茶番二十七話 記憶喪失したけど元に戻るからいつも通り過ごそう
はい、続けて茶番話です。
えーっと…実は今は本編は進める気はないんですよ…なので茶番話がバシバシ出ると思いますね…
…ん…?今は…5時半か…いつも通り、みんなのご飯も作りますか…
「…っと、非雨、おはよー。」
「ツリスさんが居るって事は…仕事早く終わったのー?」
「うん。非雨達に会うために仕事、頑張って来たよー。」
「いよっし…!仕事頑張ってきたツリスさんのために、頑張って朝ごはん作るぞー!」
今日は珍しくツリスさんが家に居るから、ちょっと今日は朝ごはんを豪華にしよう…!と、言っても、量と質を少し良くしただけだけどね…!
っと、いつも通りサラダ用のキャベツを千切りにして、ドレッシングで和えて…フライパンを静かに振る。よしっ…!綺麗なプレーンオムレツの完成…!良い出来だッ!!
そして家庭の味方、ソーセージを焼いていくっ!みんなソーセージが嫌いじゃなくて良かったと思っている自分がいる…
っと、後は味噌汁を作って朝ごはんは作り終わった!よしっ…!良い出来…!
っと、そろそろ6時半か…ソフランちゃんと雪餅を起こすかー…
「二人とも、起きてー!朝ごはんだよー!」
「ん…お姉ちゃん、おはよー…」
「……zzz…」
「ほら、雪餅、起きて…ってまたスマホゲーム付けっぱにしてる…」
えっとゲームの履歴は…
3:47 大型レアモンスター討伐…
メンバー ユキリ Talr
か…ユキリは雪餅のネットネームって事は分かるし、このTalrっての誰だ…?てぁりぇ…?だ、だれだ…?
っと、ソフランちゃんを待たせるのは悪いから…おねむな雪餅は寝かせておいて、ソフランちゃんにご飯を食べさせよっか。
「お兄ちゃん夜ふかししたの…?」
「そうみたいだね…ちょっとはっちゃけてたっぽいし…寝かせてあげよっか。」
「うん!」
さて、雪餅除くみんなで朝ごはんを食べる。ソフランちゃんから『すっごく美味しいよ!』っていう太鼓判をもらったので、すっごくうれしい。
さて、ご飯を食べ終わったわけだが…そろそろいい加減に雪餅を起こさないと、また雪餅が夜ふかしして、ソフランちゃんに悪影響が出てしまう。なので起こす!
「ゆーきーもーちー、いい加減に……え…?」
「非雨お姉ちゃん、おはよー…ふぁぁあ…」
いや、ちょっと待って、情報量が多すぎる。まず見た目だ。紫の髪色に合わない銀色の猫耳と尻尾。それだけじゃない、今、私の事、なんて言った…?非雨お姉ちゃん…?普段の雪餅を見ている私には、そんなことがありえないと知っている。
「ゆ、雪餅?ど、ドッキリだよな?ね?その猫耳も尻尾も、権力で付けたんだよね…?」
「ゆ、ゆきもち…?けんりょく…?非雨お姉ちゃん、どうしちゃったの…?わたしはスノラだよ…?」
いや、は…?え…?す、スノラ…?
ちょっと待って、追いつかない。
「えっと…ゆ…スノラってのが、君の名前かな…?」
「そうだよ…?わたしの名前はスノラだよ…?お姉ちゃん、いっつもスノラって呼んでくれるのに、なんで君って呼ぶの…?」
…うっ…マジかよ…こ、これって記憶喪失…?と、とりあえずツリスさんに見てもらわなきゃ…!
「ちょっと雪餅!こっち来て!」
「わたしはゆきもちじゃない…!スノラだよ…!って非雨お姉ちゃん!?」
雪餅を抱っこしてツリスさんの所に持っていく。
「この人、誰…?」
「えっ…?雪餅…だったらこんな耳としっぽ付いてないもんね…」
「ねぇねぇ非雨お姉ちゃん、この人だれ…?」
「あー…うん。私の友達。」
「えっ…!?あ、うん。非雨の友達だよ、よろしくね。」
「よろしくね!」
とりあえずツリスさんにも見せたが…これはツリスさんも何も知らないっぽい。ど、どうすればいいんだ…?
「ゆ…す、スノラちゃん、お腹空いた?」
「うん…お腹空いた…朝ごはんある…?」
「そうかい、作っておいたよ!食べな!」
「うん!いただきます!」
雪餅が朝ごはんを食べている合間に、とりあえずツリスさんと別室で話す。
「ちょっとツリスさんどういうこと…?ツリスさん何かやった…?」
「私は何もやってないよ…!とにかく、雪餅に何か起きたことは確定だね…」
「うん。そうだね…えっと、私が一旦ソフランちゃんを起こしに来た時は猫耳としっぽはついてなかったんだ。」
「うんうん。」
「んで、いい加減に起こさないと行けないと思って起こしに来たときに、あーなってたんだ…そんでもって、私のことを非雨お姉ちゃんって呼んでたんだ。」
「えっマジで…?」
「うんマジで。」
「マジかぁ…雪餅の心を読んでみたんだけど、演技しているわけでもなく、マジで他人格が埋め込まれてるね…雪餅のようで雪餅じゃない、なんか変な感じ…」
「と、言うと…?」
「今の雪餅は記憶が消し飛んで、空っぽになった器に他の人格が埋め込まれたと思ってるけど…だとしたら非雨の事をお姉ちゃんって呼ばないだろうし…」
「マジで…?」
「お、お姉ちゃん…!!」
ソフランちゃんが慌ててこの部屋に入ってきた。何があったんだろうか…
「お、お兄ちゃんが…わたしの事をお姉ちゃんって…!」
「「は…?」」
一瞬私もツリスさんもフリーズしたような気がしたが、慌てているソフランちゃんから話を聞くと…
「あ、お兄ちゃん、おはよー!」
「うん!ソフランお姉ちゃん、おはよう!!」
「えっ…!!?え?」
っとなったらしい。
「マジかぁ…ソフランちゃんまでお姉ちゃんと呼ぶかぁ…」
「これは…どうしたものか…」
「ねぇねぇ…今の状態のお兄ちゃんはどうしちゃったの…?」
「あー…簡単に言うと…雪餅がぶっ壊れた…」
「え…?」
「ツリスさん端折りすぎ…!えっと、ソフランちゃん…よく聞いてね…?」
「うん…」
という事でソフランちゃんにカクカクシカシカしたわけだが…
「つまりお兄ちゃんは…他人格に乗っ取られてるって事…?」
「本当に他人格なのかはわからないけどね…」
「お兄ちゃんについた悪いもの退治しなきゃ…!」
「ちょっ、ソフランちゃん、落ち着いて!」
と、ソフランちゃんを落ち着かせる。
「えっと…治してあげたいのはやまやまなんだけど…今急に人格を矯正すると、2度と治らない可能性があるんだ…」
「うそぉ…」
「だけど、1日経ったら大丈夫なんだ。心を読んである程度理解した時に、人格をじわじわと治していくやつをかけておいたんだ。」
「つまり…?」
「1日経ったら元の雪餅に戻る…から、その1日が経つまで今の雪餅に合わせてほしいんだ。」
「う、うん、わかった…!ツリスお姉ちゃんの言う事、聞くよ…!」
「わかった…けど、なんか違和感感じるなぁ…」
「大丈夫。私もめっちゃ今の雪餅に違和感感じてるから。」
とにかく今の雪餅と1日過ごす事が決まったわけだ…私とソフランちゃんからしてみれば、ほぼ他人と1日暮らすことと同じみたいなもんだ。
「とりあえずなんで雪餅の記憶が消失したか仕草とかで見抜いていくから、私も頑張る。」
「私も頑張らなくちゃね…」
「うん…!がんばる…!」
っと、他人格雪餅との1日生活がスタートした。イメージは、日帰り無人島生活。
「ごちそうさまでした!非雨お姉ちゃん、美味しかったよ!」
「うん、ありがとうねー!」
とりあえず雪餅に合わせておく。なにかしらやらかして雪餅の機嫌を損ねたらダメだってことはわかっている。
だけど少し聞いてみたいことがあるんだよね…うん。聞いてみよう。
「ゆ…スノラちゃん、ちょっと聞きたいことがあるんだけど、いいかな…?」
「うん、いいよー!」
…ふぅ。今の雪餅の事を聞けることはできそうだ。
「えっと、今日、夢を見たんだ、ゆ…スノラちゃんが『権力』って言って、謎の力を使っていたのを見たんだよ。」
「うん、けん…りょくって言うの、非雨お姉ちゃんも言ってたよね…」
「それで、今のスノラちゃんにも、権力は使えるか気になっちゃってね…そんで、なにか自分が欲しいものを思いながら、権力って言ってみて?」
「わかった!えーっと…牛乳がほしいから…『けんりょく!』」
・ ・ ・ ・
「…なにも起きないよ…?」
「う、うーん…やっぱり夢だったのかなぁ…」
「で、でも、非雨お姉ちゃんの夢の中では、けんりょくって言って欲しいものを出してたんでしょ…?」
「うん。そうだよ…?」
「じゃ、わたしの夢は、けんりょくを使えるようになって、非雨お姉ちゃんやソフランお姉ちゃんにすきなものを食べさせてあげるんだ!!」
「わぁー!ありがとうねスノラちゃん!よしよしよし…」
「むふーぅ♪」
雪餅が権力を使えない事はわかった…まだたくさん聞きたいことあるけど、今雪餅は機嫌がいいし、わざわざ悪くする必要もない…今は雪餅を可愛がろう。
それにしても…
「ふっふー♪(ゆさゆさ…)」
雪餅のしっぽがすっごい揺れている。まぁ気持ちもわかる。私だって嬉しいときめっちゃしっぽ振ってるって聞くし…ソースは天凛ちゃん。
アニメでも嬉しいときや焦ったには耳とかしっぽに出るって言うけど、それはホントなんだなと思ったよ。私然り、今の雪餅然り、耳としっぽ出したツリスさんしかり…まぁツリスさんが耳としっぽ出すこと自体が珍しいんだけどねー。
一方その頃ソフランちゃんとツリスさんは…
「すぅ…すぅ…zzz…」
「……いつの間にかにソフランちゃんが膝の上で寝てる…ちょっと困ったな…っと…非雨…私そんなにしっぽ揺らしてるっけ…?」
ソフランちゃんがツリスさんの膝の上で寝ていて、ツリスさんが困っていたのであった。
「…だけど、この寝顔もかわいいんだよね…どかすわけにも行かないし…」
と、ソフランちゃんをどかす訳にはいけないと思ったツリスさんは明日以降の仕事のスケジュールを調整し、それが終わったら…
「……(なでなで…)」
「…♪」
「(非雨と似て、寝顔は可愛いんだよね…癒される…なでなで…)」
本を読みながら、ソフランちゃんの様子を見つつなでなでしていたツリスさんだった…
[8時間後… 現在時刻 18:30]
……?はりぇ…?私寝てた…?
私が思うに…雪餅を撫でている途中にベッドに入って、可愛がってたらそのまま私も寝てた…のかな?
さて…うご…
「……zzz…みにゃむにゃ…」
ゆ、雪餅が私のしっぽ、抱いてるぅ…う、動けない…
……雪餅には申し訳ないが…ご飯とお風呂の準備しないといけないから…本当に申し訳ないけど…しっぽを離してもらおう。
指を一本一本離していって…
「ふぇ…」
「もうちょっと…」
…よし、指を離し終わった…
まずは…お風呂の準備しよう。
バスタブを洗剤を付けたスポンジでゴシゴシする。
そして…一般人なら桶やら水を汲める容器で水を入れて、水をかけて泡を落とすか、蛇口にホースを入れて泡を落とすだろう…
しかし、私は魔法を使わせてもらおう…!水魔法で泡を落とす。
もうこの工程も何回もやっているけどねー。さて前回は水鉄砲で泡を落としたけど…今回は…バスタブ一杯に水を貯める!そしてすぐ泡が浮いてくるから、それを落とす…それで大抵の泡が落ちる。
そして水を維持するやつを抜いて、水を流し、さらにバスタブ一杯の水を入れる。これで泡は完全に消える。
水を流して…またバスタブ一杯の水を入れる。そして湯沸かしボタンをポチッとな。
さて、お風呂の準備はおーわりっと。魔力はー…まだ3/4くらい残ってるね。昔の私だったら、バスタブ3杯の水を出しただけで魔力が枯渇しきってたからね…わざわざバスタブ一杯5日の水を出さなくても水鉄砲でやれば消費魔力も少なく済むんだけど…ね。
だけど、私は気づいてしまったんだよね…魔力をギリギリまで使って、そして一睡すると、少し魔力上限が上がるのよ…ギリギリまで使わなくても伸びるんだけど、ギリギリまで使った時よりも伸び率が悪いんだよね…
とまぁ自家製いちごミルクを飲みながら魔力に関する振り返りをした訳だけど…えっと…ツリスさんは何してるんだろ…?
えっと…今いるリビングには居ないし…雪餅が寝ている私の部屋にも居ないし…と、なると雪餅の部屋か…?
雪餅の部屋の扉を開ける…
「あっ、ツリスさん、居たん「しーーー…!ソフランちゃんまだ寝てるから…!」
「くぅ…くぅ…zzz…」
おっと…これは失敬失敬…部屋から退出しよう。
「えっと、ご飯作るよー。」
「わかったー。」
「ご飯作り終わったら部屋に来るから、そしたらソフランちゃんを起こしてね?」
「おっけ!」
と、ツリスさんと言葉を掛け合い、ご飯を作る。
さぁーって…今日は何にしよっかなー…部屋はツリスさんの保温効果が掛かってるおかけであんまり気温差は感じない。が、外は寒いからねー…もう12月だし、当たり前っちゃ当たり前なんだけど…
となると…やっぱり鍋だよね…!若干ソフランちゃんと雪餅の舌のやけどが怖いけど…いいや、作っちゃえ!
さて、今日は…ゴマダレをベースにしたお汁にして…そこにキャベツ、しいたけ、人参、しらたき、豚肉を入れて…お鍋の完成っ!!
そして一家に一台!ガスコンロ!子供がいる家庭の味方!(個人差)
しかし…ガスボンベなんて危ないものは入ってない…それはまずいので、私の魔法を使う!弱火、中火、強火の3種類で使い分けれるし、何なら更に細かい火力調整も出来る!
あ、食べている途中で私の魔力が尽きて鍋パが出来ないんじゃないかって思ったそこのアナタ!実はその程度の炎だったら大体5時間くらい使い続けても尽きないんですよねー。
とまぁ、何も知らない人からしてみれば、自分を魔法使いだと思いこんでいる一般女性中学生だと思われるかもしれないけど、実際に魔法は使えるんだよね私。
さて、お肉を下茹でして取り出した後野菜を蒸らして、お肉を入れてごく弱火を維持する。現在時刻、19:30!ちょうど晩ごはんにいい時間!
さて、雪餅とソフランちゃんを起こそっか…まず雪餅をー…
「ゆ…スノラちゃん、スノラちゃん、起きて!晩ごはんだよ!」
「ん…?ひあおねえちゃん…?ご、ごはん…?」
「そうだよ!リビングで待っててね!」
「はーい…ふぁぁあ…」
次はソフランちゃ…
「お姉ちゃん、おはよー…」
「非雨の願い通りソフランちゃんを起こしたよー?さて、ご飯食べよっか!今日は何?」
「今日はー…鍋だよ!」
「おぉー…鍋ね、最近寒くなったからねー。この時期に食べる鍋って美味しいよね!」
「うんうん。じゃ、食べよっか!」
と、みんなでテーブルを囲んでご飯を食べる!
みんなでいただきますした後、私とあることに気づく…
「そういえば、ゆ…スノラちゃんつて好き嫌いあったっけ…?」
「むーーー!わたし、ピーマンもにんじんも食べれるもん!将来は非雨お姉ちゃんやソフランお姉ちゃんみたいな美人さんになるから、好き嫌いはなくそうと頑張ってるの!」
うっ…尊い…!ご飯食べている途中だけど…!か、可愛すぎる…!
「……///」
「そ、ソフランちゃん!?ど、どうしたの…!?」
「いや…何でもない…!!み、見ないで…!///」
「そういう非雨も顔赤いよー?ふふっ、お鍋食べすぎて熱くなっちゃったのかな?ふふふっ…」
「………泣けるぜ…(頭をテーブルに倒しながら)」
「ふにゃ…?お姉ちゃん達どうしたの…?」
「「な、何でもないよ!?す、スノラちゃん!?」」
「ほ、ほら、ゆ…スノラちゃんの大好きなお肉とキャベツだよ!」
「わーーい!!もぐもぐ…美味しい!ありがとう!」
かぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ…かわいいっ!!ロリコンブレイカーッ!!ソフランちゃんに引き続き雪餅までもっ…!
と、心の中でめっちゃ荒ぶりながらも、何とかご飯を食べ終わり…
そしてお風呂に入ったわけだけど…うん…何が起きたかは言いたくない…ただ一つ言えることは、今の状態の雪餅がすっごくすっっごく可愛かったってこと…
まぁ、素の雪餅もいいけど…この雪餅もいいと思った…いや、いつもの雪餅じゃないから…駄目だ駄目だ…!
と、お風呂上がり。ゆるゆるな服を着つつ、キンキンに冷えた飲み物を飲む。
「非雨お姉ちゃん、牛乳、ないー?」
「ん…?確かあったはず…あー、あったあった。待ってて、今コップに注ぐから。」
「わーい!!」
普段の雪餅…いや、スノラちゃんのソワソワ感が凄い気がする…気分しっぽ振る頻度も増えてるような気がするし…
「はい、どうぞ!」
「んくっ…んくっ…ゴクゴク…!」
…やっぱり。牛乳を飲むとシッポブンブン振るようになった。やっぱり、猫なんやなぁって…
一応私も猫耳付いてるんだけもね…ちゃんと神経も繋がってるし…何なら狐のしっぽもあるし、猫耳同様神経は繋がってる。
まー…牛乳と油揚げ、お肉とお魚がほんの少し美味しく感じるだけなんだよね…一応猫と狐の好物だっけか…?
っと、銀色猫っ子雪餅…またの名をスノラちゃんが牛乳を飲み終えて、いかにももう一杯…!もう一杯!って、目で訴えてるような気がする。
という事で牛乳をまた注いであげて雪餅もといスノラちゃんに渡す。そして安定のしっぽブンブンである。
…そーいやスノラちゃんのしっぽを見て思い出したけど、最近しっぽをすっごいわしゃわしゃされたら凄くくすぐったいんだよね…2ヶ月前はすごいわしゃわしゃされても少しくすぐったい程度だったんだけどな…あんだけ雪餅に触られたらしっぽのくすぐったさに慣れそうだけど、逆パターンでしたね…
「ゴクッ…ぷはぁ…!美味しかったよー!ありがとう非雨お姉ちゃん!」
ぴょーん!
「うわっ!?き、急に飛びついてこないで…!びっくりしたぁ…」
「えっへへー!」
くそぉ…天使の様な笑顔を見せやがって…お、怒れない…可愛い…!
………
この後15分ほどスノラちゃんを抱っこした後、スノラちゃんが寝落ちして、ベッドの上に乗せて、布団をかけたのだった…
[太陽が顔を見せた後…]
「ん…?ふーーぁーーー…ねみぃ。」
俺は…何してたんだっけ…?
「…!?な、なんで俺服が少しはだけてるんだ…!?背中なんてほとんど服着てないもんだよ…!?」
…怖い…まーた非雨がやらかしてんのか…?
とりあえず…今は…7:30か。リビングに行くか…
「おはよ…ひあー、ご飯ない?」
「!!??」
「えっ…!?」
「ソフランちゃん、おはよう。」
ん?なんで非雨とソフランちゃん、鳩が豆鉄砲食らったような顔をしてるんだ…?
「なんだよその顔…どうしたんだ非雨…うがぁっ!?」
「ソフランちゃん!雪餅が、雪餅が治ったー!」
「ほんとー!!?わぁぁい!!おにぃちゃーーん!!」
「俺が寝てた間に何が起きてたんだよおぉぉぉぉぉぉ!!?」
……………
結局、非雨達がなぜあんな顔していたのかは分からずじまいだった…もしかしたら、俺が風邪に掛かって症状が重くなり、ソフランちゃんがなんとか治すも目は覚まさず、今俺が起きてあーなってたのかな…?
適当な考察だけど、あたってることを祈ろう…ん…?これは…銀色のやつ…?ツリスさんの銀髪…?
その後、雪餅が色々考察して頭がパンクしてまた非雨達に介抱されるのは、また別のお話。
Twitterから来てるみなさん…雪餅さんが今回、ああなります(流石に記憶喪失はしないけど…)
なんのこと言ってるのかわからねえって言う人は気にしなくてもいいです…!
…まーた投稿期間伸びそう…




