着ていると熱くて熱くて…

それは男性用制服も同じことなのだが、こういうお気楽な服も着てみたかった。


…そう着てみたいと望んでいる俺は一体…と考え込む…徐々に非雨に侵されてんな…


自分が無くならなければそれていいけど…心配でもある。



という形でパシャパシャ撮られていた。いつも通りはしたないくるくるもしたところで…


言うて、これから同じことをしていくだけなのでくるくる〜っと回り、非雨に満足行くまで着替えさせられて、くるく〜るぅ…

の繰り返しだったのだ。

女性の服の着心地も味わえたと思う。所謂、男子高校生絶対殺すガール服も来たことだし…恥ずかしかったです。ハイ…



と連続で20着くらい着せ替えられて、非雨の欲求も治まったようで…


「今日はいいものがたくさん撮れたよ!ありがと雪餅っ!」


とお礼を言い抱きついてきた。着替え終わった俺は今日着ていたゆるふわな服を着ていたので大丈夫。ていうかこの服万能。男の俺でも着やすい。


正直連続で着替えたので疲れた…というのはあるが、それの対価として非雨が更に喜んでくれた事は十分過ぎるのだ。

ソフランちゃんも喜んでいたからね〜。何事も心から笑顔でいられる事が大事だよ〜。笑顔じゃないほうが好きという意見は、一部厳選させてもらうけどね〜。












(視点ちぇーんじだよ)









非雨だよっ!

いやあまさか雪餅が進んで着せ替え人形になりたいって言うもんだから驚いたよ〜。

だけど、実際雪餅をコーディネートして見たいと前々から思ってたし、かわ…失礼、私好みの狐の娘の身体だから、定番のものから私しか知らなさそうな服を着せちゃったよ〜。


おかげで良いものを保存できたし満足満足っ!私は最近のギャル…?見たいな行動は出来ないけど、可愛い人の写真をロック画面に設定すること自体はいいよね…?

だって周りの女子だって自分の好きなキャラクターとか自撮り写真を設定してるみたいだし…ま、私とソフランちゃんと雪餅とツリスさんの集合写真でもいいけどね…!


だけど、しばらくは撮りまくった雪餅の写真をローテーションしてロック画面に設定することになりそうだな〜。

今日は〜…これっ!と言うか、変に組み合わせてローテーションするより撮ったもの順でいいよね!


あ〜…最高…メイド服の雪餅…かわいい…そして、ホーム画面の写真の…集合写真…!


「ぁぁぁぁ…かわいい〜…!」


私はあまりの可愛さに悶えて足としっぽをぱたぱたさせる…!だってかわいいんだもん…!可愛いは正義だよ…!


はっ…!写真会をやっていたらいつの間にかにみんなのご飯を作る時間になってた!いけないいけない、作らなきゃ…!


……


冷蔵庫の中身は〜っと、あ、この前買った豚ブロック肉が賞味期限2日前だ…!早めに使わなきゃ…

ふうむ…何に使ったものか…切ってカルビ肉もどきにするのもいいけど…


あ!チャーシューもどきでいいじゃん!それでいこう!

余ったスープは、きちんと味付けすればソフランちゃんも顔をしかめる事なく食べてもらえるだろうし…よしっ!行こう!



もどきをつける理由は、実際の作り方とはだいぶ違うだろうしね〜…想定煮込み時間は30分だけど、本格的調理となると2時間煮込むのはザラだからね〜…

煮豚のほうが正しいんじゃないかな…?

今度ブロック肉があったら2時間くらい煮込んでみようかな〜…



よし、まず香味野菜から切っていこう。万能なネギの青いところと、しょうが1切れ…いや2切れ入れよう。後隠し味程度ににんにく…を擦るのは後始末が面倒なのでチューブ!


あんまりにんにくを擦りすぎたり入れ過ぎたりすると、部屋中にんにく臭で溜まったもんじゃなくなるからね…!部屋の換気に風魔法を使って結局食べる時間遅くなったし…その反省を踏まえ適度な量で使っていく。



あとはこれに幅10センチくらいのブロック肉を人数分、4つ入れて、水と醤油と砂糖…今日は贅沢にザラメで味付けして、圧力鍋の中に入れる。

今回の調理過程は圧力20分、普通に煮込むのを10分でやっていこうと思うんだ。


加圧を解くのが面倒だけど、それを差し引いても圧力の力は偉大だからね…!かったい肉がやわらか〜に仕上がるのは驚愕だよ…!


まるで鍋の中でドンドコドンドコ肉を叩くように…あ、それは肉叩きだねっ。生姜焼きとか、とんかつを作るときにたま〜に使うね〜。


煮込んでいる合間暇なので…スマホをいじりつつ煮込む様子を見る。


あ…そういえば、私は髪色と目の色が変えれるはずだったよね…最近全然使わないから忘れちゃった。


雪餅のマネをして見る…?それともツリスさんのマネ…?体型的には…成長したらソフランちゃんコスプレも悪く無いかな…?


ゆっきゆきゆきゆきゆきく〜ん…私は暇だよぉ…ごめん、少し疲れたから1時間くらい昼寝するとか言わないでよぉ…暇だよぉ…


ゆきゆきく〜ん…ゆき…く〜ん…

雪くん…よし、私は今日だけ雪餅の事を雪くんと呼ぼう。そうしよう。




こうして非雨さんの気まぐれ思考は圧力鍋の加圧を解く際に終了したのであった。

















きぃぃぃみぃぃぃがぁぁぁあ

いたなぁぁぁぁつぅぅぅはぁぁぁ

(以下略




と言う事で。現在めちゃあつあつな日の中で、みんなで夏祭りに行くことにしました!


みなさん、非雨の料理のおかげでね、夏バテせずにここまでこれました。料理様々だぁね。以前の俺なら夏バテしてたよ。(多分)


夏祭り。定番中の夏祭り。

例えるなら、リア充がはしゃぎながら、祭りの屋台のものを買い、食べ歩きしながら『たーまやー!』と言うのが定番だろう。実際そうだ。花火も上がるしまぁまぁ屋台もある所に行くからだ。


年に1度の夏祭りなため、楽しもうと思う。

ツリスさん情報では、『年がら年中夏祭り的な場所もあるけどね』って言ってたから、ちょいと気になる…だから正確には人間界での年1なのかな…?

ツリスさんが連れて行ってくれるかは分からないけどね。


現在四国は午後4時。


夏祭りと言えば〜…( ゜д゜ )彡そう!

YUKATA(浴衣)


ツリスさんが夏祭りに行くと聞いて、自身の収納箱から漁って、俺と非雨とソフランちゃんの三人のぴったりサイズの浴衣を探してくれたのだ。


あは〜…正直女装をしない限り女物の浴衣は着ないと思ってたよ〜…

だけどいま現在俺の身体は女の子…正確には魔力体なのだが、女の子の身体である。


ほーんとーに〜…着方が分からない〜。


仕方ない、これはツリスさんに、聞くしかないか…うん。だってワイ男だもの。見た目は男だけど。





………





着方をツリスさんにレクチャーしてもらって…そんでもって非雨に手伝ってもらって〜…やっと着れた。


ほへぇ…やっぱり、非雨とソフランちゃんはさすが様になっていると言うか、ソフランちゃんはファンタジックな髪色に和の着物が合わさってとても良きな雰囲気を醸し出している。


非雨はやっぱり、大人の雰囲気がある。浴衣と黒髪が合い、とても…可愛い…!

ソフランちゃんも可愛いけどね。これは順位がつけられない。




ツリスさんもついでに着たらしい。今回はしっぽと耳を出している。


あ〜…これは〜…巫女さんに讃えられる稲荷神さんっぽい…なんで浴衣と狐の耳としっぽが合わさるだけで、こうも神聖な雰囲気が出るのだろうか。



「ん〜?雪餅も大概じゃないけどねー。」

「そうだった。俺は狐耳としっぽがあるんだった…」

「九尾だったら本当に物語に出てきそうな見た目なのにね〜?もういっその事権力で金髪にしたらどうだい?」


だから俺の身体は実験体じゃないっちゅうねん…原型とどめてないよ…元は男なのに、なんで俺は美少女の姿をして、浴衣を着て楽しもうとしてんだ…?


「まぁまぁそんなかっかかっかしないの雪餅〜。」


と言いツリスさんはナデナデしてくる。ナデナデで全て収まると思うなぁ…うん…続けてほしい。

手のひらくるくる野郎と思われるなこりゃ…そんだけツリスさんと非雨のナデナデは良いのだ。

ソフランちゃんのナデナデは〜…うん。俺がロリ形態になってからの楽しみにしておこう。





え?俺だって?俺の見た目?

ツリスさん譲りの蒼銀髪に、しっぽ8つ、狐耳…浴衣姿…うん。俺とツリスさんが一緒に浴衣姿で神社にいれば、そんだけで信仰心の厚い巫女さんから讃えられそうだ。

実際俺はともかくとしてツリスさんは本当に神なので少しくらい讃えたっておかしくはないと思うが


ま、まぁ、見た目なんか個人差だし…それに感じ方だって人それぞれだしな…うん。


着替えやらで1時間くらい掛かり現在時刻は5時。夏祭り開始時刻は18時30分なので、そろそろ行く準備でもしますか。


準備するものと言っても、財布とスマホくらいしかないんだけどね。後はスリ防止のツリスさん特製、悪運退散お守りくらいかな?


ツリスさんが作ったものなので性能は…ちょっとばかし疑いたくなるが、俺らより長く生きている神、十二分に性能は良いだろう。







浴衣姿で居るのは動きづらいが、スマホをいじったり、ツリスさんとソフランちゃんと話していると時はあっという間に過ぎる。

哲学みたいなものだが事実なのだ。


もう18時になり、出発時刻。

ソフランちゃんは結局非雨におんぶされて行く事になった。安定重視、コレ大事。

ソフランちゃんが下手に歩いて足挫いたり疲れたりしたら溜まったもんじゃないからね…過保護かもしれないが、多分それくらいがちょうどいい…多分。



少し歩き、もう屋台が見えてくる。も少し歩いたらもう人だかりがたくさんだ。


見渡す限り屋台屋台屋台…かき氷、焼きそば、チョコバナナ、金魚すくいだとか、定番なモノだらけでにっこにこしてしまう。


去年食べたケバブの屋台もあるかな〜とキョロキョロしていると…

おっ、あったあった!ちぇーっく…。後で行こう。



ソフランちゃんを見ていると、すごく目がキラキラしているのがわかる。非雨の上から見渡して、興味のちからをチャージしているのだろう。それでいい。すごく微笑ましいから続けるのだ。



ん〜…こんな人混みの中だから、しっぽは余計なお荷物だったんじゃないかな…?とちょっとだけ思ってしまった。

肘やら膝やらガシガシぶつかってくるから痛いのだ。いくらしっぽでも痛覚や神経くらいだってあるやい。


いつぞやの非雨さんみたいに収納可にしたいけど、できないから困ってる。我慢するしかないかぁ。


非雨さんもツリスさんも、既にキラキラ目を光らせてるソフランちゃんも楽しんでるから良かったと思う。主催者はワイじゃないけど微笑ましい。

さて、俺も貰ったお金で好きな物を買うか〜。




雪餅達御一行は、夏祭りを楽しんだのであった。ちゃんちゃん。



「これはめでたいでございますな〜雪もっちゃん。」

「雪もっちゃんってなんだよ非雨よぉ…お主、非雨も楽しんでたじゃないか。」

「祭りで食べたレシピを再現したいな〜。」

「俺も手伝うぅ。」


ちゃんちゃん。(2回目)

書いてみたい短編のネタが4つも…()

亀より遅いペースがさらに遅れそうだぁ(虚ろな目)

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