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『元』少年は姉妹になったので次女になる  作者: ただの雪餅
本格的に茶番の世界で愉快なぱーりない
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茶番三十二話 普段思わないところからすっごい珍客が。

さて、狐族の魔力の身体になった俺、雪餅なのですが、背が伸びてます!高い所の物自分で取れます!すっごい嬉しい!


今までロリ体型だったので、背伸び+爪先立ち+腕伸ばしでも届かなかった所に届く。糸射出装置なんて使わないでね…!

これはかくめーだ!平和的なデモでもない!ロリ体型から背が伸びた我はさいきょー!…なわけないが少しだけ楽になったのだ!


さ、現在の俺は、非雨のしっぽに顔を埋めています。自分のしっぽに埋めずに、です。


正確には、二人とも交差する形でやっている。そしてそれにソフランちゃんが参加している。文字にして表してみれば…


[矢印の向きのところのてっぺんを頭にすると]


ソフランちゃん

雪餅 ↓↑ 非雨




という感じの図になる。この図をもとにもっと詳しく言うと、俺の視点に非雨の足が見えて、非雨の視点に俺の足が見えるってことだ。そんでもってそこにソフランちゃんもいる。


腰先から伸ばしてくれる非雨のしっぽに顔を埋め存分にもふもふといい匂いを堪能しながら、非雨は自分のしっぽを手入れしてくれている。しっぽには権力でくすぐったいのに耐性をつけるやつをつけておいた。


ま〜じ〜で…スイレンさんとの飲みの会から帰ってきた時、ソフランちゃんと非雨にもんのすごくモフられたのだ。

控えめに行って死にかけました。非雨達がモフるをやめた時には、俺は水揚げ直後のマグロのようにピクピクしてました。死ぬと思った。


だけど、モフることを拒否することにより非雨達の悲しむ顔を見たくない…!と言う事で思いついたのが、くすぐったいっていう感覚とかを権力で一時的に無くしちゃおうっていう考え。


そんで権力使って自分でモフって見たら、全然くすぐったくない。モフモフしても身体をくすぶる感覚に襲われることもない、たくさんモフモフできるという高揚感。


あぁ〜…最高なんじゃあ〜…


おっと、話かずれた。んで、なんでこんな感じになってるのかというと…

自分で自分のしっぽをモフってたら、非雨が『ゆきもちぃ!しっぽの手入れさせて〜!』って言って自分でもふもふしている光景を見られたのであった。


そこにソフランちゃんも乱入。非雨が最高状態に手入れした俺のしっぽをスリスリもふもふしている。


女の子(中身が男1人)3人が部屋に集まり…何も起きないはずもなく…

そこには、異種族姉妹(+1)が百合っている光景がそこにはあった。




………




ピーンポーン!


「ん?誰だろ…?」

「宅急便なのかな…?俺が出るよ。」

「は〜いっ。」


ピンポンが押されたので俺

が出ることにした。

この後俺は信じられない事を耳にする。


「はいは〜いっ。」

「ママぁっ♪ぎゅうっ♪」


…………


「あれ…?ママ…?どうしたの?」


………( ゜д゜)はっ…!気絶していた…!

いやいやちょっと待って、ママ…?俺が…?


「えっと〜…人違いじゃないかな…?君…」

「ひとちがいじゃないもん!ママはママだもん!」


…この子にとっては、俺がママらしい…が…正直言って、この子を産んだ記憶もないし育てたつもりもない…ていうか!ちょっとえっちなにゃんにゃんタイムもしたことない!てかしたくない!


と、とにかく、容姿の振り返り…だね。


この前のスイレンさんと同じ、猫耳しっぽが付いている。

身長はソフランちゃんと同じくらい…だね。んで、小さい紫の花飾りを頭に止めている。

髪色が俺の髪より少しだけ明るい紫色である。


んで一番驚いたのが俺の事を『ママ』と呼んだこと。

俺にとっちゃー、見に覚えのないショタorロリからママと呼ばれている。怖い。

なぜショタorロリなのかというと、見分けがつかん。声も高い。胸もないし、見知らぬショタorロリに股間をまさぐって確かめるわけにもいかない。以上。


「雪餅〜、どうしたの〜?」

「お兄ちゃん…?」

「おねえちゃたちだ!」

「ふぇ!?私がお姉ちゃん!?」

「わたしも!?」


非雨とソフランちゃんも驚いてる。


「おぼえてないの…?ぼくといっしょにねんねしてくれたでしょ…?」


悪いなかわいいボーイorガール。

君と添い寝した記憶なんて一回もないんだ。ソフランちゃんから一緒に添い寝したことはあるけど…おいこら、そこ事案だのもしもしポリスメンって言うでない。見た目は性別もロリな中身男なのだよ。俺が男って言わきゃロリ&ロリとして百合できるというわけだよ。


「どしよこの子…」


この子の扱いに困ってしまった雪餅である。


「えっと…君、お菓子食べるかい…?」

「たべりゅう!」


と言う事でこの子を家に匿う。

ちなみにこの子はボーイでした。




………




「やっぱりひあめおねえちゃんのおかしっておいひ〜♪」

「ふふっ♪ありがとね♪」


自分の作ったお菓子を美味しいと言ってもらえて、非雨は喜んでる。その表情を見つつ俺も手作りお菓子を食べている。

やっぱ(゜д゜)ウマー!最高なのである。


「それにしてもぉ〜…」

「んゆ?(もぐもぐ)」


俺はボーイの顔を見る。ていうか…見れば見るほどロリ体型の俺に似ている…やっぱり俺の子供なのか…?

だけどホントにえっちいにゃんにゃんたいむはしてないの!ほんと!多分俺の貞操は無事…!多分。


はぁ…こんな時にツリスさんが居ればなぁ…。うん。


「呼ばれた気がした。」

「相変わらず急…びっくりして心臓が飛び出るかと思ったよ…」

「今の雪餅は魔力体だから心臓はな…雪人くん!?」


「「「ゆきと…?」」」


3人口を開いて、多分ボーイの名前を言う。


「何でここにいるの!?」

「えっとね、ママとおさんぽしてたらね、きゅうにままがいなくなっちゃったの。」

「…そういや、雪餅が『雪人くんが居なくなったぁっ!!』って泣きながら言ってたな…まさか、この世界に居るとは…」


は?この子が居なくなったぁっていって泣いたっけ…?そんな覚え全くないんだけど…


「あ〜…この世界の雪餅には言ってなかったね…。うん。」

「この世界?」

「実はね〜。雪人くん、いるでしょ?」

「うん。おぬこの子のゆきとくんが居るね。なぜか俺のことをママって呼ぶ可愛い子。」

「ママはママだもん!」

「え〜っとねぇ。実はね、私は実験として、もしも雪餅が女の子の精神を持つ世界、だったらっていう感じで世界の仕組みを変えて、それ以外はほんのちょっと変えてみて世界を作ってみたんだよね。」

「うんうん…ん?」

「おんにゃのこ…?ママはママじゃないの?」

「おっと、雪人くんはとりあえず…本当のママのところに行こうね?」

「うん!ツリスおねえちゃん!」



話の途中だけど…ゆきとくんがツリスさんの手を繋いで一瞬消えた後、また戻ってきた。


…女の子の精神…うん。俺もいつかはそうなっちゃうのかなぁ…怖い。


「んでね。15歳。今の雪餅と同じくらいだね。結婚して子供を作ったんだよ。」

「じゅうごぉ!?」

「もちろん別世界の雪餅だから、今の雪餅の身体には何も影響もないよ。貞操も無事だから安心しな〜?」

「別世界の雪餅なにやってだぁぁあ!!?」


俺は叫んだ。いやまぁ、好きな人できるのも良いんだよ。結婚はまぁ良い。

子供作るの早すぎない?


「あはは…私が色々加護付けてるからねぇ。あの子。ちょっとやそっとの悪は弾き飛ばすよ。」


…ま、まぁ、別世界の子供とはいえ…俺の子供だからなぁ…うん。


「ちなみにね、別世界の雪餅は、その気になったら夫さんと一緒にやってるよ?」

「ちなみに、どんな事を?」

「私に言わせる気かい?」


あ〜…だいたい察した。

別世界の俺はひどくにゃんにゃんタイムしてるわけだね。


「あ〜マジかぁ…」

「ん、雪餅は結婚する気は…「全くないよ!男なんだよ!?」

「おぉ、しっぽが揺れてる揺れてる…」


…だってはずいんだもん…どっちかって言うと元の体で結婚したいし…


「ふ〜ん。なるなる…」

「こころよむなぁあぁぁぁぁ!!///」

「はりゃバレちゃった、こりゃ失敬。」

「つーりすー。雪餅はどう思ってたの?」

「いうなぁぁぁぁぁぁぁ!!!///」


はぁはぁ…疲れるじゃないか全く…


「む〜…」

「そんな拗ねないの。」

「誰のせいだと思ってるのさぁ…もぐもぐ…」


そういや…今日は久しぶりに天津の家に行こうと思ってたんだった。


「そいや、非雨達は天津ん家行くの?」

「行こっか〜。天凛ちゃんと一緒にこのお菓子を食べたいからね!」

「お姉ちゃんがいくなら、わたしもいく!」


二人とも行く気満々みたいだ。


「ツリスさんは行くの?」

「いや、行かないよ。」

「わかたー。」


では、行く時間になるまで待ちますかぁ。




【翌朝…】

俺はまた天津宅に行こうとしてる。


「天津ん家行くか〜、非雨やソフランちゃんは行くかい?」

「行こっかな?ん〜…あ!」

「お姉ちゃん、どうしたの?」

「そういや、天凛ちゃんに届けようと思ってたからあげがあったんだった!冷凍してあるからすぐ腐ることはないけど…早めに届けなきゃ…!」

「あ〜、確かに。」


昨日の夜のおかずが鳥の唐揚げだったのだ。8つくらい小皿に取り分けてすぐに冷凍室に入れてたと思ったらこう言うことだったのか。

昨日の唐揚げの感想としては、から○げ氏やな○からみたいと同等、いやそれ以上の旨さでした。ごっつあんでした。


「時間も時間だし、そろそろ行こっか。」

「おーけー!」


もちろんソフランちゃんも同行する。今回、ソフランちゃんは非雨におんぶされるから、かなりご機嫌である。


[10分後]


天津宅に着いた。

ピンポンを押して…っと…あれ?


「いつもなら天凛ちゃんがすぐ出迎えてくれるのに、来ないね。」

「ホントだね、出掛けてるのかな?」

「むぅ…天凛ねえちゃ〜!!」


すぐ出てこないから俺らが疑問に思ってる。だっていつもならピンポンを押したら、『はーい!』ってすぐ扉を開けてくれるからね。


仕方ないので唐揚げだけ玄関において帰ろうかと思ったら…


「はいは〜い、誰かな〜?」

「雪餅達が来てるんじゃね?」


聞き慣れた天津&天凛ちゃんの声。そして扉を開かれる…が。


「「「………誰…?(なの?)」」」


と3人口を揃えて言った。だっていつもの黒髪の天津じゃない。

多分天津だろうと思われるその人は、蒼髪オッドアイ。もちろん男性。

そして、天凛ちゃん。茶髪に近い黒髪ではなく、しっかりと金髪。この前の井波さんみたいに金髪なのだが、同じ金色の目ではなく、天津と思われる人物と同じオッドアイである。

目の色は二人揃って同じ。仲いい証拠だろう、多分。


そして天津達は…


「非雨とソフランはわかるが…お前d「何この子かわいいじゃない!」

「うはっ!?」


天凛ちゃんに抱きつかれた。声は一緒なのだが…見た目が違うためちょいと戸惑ってる自分が居る。


「あまつぅ…!俺だぁ…雪餅だぁ…!天凛ちゃん…ちょいときつい…!」

「ご、ごめんね…なんだこの可愛らしい小動物は、と思っちゃった…」

「雪餅かよ…いつものフォルムはどうしたんだ?」

「ふ、ふぅ…ちょいとツリスさんに頼んでこの身体にしてもらった…」

「お前の性癖が滲み出てる見た目だな、その身体。」

「もふもふでなにがわるい。もふもふはせーぎなり。」


天津に抗議するが、はいはいと流された。うん。見た目が変わってもいつも通りの天津だな。


それより少し天凛ちゃんが変わった気がする。以前は天津のメイド兼妹な感じだったのだ。この見た目の天凛ちゃんは天津似なのだが、近所の姉ちゃん的な感じを醸し出してるのだ。


非雨達は一瞬ショートしてたみたいだが、天凛ちゃんと天津の見た目変化を気にせず話してる。




………




この姿の天津達についてわかったことがたくさんある。

まず、いつもの天津達じゃない、というのが分かった。もしかしたら、二人とも髪の毛を染めて、カラコンで凄く仲が良くなったぞアピールをしてるのかと思ったのだが見事に外れた。

ていうかよく考えてみたら天凛みゃんはともかく天津はそんな事する人間じゃないんだった。


んで、衝撃的だったのが二人とも魔力体なのだ。ちな俺も魔力体だって言ったら、『お前んとこのツリス氏ならやりかねんな…』と言われた。


そんでもって衝撃的だったのが(2回目)、天津は無機物を自由に出せるらしい。鉄からダイヤ、白銀からオリハルコン、布からカーペットまで全て無機物ならなんだって出せる。

正式名称は『無機物を司る程度の能力』らしい。なぜ東○要素入ってるんだ。

俺みたいに回数制限などなく、自由に無限に出せる。すっごーい!君は無機物を自由に出せる(自主規制)なんだね!


なぜ自主規制したのかは、なんか言ったら猛獣に襲われそうな気がしたからね。もしかしたら天津が俺の頭に上からどーんとカー○ィちゃんのストーンみたいに落としてきそうだからね。だから自主規制したのだ。要は保身。


あ、そだ。前々から考えてた『あれ』を天津に頼んでみよう。


「あまーつー。お主は無機物を自由に扱えるんだよな〜?」

「そうだが、それがなんだ?」

「ちょっとこれをみてほしんだ。」


糸射出装置を取り出し天津に見せる。

そう、俺がやって欲しかったのは糸射出装置の強化である。今のままでも十分強いのだが、それは遠距離辺り。近接も十分対応できるように改造してもらう。


「…よくこれで身体を守れてきたな…」

「そりゃあね。これのために1回死んだもんがあるよ。」

「そうだった、お前権力持ちだから死んだって生き返るんだったな。」

「そうだよ〜。いやぁ最近死ぬことが無いから平和だねぇ〜。」


ちなみに身体にかかる重力やら負担やらも全て権力先輩+ツリスさんボーナスで無効化してある。損傷してもすぐ直る自動修復付き。


「んで、お前はこれをどの様に改造してほしいんだ?」

「察しがいいねえ。さすが天津だ。」

「るせ、特別だぞ。」

「あざ〜す!んでね、こうこうこう言う感じに改造して欲しいんだ。で、糸部分は強度、しなりやすさ、飛距離を強化して欲しくてね…んで、なるたけ射出や巻き戻しの速度を上げてほしい…とも思ってね…」

「……分かった。分かったけど…そういうのはツリスに頼めばいいんじゃなねぇの?」

「…あ」

「あ、じゃねえよ全く…ほんとに特別だからな。」


天津、ありがてぇ…!では天津が改造タイムに入ったから、しばらく待ちましょか…!




………(視点が非雨に移動します)




いつもの天凛ちゃんじゃない…と思ったけど、話してみたら話しやすくて、ソフランちゃんにも優しくしてくれた。

ちなみに、からあげを天凛ちゃんに上げたら、いつもの天凛ちゃんみたいに喜んでくれた!嬉しいなぁ♪


「もぐもぐ…おいひぃ…」

「ここで食べちゃうの!?」

「だって美味しそうだったし…!ん〜…格別〜…!」


天凛ちゃんがまるでテレビに出てるようなコメント&仕草をしている。だけど、おいしいと言ってくれるのが嬉しい。


「でしょ〜!お姉ちゃんのからあげはぜっぴんなんだよ〜!」

「お〜よしよし〜。もぐもぐ…」


天凛ちゃんがからあげを頬張りながらソフランちゃんを撫でている。


「さらさらな髪だねぇ…触ってて気持ちいいよ。」

「いつもお姉ちゃんが手入れしてくれるからね!さらさらでしょぉ〜?」

「ん〜…チラッ…」

「んゆ?」


天凛ちゃんが何故か私を見る。その視線は私の下半身のところに移動して…


「ん…非雨ちゃん…ちょっと頼み事があるんだけど…」

「なぁに?」

「しっぽ、モフっていい?」


まさかのしっぽもふりたい宣言!

だけど、天凛ちゃんだから大丈夫だね。それに、見た目が違っても、いつも世話になってるし…


「いいよ〜!ソフランちゃんもモフる?」

「もふる〜!!」

「では遠慮なく…!もふもふもふ〜!」


私は今モフられている。思ったんだけど、雪餅のしっぽと私のしっぽ、どっちがモフり心地が良いだろうか。気になったので、後でソフランちゃんに聞いてみよう。


そしてしばらくの間、愛妹ソフランちゃんと天凛ちゃんにしっぽをモフられていたのであった。



…………(雪餅くんに視点が戻ります)



「よし、終わったぞ。」


俺の糸射出装置改造を始めて1時間が経過、終わったらしい。


「ほれ、装着して性能チェックしてこい。」


俺の糸射出装置を投げ渡される。うまくキャッチして装着。うむ、つけ心地は普段と変わらない。と言うか、若干軽くなった?


「まず手を保護する部分を強化したぞ。ただの革から軽く、丈夫で、しなやかに仕上げたぞ。そして内部には野球グローブのようにもふもふを付けておいたぞ。喜べ。」


そう言われてみれば、手を保護するもふもふが…!


「天津、分かってるじゃねえか…!」

「嫌でもお前の性癖を聞いたからな、喜ぶかと思って付けといた。」

「あざぁす!」


「んで、次、射出機構と巻き戻しのやつ。純粋に射出速度と巻き戻し速度を早めておいたぞ。」

「おぉ〜…はや〜い…」

「次、糸部分だな。お前さんの要望通り、飛距離を強化して、しなやかさも付けておいたし、耐久も強化したぞ。」


まさにいたれりつくせり、最高である。


「ありがと天津ぅ…!お礼っちゃなんだけど、俺のしっぽをモフっていいよ〜!」

「やだ。毛が付く。」

「付かないよ〜…その為に非雨に手入れしてもらってるんだから…」

「とにかく、拒否させてもらおう。後、あっさりと破壊とかするんじゃねえよ?」

「たいじょぶだいじょぶ!壊れても自動的に修復してくれるし!」

「そうか。」


というわけで俺は何もすることがなくなってしまったのだ…!どしよ。

と思ったが、そのままぐてんと横になる。暇すぎる。

そして帰る時間になった。やっぱりゴロゴロしてると時間が早くすぎるね。


「おめぇは人ん家をホテルだと思ってんのか?」

「いやぁ、ごめんごめん。」

「まったく…もう時間だ。かえれ〜。」


気の抜けた帰れコールである。

という訳で、非雨達と一緒に帰る事にする。


「今日はありがとね〜!」

「おうよ。」

「非雨ちゃん!しっぽ、またモフってもいいかい!?」

「もっちろん!」

「お姉ちゃん、かえろー!天凛ねえちゃん!さよーならー!」


3人で笑顔になりつつ、今日のご飯はなんだろう、と思う雪餅であった。













雪餅達を影から追う、謎の人物。


「…よし、怪しいものは居ないな…」


傍から見たらお前が怪しい、と言われそうだが、それは人間達には見えないのだ。


「……主様の…仰せのままに。」


謎の人物は、雪餅達が家に入ったのを確認した後に、その姿を消したのであった。

地味にツリスさんを同一人物にしちゃった()

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