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12/24

作者: 神崎 凜


投稿1作目。

明日はクリスマスイブですね。

ipodでクリスマスソングを聴いていたらふと思い浮かんだので書いてみました。

少し暗い内容ですが、暇つぶし程度に読んでみて下さい。



12月24日。


世間で言うクリスマスイブ。


イベントにほとんど興味を示さない俺でも、この日だけは胸をときめかせていた。


去年までは。


君と毎年のように歩いたイチョウ並木を今年は1人で歩いてみる。


道は家族連れとカップルで溢れていて、全員笑顔を浮かべている。


そんな人達を羨ましく思いながら、俺は行く宛てもなく歩を進める。


どんな時も笑っていたキミ。


今日も笑っていますか?


キミが突然俺の前からいなくなってから数ヶ月。


俺の中の時計は止まったままで、一向に動く気配を見せない。


生きているのか死んでいるのか。


そんなボーダーラインすらあやふやになってきた。


歩みを止めてふと空を見上げると、雪がチラチラと舞っていた。


「雪だよ、雪!!」


キミだったらきっとそう言うだろうな。


今の俺を見たら、キミはなんて言うのだろう?


また空を見上げてみる。


明らかに量が増えている。


「しっかりしなよ!!」


根拠は無いが、そう言われそうな気がした。


12月24日。


時計の針が静かに動きだした。






最後まで読んで頂き、本当にありがとうございます。

まだ始めたばかりなので、至らぬ所が多々あったと思いますが、少しでも何かを感じて頂けたら幸いです。

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