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『元』少年は姉妹になったので次女になる  作者: ただの雪餅
帰ったら色々な出来事が起きた
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茶番二十三話 お笑い大会

いつもよりちょっと短めです。

「ぷらーんぷらーん」

「雪餅…あんた、何やってんの?」


天津宅に行く時間は午後1時、現在時刻が午前11時なので暇なのだ。という事で糸射出装置で振り子のようにぶらんぶらんしている。


「暇だから振り子のようにぶらぶらしてるの。」

「私はそれやってる方が暇になりそうだよ…ハハ…」


非雨からは苦笑されてしまったが、本当に何もすることがない。これをやる前に非雨の尻尾をモフったし、暇なのだ。


腕がそろそろ限界なので地面に着く。

空中にぶらぶらしているのも鳥の気持ちを味わえた…はず。


という事で最終兵器、『スマホ』を取り出し暇つぶしをする。

…お、今日はこのネタを天津宅に持って行くとしよう。




《2時間後…》

移動シーンはカットォ!by作者




いつも通り糸射出装置の力を借りて天津宅に着いた。

お、展凛ちゃんが玄関前を掃除してる。


「やほー展凛ちゃん。」

「あっ、雪餅さん!こんにちわ!いつも通り兄さんは2階に居ますよ!」


展凛ちゃんの元気な声。ふむ、今日は兄さんか。天津もこんな可愛い子と一緒に同居してるからさぞかし幸せやろなぁ、と思いつつ2階に上がる。


「よぉ〜。」

「お、お久じゃねぇか。」

「ちょっ!?2日前に会ったばっかっしょ!?」

「あぁ雪餅か、てっきり先輩かと思ったよ。」


先輩に間違えるなんて、天津も珍しいミスをするなと思いつつその場に座る。


そしてしばらくした後巡邏と紅葉が来る。


「よぉー、」

「なんで俺までぇ…」

「やーらじゅらじゅー。元気ー?」

「元気ー。」


紅葉は相変わらず巡邏に引きずられて来たようだ。

ちなみに『らじゅらじゅ』は俺が巡邏に付けている渾名である。本人からは『いいんじゃない?』といわれている。


そして、3人は最近の流行りのゲームをやり始める。俺はそのゲームを持ってないからスマホをいじるしか暇つぶし方は無いのだが。


「あ、あんたらー、ちょうどいい暇つぶし方思いついたから付き合ってー。」


「面倒。」

「面白そう。やろう。」

「どっちでも。」


く、別れ…た…

どっちでもって言うことはやるって事だよねそうだよねやろう。(ごり押し)


権力を使って一括セット準備完了。疲れた。

一括だから一回だけ。この前みたいな全身筋肉痛より辛い痛みは味わいたく無い。だけど怠い。


「はいー!司会を務めさせていただくのは私、水光展凛でーす!」


司会は展凛ちゃんが志願してくれた。いい子。


「俺は強制参加ですかい…」

「展凛ちゃん、後よろしくー…」

「無視ですかそうですか。」


俺は怠いのでダウンしている。

我ながら体力ねぇなぁと思う。


「はい、雪餅さんからバトンを受け持ったので説明しますッ!ルールは簡単!面白い事を言ってください!以上!」


ちなみにポイント制であり、判断は俺か展凛ちゃんが笑うか笑わないかでポイントが貰える。


「優勝した方には…このホールケーキを景品として持ち帰ってもらいます!あっ、兄さんはケーキをあーんね?」

「おっ、おい!ここでやるんじゃねぇよ展凛!?」

「では始めー!制限時間10分、1人回答権は3回です!」


始まった。俺はとりあえず起き上がり答えに対し期待を寄せる。


《経過時間2分》

「はい。」

「はい紅葉さん!」

「えー、大きな地震とかけて、雪餅が死んだととくー。」

落語っぽいな。ちょっと不吉な言葉が聞こえたけど。

「その心はー?」

「永遠にさようなら。」

「こらぁぁぁぁぁぁぁ!」


俺は紅葉の後ろにクッションを設置しドロップキックをかます。クッションを敷いたのは優しさ。どうせこの身体じゃ痛く無いだろうし。


「はい、雪餅さんに対し不評だったのでポイントは獲得ならず!残念ですねー。」

「くくく…」


天津が腹を抱えて笑っている。そんなに面白かったんかい…


《経過時間3分》

「はい。」

「巡邏さん。」

「えー、これから面白い音を出しましょう。」


音…うーん、なんだろう。


「ゔぁ(超低音ボイス)」

「!?ぶっ、ふふふ…ちょっ…それは…やばいって…笑」


そんな声を急に出されたら困るって…俺は笑いのツボが変なんだっての…


「はい、雪餅さんに好評だったので1ポイント!」

「やたぁー。」



《経過時間5分》

「はーい」

「はい紅葉さん。」


またあれじゃねぇだろうな…

と思うと紅葉は徐にスマホを取り出し…


「はい、○○○○の画像。」

「こらぁぁぁぁぁぁぁ!それは色々とまずい!笑」


結構まずい画像を見せられたような気がする。だけどネタ的には面白いのでセーフ。


「はい、好評だったので1ポイントです!」

「ありゃ、受けないと思ったんだけどな。こりゃ嬉しい。」



《経過時間6分》

「あい」

「はい兄さん。」


天津か。何をやるんだろ。


「えーー、こほん。

ヒャッパァァァァァァァァァァァァ!」

「ぶはっ…アハハハハ!」


突然の奇声に笑いを堪えきれなかった…これぞ天津。


「はい、兄さんの貴重な一面を見られた所で1ポイント!」

「…地味に恥ずかしかった。」



《経過時間6分45秒》

「はい。」

「はい紅葉さん。」

「えーと、雪餅、耳貸せ。」

「ん?何?」


耳を貸せと言われたので貸す…と。


「こしょこしょ…」

「そ…それはっ…笑」


「はい、紅葉さんが何を言ったか分かりませんが、雪餅さんには好評なので1ポイント!しかしこれで紅葉さんの回答権は無くなりました!」


えーと、一言で言えば、最近のテレビの放送事故です…笑

これは俺も知っていたため思わず笑ってしまった。



《経過時間8分》

「はい。」

「はい兄さん。」

「えー、皆さん、これをご覧ください。」

と言うと、天津も徐にスマホを取り出し…

「はい、とある芸能人の加工写真。」


加工写真。まぁ、簡単に言うと変顔みたいだった。それでは笑えなかった。


「すまん、おもろくない。」

「残念!ポイント獲得ならず!」



《経過時間9分45秒》

「はい。」

「はい巡邏さん。時間的にもこれがラストです。」


ラストか、最後は華々しく散ろうって感じかな?

と思うと巡邏がスマホを取り出し、いじった所でスマホを置いて、直立。

そして音楽が流れる。この音楽は知っている…つまり、

巡邏が頭に手を置き、足と腰を高速でブラブラしている。

これには笑いを堪えきれなかった。今日イチで笑ったかもしれない。


「はい、終了ー!

兄さんが1ポイント、紅葉さんと巡邏さんが2ポイントで、勝者、紅葉さんと巡邏さーん!」

「あぁ、巡邏よ、俺の知るまともな巡邏はどこに…」

「すまん、俺、さっきの踊りがやりたかっただけなんだ。」


と、俺を笑わせる遊びは終了し、紅葉と巡邏はケーキをこの後貰ったようだ。

この後、天津からゲームを貸してもらい、紅葉と巡邏で協力プレイをしたところで、門限が来たので帰る事にした。

この回はは動画とかで俺が面白い!と思ったものや実話とかを練り入れてます。

よろしければ感想、評価等よろしくお願いします。

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