十二話 非雨の悪夢と頼りになる姉
こうゆうのやってみたかったんや…
難しいなぁ…
私はいつも通りスマホを眠たくなるまで見終わった後、眠たくなったので、寝ることにした。明日は休日なので、一日中性別を女の子にして、女の子の生活に慣れようって話だ。
死んで生き返ったからなのか、獣人の身体能力かはわからないが、遅く起きても自分が決めた時間にぴったり起きるのだ。しかも、全く眠くならず、洗顔し終わった後見たいにシャキッとして起きれられる。今日は色々なことがあったため、特に疲れては無いが、眠りの沼に引きずり込まれる…
そして私の悪夢が、ハジマルノダッタ…
…
…
…
「ん?私、何で獣人化しているのかな?ここは、私の夢なのか?」
私が深く考えていると、はっきりと見えるのは角だけで、後はなんとも禍々しいオーラを纏った人が魔物かわからない物体が目の前に現れた。
「ワガアルジ…コイツヲコロスヨウニメイレイシタ…タイショウハッケン…」
え?どうゆうこと?なんで?
そう言おうとすると、何故か発声が出来ないし、獣人化も解けない。どうしてなんだ…?
「フハハハハ、コエモハッセナイシウゴケモシナイダロウ!ソシテ、エイエンニクルシミをアジワウガイイ!」
嘘だろおい!って本当に身体が動かない!そして、苦しみ?私って誰かに恨まれることしたっけか?
私が思うと黒い瘴気が俺の身体に纏わりつき、そして急に、あの時のような痛みが襲いかかる。体が溶けているみたいに、強烈な痛みだ。
「ウワアアアア、イタイ、イヤァァァ!
シヌゥ!シヌゥ!ヤメテェェェェ!」
私はそう言ったつもりが発声が出来ないため声が出ない。
一度眠りのために意識が失っているはずなのに、自分はまだ意識を失いかける…
そして、意識が消え行く直前、話し声が聞こえてくる…
「よし、これでトツバリの手下は排除した…しかもトツバリの信頼している部下だ。ふふふ、これでトツバリは怒り狂い、地球上の生物と文明を破壊するはず…トツバリを神の座から降ろし、私が神になるのだ…フハハハハ!」
私はこのことをツリスに報告する事だけを忘れずにして、身体が黒い瘴気に完全に飲まれて消える前に、私は意識を失う…
「はあぁ!ハアァッ、ハアァッ」
「大丈夫!非雨!?」
私が目覚めると、目の前にはツリスがいて、私はベッドの上にいた。
まだ獣人化は解かれておらず、寝る前に手入れした耳と尻尾は毛並みが台無しになっていた。
「突然非雨がうなされたと思ったら、
汗がすごい出て、勝手に獣人化するもんだからヤバイと思ってここに呼んだのよ…何もなくて良かったァ〜」
「あ!そうだ!ツリスにあの事を話さないと!」
「どうしたの?何か話す事があるの?」
私は黒い瘴気に取り込まれたとき、ツリスの神の座を降ろして、神の座に上り詰めようとする輩がいる事を話した。
「あ〜そいつね。何度か私を降ろそうとしようとして、私から散々お灸を据えらている奴ね。アノヤロオォォ、私の友達に遂に手を出したわね…よし、そいつ、非雨の前に泣かせて精神ボロッボロにして非雨に土下座させっから安心してなさい。後、あまり非雨は寝てないから送り返すわ。今日の夜、ガールズトークの最初にそいつを出すから、許すか許さないか、考えておいてねー。」
うん。えげつねぇな…(本日2回目)
いや、頼りになるとでも言った方がいいのだろうか。頼りになる姉…いやいや、友人か。助けられてばっかだなぁ、相変わらず。
私がまた深く考えていると、眠りにつくように意識を失う。
ちなみに非雨(女体化)とツリスが並ぶと
本当に姉妹のように見えます(設定)




