茶番二十一話 隠し人は苦労性
前半は誘った人を追加して、
後半は流れで書いたやつです。
ちょいとエロ+グロ注意
時は遡り紅葉と巡邏を天津に紹介し、一通り遊び終わった後…
「やぁ、お邪魔するよ…」
「お、来たか。」
実はもう1人追加人物がいたのだ。だが、俺的には天津達に会わせたくない人物。それには理由があるのだ。
ちなみにその人物は俺と同級生。名前は羽異 祐介だ。天津に匹敵する頭脳明晰、運動能力抜群、サッカー部所属の生徒会長だ。
一回祐介と喧嘩した事があるのだが、蹴りがやばかった。祐介曰く、あの時は手加減してたらしいが、本気を出されていたら蹴りを受けてた箇所が折れてたと思う。
だがその話は2年前。今はすごく丸くなり、まるで別人みたくなり、性格も穏やかで優しく、困っている人を見ると見過ごせない、まぁアニメのイケメン主人公的な存在、それが祐介だ。
だが、自分に暴力を振るうと2年前の祐介の様に、暴力を振るった相手の存在をボッコボコに叩きのめすのだ。
実際、なぜあの時脇腹だけで済んだのかが不思議だ。
「まだ性転換は治らないのか?」
「そーだよ…あ、うちの非雨に挨拶する?」
「いや、今日は気をつけた方がいいかも…」
「ん?なんで?」
「こーゆう事だよ…いつもの…」
祐介がそう言うとドアが開く。
「よぉぉ祐介、こんな所でコソコソして何やってんだぁぁ?女居るなら俺にくれよぉ?」
天津に合わせたくない理由、それはこいつの存在。
名は八合 暴楽。俺の中では月夜に次ぐ警戒人物。
そいつはネチネチと祐介の生徒会長の座を狙っており、祐介と何度取っ組み合いになったのかは数え切れない。
祐介は、初めはガチギレして喧嘩したが、何度も何度も来るもので、『もうめんどくせぇ…』と愚痴りつつ適当にあしらっている。
これは祐介が生徒会長の情報網で知った事を俺に話した事なのだが、無理やり女の子と性行為に及んだ事もある、まぁ、外道な奴だ。
「お、ここにいい女が居るじゃねぇか、どうだ?俺と一緒にデートしようや?」
…あ、俺の今の見た目ロリだったの忘れてた。
「いやです。やめて下さい。」
「おい八合、俺の友達に手を出すな。」
「うっせ善人ぶるんじゃねぇ、お、ここはいい触り心地じゃねぇか。」
「うわっ!?あがが…ちょ…やめ…」
膨らんでいる胸を揉まれている。非雨にも自分でも揉んでいないのに、こいつに触られたくない。
「や、やめろって…言ってるだろ!」
俺は手を退かそうとする…が、予想以上にガッチリしているので、糸で腕に絡ませて、電流を流す。
「うがっ…て、てめぇ…」
あぁ…怖かった…俺を見る目が怖かった。非雨のスキンシップと比べ物にならない程怖かった。
「お前、いい加減にしろ!」
「黙れ糞祐介!」
糞○○って言う表現、めっちゃ久しぶりに聞いたってそうじゃない、これ、非雨とソフランちゃんが危なくない?
如何にも一触即発な2人だが、八合の行動が非雨達に及ぶと俺が発狂しそうなので、糸を使って退出させる。
「な、なんだぁ!?」
「とりあえずこの場から退出しやがれ変態野郎ォォォォォ!」
電流を流しながらベランダに投げ飛ばす。
「こ…このアマ…」
「しぶといなぁ…俺にデート断られて、そして俺の胸を触る奴にゃ容赦はしねぇんだ。」
「でも気持ちよかっブゲッ!?」
「変態発言もいい加減にしろよ?八合。」
倒れている八合に祐介のサッカーボールキックが入った。
「おまっ…倒れている俺に蹴りを入れやがって…卑怯者!」
「何が卑怯なんですかねぇ…お前が女の子を妊娠させた時はもうはらわたが煮えくりまくったんだぞ?」
「はぁ!?こいつ妊娠させたの!?」
「マジ、この前話した数よりももっと被害女性がいる。逆に訴えられないのが不思議だよ…」
「…もちろん無理矢理だよな?」
「誰がこの歳で自分から進んで妊娠したいなんて言うんだよ…よっぽどの変態じゃない限り居ないぞ…」
「わぉ…こいつひっでぇな、相当な欲求不満なんだなぁこいつ、自分でやってりゃええのに。」
「お前ら何2人で話してババッ」
「とりあえず一回死んどく?この孕ませ変態野郎。」
とりあえず目と舌を潰しておく。電流を最大出力にしたら一瞬でジュッと切り取れた。
「〜ーー〜!?!?!?」
ぐぐもった声を上げている。いい様だ。
「しばらく反省の意味という事で縛り上げとく?後鼓膜も潰しとく?」
「祐介、お前敵対した奴にはとことん容赦ねぇな…まぁ、こいつには反省してほしい…てか地獄で罪を償って欲しい程だよもう…」
俺はしゃがみ、耳元に糸を入れ、鼓膜をツンツンした後、突き刺して思いっきりグシャグシャにしてやった。
反対側も同じ事をし、両側から血が滴り落ちたら完成。五感の三つを狩り取り終わった。
後は権力でロープを生成し、縛り上げる。縛り上げた後は、まるで海老フライの様で面白かった。
「さて…どうする?」
「これから数時間放置しようよ。継続的に続く痛みでいずれは神に祈り、発狂するさ。」
「ほんまにえげつないな祐介…まぁ、俺もこの状態になったら、発狂しそうだけど。」
この前似たような体験をしたのはさて置いて、流れ出た血を権力で消す。
「あー…だりぃ…」
「騒がしいな…って何この状況。」
運が良いのか悪いのか、この状況で非雨が出てきた。
「なんかロープで縛り上げられている奴いるけど…会話の内容的に、縛られている奴が悪役?」
「悪役っていうか外道野郎やね、こいつ、俺の胸を揉んできやがったし。」
「なにぃぃぃぃぃぃぃ!?私ですら揉んだ事ないのに!こいつは万死に値するぞ!」
「と、とりあえず非雨ちゃん落ち着いて、ね。」
「あ、はい、祐介さん、すいません。」
「そいやソフランちゃんは寝てるの?」
怠くて疲れたので机に突っ伏して非雨に喋りかける。
「ん、寝てる寝てる。祐介さん、今日はどうするの?」
「とりあえず少し休ませてもらうよ…休んだ後にこいつを家に連れ返す…」
「大丈夫?逆恨みされて殴りかかれない?」
「こいつの攻撃パターンは覚えた。ていうかこいつと何回喧嘩したと思ってんだよ…もう数えるのも飽きたわ…」
「まぁ…お疲れさん…少し寝かせて…そして、こいつ連れ戻す際は起こして…」
「なんで?」
「流石に目と耳真っ赤にして、舌ない奴を担いでいたら、祐介が逮捕されちまう。だから治す。」
「ははは…何も言えねぇや…」
怠くなった身体を休ませるために、そのまま寝る…
「…寝たね。」
雪餅が寝た。寝ている時は、これが元男と思えないほどに可愛い。
まずはほっぺをぷにぷに…うん、可愛い。触り心地が凄くふにふにしている。
次は可憐な腕。腕を揉んでみる。
「めっちゃスベスベで気持ちいいんだけど…ふへへ…最高…」
何となくで、雪餅の口に指を入れたくなって来た。手をしっかりと洗って、唇をなぞる。
雪餅が軽く口を開いたので、少し入れてみる。すると指をしゃぶった。
「これはこれで…良いかもしれない…」
何故か、私の指を口に入れた瞬間、雪餅の寝顔がほころんだ。
かっ…可愛い…萌え死ぬ…
「あ…あの非雨さん?」
「は、はい!」
急に声を掛けられたのでびっくりした。そう言えば祐介さんが居るのを忘れてた。
「俺が言うのもなんだが…雪餅で遊びすぎないでね?地味に性転換した雪餅は可愛いけど、流石にやり過ぎだと思うよ…?」
「あ…すいません…」
「雪餅に…伝えて「やめてそれだけは、私の楽しみが減ってしまう…」
「はぁ…まぁ雪餅もこんな可愛い子にイタズラされるなんて本望だろうよ。」
地味に危なかった…
《1時間後…》
「それじゃそろそろ帰るから出来れば雪餅を起こしてくれるとありがたいです。」
「はーい、わかりました。おーい、起きろー(ぺちぺち)、祐介さんがお呼びだぞー。」
「ん…あぁ…あ?祐介?」
「そうだよ何寝ぼけてんだよ、俺だよ、寝る前に帰る時に起こせとか言ったじゃんか。」
「あー…したなそんな約束…ほれ…うん、一回気絶させてから完治させたから、暴れだす事はない…一応俺が解くまで身体中ずっと痺れる仕掛けもやっといた…寝たばっかなのにもう疲れたよ…」
「すまん、ありがたい。じゃ、連れ返す、また今度、じゃあーなー。」
「はいほーい。」
バタン…
「非雨…」
「ん?なんだい雪餅。」
「何故か寝ている時に、非雨のその耳をはむった夢を見たんだが…なんかやった?」
「いや、何もやってないよ?」
「そーか…じゃ、俺がこの身体になってからずっと非雨にスキンシップをされてるけど…今日はご褒美?を授けようじゃないか。」
「?」
「非雨、ちょっと非雨の背中で眠らせて…この身体になってから怠いんだ…偶にはこっちにも奉仕しろ…」
「お、おう…」
非雨の背中に飛び乗り、捕まる。ちょうど背中にすっぽり入った。
やっぱり、少し安心する。自分で設定したのに、まるで母親のように。
(待って待って待って、凄い!?至近距離!雪餅から求めて来た!これは来たよ!?キマシタワーだよ!ヒャッハー!)
非雨は興奮しているが、そんな事を知らない雪餅は非雨の体温と心地よい揺れに安心しつつ眠りについた。
初期の話書き直した方がいいかな…?
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