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『元』少年は姉妹になったので次女になる  作者: ただの雪餅
帰ったら色々な出来事が起きた
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八十一話 テストとロリ4人衆

3日に1つ投稿になってる気が…

どっせい!


よし、今日は土曜日だ。と言っても何もする事もないのだが。


リビングへ向かう。えーと、時間は7時だ。


「おっはよぉー。」


「ん、おはよー。」


この部屋を借りた時からずっと朝早く、ソファーの上で何もする事なく座り、私が来たら挨拶をする。よく飽きないものだ。


「そりゃーね。挨拶は大事だからね。」


「心読むなら言ってくれよ…」


急に心を読んでくるからビックリする。まぁ、常時読まれてないだけマシなのかな…?


「今日は何するの?」


「んー…まず、1週間のまとめのテストと、それから…非雨で遊ぼうかな?」


「なんか不吉な言葉が聞こえたんだけど!?」


「ふふっ、気のせい気のせい。さ、ご飯を作るかぁー。」


と言い台所に向かうツリス。だが、1分もかからずに戻ってきた。


「ほい、君達が寝ている時に作って置いたご飯だよ。」


朝ごはんは…まぁ、一般家庭でよく出る、ていうかファミレスのモーニングセットの様な料理だ。


まだラデルちゃん達は起きないので、俺だけ食べる。


「いっただきまーす。」


もぐもぐごくごく…うん、美味しい。

ごちそうさまでした。


「皿はどっすれば良いのー?」


「あー、いつも通り台所にー。」


「はーい。」


皿を台所に起き、冷蔵庫から牛乳を取り出し飲む。


………ぷはぁ…美味しい。


さて、多分これまでの行動が、健康的な女子の朝だと思う俺なのだが、心まで女子じゃないので、実際に聞いてみないと分からない。


それはさておいて、まとめテストかー。メモ帳を見直す。


「あーい、テスト用紙作ってきたよー。では始めー。」


「き、急だね…」


俺は急いで筆箱からシャーペンと消しゴムを持ってくる。そして、解答欄に答えを書き始める。


今回は人間に関する問題が多い。体の仕組みとか、生殖活動とか…まぁここら辺は学校でも習っているので、大丈夫…だと思いたい。


「はい、かいしゅー。」


やる気のない声でツリスが私の解答用紙を回収する。待っている間暇なので、まだラデルちゃん達が寝ているのか確かめる。


ドアガチャ…おっと、ソフランちゃんが起きた。


「お、おはよーソフランちゃん。」


「おねぇちゃん…んー…おは…よ…ふあぁぁぁ…ねむい…」


「今午前9時だよ…昔の私みたいな生活みたいじゃん…ほら、さっさと起きんな!」


「へうぅぅぅぅぅおねぇちゃんがきびしいぃぃぃ…」


眠いと訴えるソフランちゃんを起こし、ツリスに朝ごはんを用意してくれと頼み、ソフランちゃんにあったかいホットミルクを飲ませる。


「…目、覚めた?」


「まぁ…なんとか…今日はお姉ちゃんに甘えるぞぉ。」


「おぅ、甘えさせてあげるよ。」


俺とソフランちゃんはソファーに座り、ソフランちゃんが俺の膝に乗っかる。


「…これ、漫画とかでよくあるやつだけど、実際にやると、見えにくいなぁ…」


「ん?お姉ちゃんが嫌なら、降りるよ?」


「いや、大丈夫、返却待ちだから、暇で暇で…なんなら膝枕でもする?」


「うーん…今やって欲しいけどぉ…後の楽しみにしよっと。」


後の楽しみ…そっかー。

地味に期待してたんだけどね…


「ひあー、ソフランちゃーん、ちゃいと来てー。」


「「はーい」」


呼ばれたのでツリスの元に行く。


「えっと、まずはソフランちゃん。朝ごはん。そして、非雨。結構ええじゃないの。」


と言われて返された解答用紙は80点。うん微妙。


「んー、非雨はねー…もうちょっと確率を求める式をちゃんとした方が良いかな?ま、明日、それの復習でもしようか。」


「あいよー。」


さて、何もする事が無くなった…どうしようか。



《1時間後…》



余りにも暇なので朝ごはんを食べ終わったみんなとテレビを見ていたのだが、1時間ずっと通販やアニメを見ていると飽きてくるので、ツリスの隣の席に座っていた。


「…どういう風の吹き回し?」

「ただ単に暇だから、一緒に座りたくなっただけだよっと。」

「そうなんだ。」


ちょっと攻めてみる。

椅子をくっつけて、ツリスに寄りかかる体勢にいるようにする。


「…無理してやらなくてもいいんだよ?」

「いいから、寄りかかせらせろぉ、姉ちゃんや。」

「むぅ…都合の良い時だけ姉ちゃんするなんて…別にいいんだけどさ。」


わざとじゃないかと疑われたが、まぁ、攻めるって言うよりかは、ちょっと甘えたいって言う感じかもしれない。


「…あったかい。」


「そりゃ、にんげ…いや、神か、私。」


「でも、人の姿だよね?めっちゃあったかいよ?」


「まぁ、元々は天界人だったからねー。人間に近い種族だからかもしれないね。」


「ねぇねぇ姉ちゃん。」


「?」


「えと、撫でてくれないかな?私の頭。」


「ん?こう?」


とお願いしてみたら、すぐにやってくれた。嬉しい。


「んぅ…ラデルちゃん達に撫で撫でをしてるけど…こんなに気持ちいいものなんだね…」


「嬉しそうで何よりだよ。まぁ、私があんまりやりすぎると、下の子達が羨ましがるけどね。」


まぁ、ラデルちゃん、ソフランちゃん、オリィちゃんの撫で撫でしてもらえる事については、結構みんな燃えてたな、って思い出す。


「非雨ってさ、嬉しい時、その尻尾凄くぶんぶんしてるよね。」


「え?」


と言われたので尻尾を見る…が、全然ぶんぶんしてない。


「あ、意識するからしなくなるんだよ。でも、尻尾のお陰で非雨の感情が分かりやすくなったかな?」


「んー…感情を隠せない…かぁ、まぁ、みんなには幻覚で隠してるから意味ないけど。」


「ま、どうしても感情を抑えるようであっても、私は心を読めるんだけどね。」


「心読めるってチート過ぎない?」

「神ですから。」


そうだった、その人神だったってボケておく。








6時間経過。みんなでゲームしていたら、あっという間に時間が過ぎた。


「ひーーあーーさーーんーーやーー。」


「なんじゃーー。そんなに伸ばしてーー。」


「またロリっ子になってみない?」


「この前みたいなイタズラをしなければ、いいよ。」


「はーい、では早速!」


また視線が下になる。体大丈夫…だね。うん。


「あーー、あーー、めーでー、めーでー、ツリスis神様、女神はゲーム。よし、呂律もオーケー。」


「女神はゲームってなんじゃ…女神だって居るんだよ…?」


「あ、居るの?これは失敬。」


さて、見た目は…うん、ほぼ同じ。


「やっほー。この姿で帰って来たよー。」


「あ!また小さくなってる!」

「ご主人ー。可愛いよー。」

「姉ちゃん!抱きしめたい!」


1人活発な娘がいる事は置いといて、さて、何をしよう。


「何しようかな?」


「お姉ちゃんとお風呂入りたい!」

「ご主人と魔力で遊びたい。」

「抱きしめたい!今の姉ちゃんものすっごく抱きしめたい!」


「はいはーい、そんなにいっぺんは無理だよー…」


「「「えぇー…」」」


「えーと、まず、みんなでお風呂入る?ゲームで動いた後だから、汗もかいてるでしょ?」


「やったぁ!」


「まぁ、一緒に入れるなら嬉しい。」


「いい匂いの姉ちゃんを抱きしめる…きゃー!!!」


1人ハイテンションな娘がいる。何故か、この身体で落ち着かせようとすると逆効果かもしれないと思った。


と、言うことで、お風呂場に直行し、すっぽんぽんになる。この身体、まだ5、6歳くらいの身体なので、凹凸はない。


逆に、10歳くらいのラデルちゃんが、一番お姉ちゃんっぽく見えるのだ。


この身体だからこそできる事なのかもしれない。一部の人が、これを体験できるなんて知ったら失神するほど嬉しいかもしれない。ただし、一回死んだ上で、ツリスに選ばれなきゃいけないがな。


普通の身体で、まだ大人の女性の裸を見てしまうと興奮してしまうのだが、今の姿、そして妹達には関係のない事だ。素直に微笑ましく見ることにしよう。


みんな脱ぎ終わったので、シャワーを浴び、お風呂に入る。4人なのでちょっと狭いが、流石お湯。何もしていない身体にじんわりと染み渡る。


「あ〜あ〜、らんりゃんりゃーん。」


ラデルちゃんが鼻歌を歌い始めた。地味にお風呂場で聴くといい歌に聞こえる。


俺はその鼻歌に合わせリズムをとっていた。決して暇になったからではない。決して。


やがてオリィちゃんが逆上せたのか精霊化して、濡れた俺の頭に倒れこむ。


「ふぃ〜…冷たくて気持ちいい…」


これは、小さくなれるオリィちゃんにしか出来ない事だと思った。ちょっとスペースが空いたので、ラデルちゃんとソフランちゃんは、意気揚々として俺に抱きついて来た。


まるで風呂場のぬいぐるみみたいじゃないか!と突っ込みを入れつつ、だが嫌な気持ちは何1つなく、お風呂から上がる。


先に上がっておいて、後から上がってくる2人の身体を拭くという役割にいつの間にかなっていたのだ。


多分ツリスが置いてくれたのだろう、4枚のバスタオルを持ち、まだ頭にひっついているオリィちゃんを下ろし、人間化させ、濡れた身体を優しく拭きあげる。


次はラデルちゃん。敏感な肌に気をつけつつ拭き上げていく。ラストはソフランちゃん。大体オリィちゃんと同じ行程だ。


みんなパジャマに着替え、何故か俺はネコの着ぐるみを着かされた。犯人はもちろんツリス。


「か…可愛い…」


「そ、そう?」


だけど可愛いと言われたので許してあげよう。さて、次はオリィちゃんの魔力遊び。


自分の魔力で色々と遊ぶという、想像力が求められる遊び。魔力量が少ないラデルちゃんが不利である。が、彼女はこの遊びについて楽しんでいる。


さて、魔力遊びの最中に、晩ご飯の時間がやってきた。今日はマグロ、サーモン、カツオ、エビの4点盛りの刺身である。


俺はアレンジとして、サーモンの切り身を更に切り、野菜も切って、わさび醤油であえるというカルパッチョもどきを作った。


もどきと言えども、わさび醤油がみずみずしい野菜によく合う。ご飯が進む…といっても身体が小さくなったので、そんなに入らないのだが。


そして、完食…ごちそうさまでした。


更に2時間後、急激に眠くなってきたので、ベッドにinする。


目を閉じている際、両側と頭に触られる感触を覚えたが、それは眠気にかき消された。


そして完全に眠りの沼についていった…







寝ている姿を解説すると、

非雨の頭に精霊化オリィちゃん、非雨の手を繋いでいるラデルちゃんとソフランちゃん。


想像しているだけで凄く可愛らしい。

最後の解説、別に後書きでも良くね、と思ってる人。何となくで書いたからしょうがない。

タイトルの意味分かったかな?

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