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『元』少年は姉妹になったので次女になる  作者: ただの雪餅
帰ったら色々な出来事が起きた
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七十七話 普通の(?)1日

少し遅れたー!

多分日常回。

「ん…くはぁぁぁぁ…」


また夢を見た…今度は魂…俺の魂とこの体の元の魂…そして、共有と言うワード。


鮮明に覚えているのでまるで夢では無いように思える。何時もの夢なら全く覚えてないのに。


「兎に角、今日学校だから、ご飯食べてさっさと準備するかぁ…」


あまり長く考えても行き詰まってるものだし、無理に解こうとせず少しずつ考えていくことにしよう。


「おはよーツリス。」


「はよー。」


リビングにいたツリスに朝の挨拶をし、朝ご飯を作る。そして食べる。


…?なんとなく、自分がいつも作る朝ご飯より少し美味しく感じる…なんでだろ。まぁいいや。


「今日は帰って来てから神についての勉強をするよー。」


「あ、うん。」


実際、神についての勉強って想像もつかないけど、多分想像を遥かにぶっ飛ぶ事についてはわかる。


夢の事に考え過ぎて忘れていたけど、私見習いの神になったんだっけ。口約束で神になれるってどんなもんなんだよ、と今更ながら思った。


「さって、今日もソフランちゃんとオリィちゃんを起こすかぁ。」


と思い、起こす。ソフランちゃんは半分眠りながらも人格に戻り、オリィちゃんはミニ化した後、すぐ尻尾に飛びつき二度寝した。


制服に着替え、仕度を済ませ、あんまり早く出過ぎても教室にロックが掛かっているので、多分ロックが外される10分前に学校に行く。


スマホをいじってたらすぐ10分前になったので、家を出る。


「行ってらっしゃーい!」


と、ツリスの言葉を受け、今日も頑張るかぁと思い、通学路を歩く。


幻覚魔法を掛けるのを忘れずにして、教室に着いた。スクールバックの荷物を机に入れ、読書をする。


今日は…げっ、保険と音楽かぁ…と思いつつ、朝学習の勉強タイム。適当に歴史の重要そうな単語をノートに書いていったら時間が過ぎていった。


4時間目までは何事も無く時間が過ぎていき、給食を食べ終わり昼休みが終わり、5時間目は音楽。


今日の授業は『音言葉』らしい。自分で一文の歌詞を作り、音を当てるといういわゆる創作性が求められる授業だ。


歌詞とリズムを書き終わり、先生に提出しOKを貰い、さてどうしようとオルガンに手を付けると、男子達の会話が耳に入った。


「オメーのタイプ、なんなん?」

「やっぱ巨乳だろ、それをprqrして勃ちてぇんだわ。」

「わかるぅ!mjsrn。」


…お前らは女子の前でそれを話すかと、イライラして来た。そう言うのは女子が居ない所でしろよと思う。俺じゃない女子は反応しないにしろ、イライラすると思う。絶対。


5時間目の授業が終わり、6時間目の仕度をしていると、連絡先を交換した女子に『一緒にいこ?』と言われ二つ返事で了承して、授業場所に向かった。


未だあの男子の発言にちょっぴりイライラしつつ、授業を受ける。内容は、衛生についてと、身体構造について。

どのような事をすると不潔になり、病気になるのかって言うみんなも分かりきった授業内容をうけ、化学物質を川に流すなとか俺達に関係の無い話を受けたところで授業は終わった。


掃除…教室のほうき掃除をパパッと終わらせ、帰りの会。今日の学校生活はおわり…かと思ったら、連絡先を交換した女子に、『今日遊び行っていい?』と言われた。今日は更に勉強しなきゃいけない事があると断ったら、『じゃ、一緒に勉強しよ!』と言われ、なんとも断りづらい雰囲気になった。


ツリスに念話で聞いてみた所、連れて来ていいよー。ラデルちゃんに口裏合わせをしとくからとOKの返事を貰い、結局その女子を家に招待する事になった。


その女子は家に帰らずそのまま付いて行くらしく、家に帰らないで大丈夫なの?と聞いたら親が共働きで一人っ子だから、7時まで帰らなくても大丈夫って言う。


家に着き、ただいまー。と言い、女子はお邪魔しますと言う。ツリスとラデルちゃんが出てきた…が、ラデルちゃんの猫耳と尻尾が無い!と思ったら、幻覚で隠してるのかとすぐに理解。


ツリスに念話で聞いてみたらやっぱり幻覚で隠していたらしく、今日の神についての勉強はどうするのと聞いたら、その子が帰ったらするらしい。


リビングのテーブルに宿題を置き、解き始める。そう言えばその女子の名前聞いた事ねぇなと思い、聞いてみた。


名前は佐藤 雪菜ゆきなと言うらしい。名前覚えてないの?と言われたが、忘れっぽいんだよねって言い、珍しいねと言われた。

男子の時に女子と話さないので、名前を全く覚えてないって言うことは死んでも言えないと思った瞬間である。


雪菜さんはたまに宿題のわからない所を聞いてくる。今日の課題は数学なので、その式の仕組みとヒントを教えていたら、わかったらしい。

これ、学力強化される前だったら全然分からなかったろうなぁと思った。今の教え教えられの立場、絶対逆になるね。


課題も終わり、後は宿題…ノートに自由に今日やった授業の内容を1ページ書くというものだが、雪菜さんは家に帰ってからするとの事なので、さっさと俺は終わらせる。これは学力強化前には全くやろうと思わなかったが、今となってはなんとなくやってみようと思えるようになった。


雪菜さんのイケメン男子の話を聞き流し、宿題を終わらせる。このタイミングでツリスがジュースとお菓子を持ってきた。


ツリスはお母さんなの?って聞かれたが、姉さんだよって言うと、『めっちゃ大人じゃん!羨ましい〜』と言われた。何もそこまで…と思ったが一人っ子だって言う事を忘れていた。


そして、いつの間にかある最新作のゲーム機で一緒に遊んだ。雪菜さんがよくやっているゲームをやったが、いかんせんそのゲームは俺が初めてやるゲームで、雪菜さんにボコボコにされた。悔しいです。


次は格闘ゲーム。コマンドはある程度覚えていたが、それでも雪菜さんは強かった。雪菜さんは2Dアクションゲームが得意らしい。


時間は流れ、6時半。そろそろ親が帰ってくるから帰るわ、と言い、雪菜さんは帰っていった。やっと着替えられる…


オリィちゃんは学校が終わった時からずっと起きてたらしく、俺たちの事を邪魔したら悪いかなと思ってずっと待ってたらしい。いい子やぁ。


ソフランちゃんは何事も無く戻り、今日は3人で少し遅めのゲーム大会をやっていた。


「さて、お疲れ様と言いたいけど、神についての勉強を始めるよー。」


「あいさ。」


ツリスに神についての勉強を教わる。今日やったのは人間の身体の仕組み。これを何ヶ月何年もやってコツコツと覚えるらしい。1時間で人間の突然変異する確率、繁栄するピーク、進化等の事を解説され、メモにとった。来週、これについてのテストをするらしい。


毎日1時間ずつやるらしく、今日は終わり。そしてロリアさんとテーレちゃんがやって来た。タイミング良すぎだと思った。


「非雨がタイミング良すぎない?と思ったらしいよロリア。」


「これでも神ですから!いつも勘でやって来てるんだよね。」


勘の命中頻度高いなぁ…と思いつつ、今日もテーレちゃんがやってきた。


「ひあさん…おね…がいことがあるんで…すが…」


「ん?なんだい?」


テーレちゃんがお願い事を頼んできた。


「お…んぶしてく…れないでしょ…うか?」


「そんくらいなら別にいつだってやってあげるよー。おいで。」


「わーい。」


私が聴くとテーレちゃんのテンション低めな声だが、顔は嬉しそうになっている。


おんぶをすると、オリィちゃんとソフランちゃんが羨ましそうに見てきた。後でやるとと言ったら、嬉しそうにしていた。


「今日、ロリア達もご飯食べていきなよ。」


「お、ありがたい。今日は用事も特にないからありがたくいただく事にするよ。」


「非雨たちやー、ご飯だよー。」


「はいはーい、テーレちゃん、降ろすよ。」


「じつに…まんぞく。」


テーレちゃんは嬉しそう。ロリアさんのところに向かっていったけど。


今日のご飯は肉じゃがと味噌汁、そしてサラダだ。ではでは、


「いっただきまーす。」


誰一人として掛け声は出さなかったが、私だけ頂きますをした。ツリスは7人分の肉じゃがを用意し、ちゃんと食べれる量まで調整していた。器用だなぁと思いつつ食べ進める。


「ご馳走様でしたー。」


と言い、食べ終わった皿を水につける。


みんなも食べ終わり、今日は11時までロリアさんが居るってもんで、オリィちゃんがテーレちゃんをゲーム大会に誘った。テーレちゃんはロリアさんに視線を向け、その後、ゲームをしに行った。初めは操作に悪戦苦闘しながらも必死にポイントを稼ぐテーレちゃんにロリアさんがメロメロになってた。


そして時間が過ぎ、ロリアさんが帰る時間となった。ゲーム大会をしていたみんなは10時くらいに眠った。テーレちゃんも一緒に眠ったらしく、初めてロリアさん以外と寝る事に戸惑っていたが、すぐに慣れたらしく寝たらしい。


ロリアさんが眠っているテーレちゃんを抱っこして帰っていった。私も眠たいので眠る事にしよう。おやすみ…

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