1章~ナギス村
目を覚ますと、一つの時計台があった。その時刻はPM11:10。どうやら眠りについてから10分たったらしい。とりあえず歩こうとヒカルは決めた。
何分か歩いた後、ある村に着いた。看板に「ナギス村」と書かれていた。その村に入ると、見たことない黒い色の人間の形をしたのが村の人々たちを襲っていたのである。ヒカルは「助けなければ!」と思った。だが、彼には何も武器を持っていない。彼は勇気を振り絞り、素手で戦った。戦力的に敵の方が上だった。ヒカルは「もうだめか…」と思ったが、彼の目に斧を持った戦士が現れ、敵をやっつけたのだ。ヒカルはその戦士の顔までは見れず、疲れはて、そのまま倒れた。
ふと目を覚ますと、彼はベッドの上で寝ていた。「気がついたね!」と一人の女性が彼に声をかけた。「あっ…あなたは?」「私はエリザ、この村の村長の娘よ。今、父さんを呼ぶね。」彼女が呼んでいるなか、ヒカルは「今、何時だろう?」と思い、時計を見ると、AM3:00だった。「お待たせ~!」エリザが髭の延びた男性を引き連れてヒカルのところまで来た。「こちらが私の旦那でこの村の村長であるエリックよ」「やぁ、君がヒカル君?聞いたよダークに素手で挑むなんて、なかなか勇気あるじゃねぇか!」「ダークって一体なんだ?」「あれ?君はまだ知らないのかい?」ヒカルにはなんのことなのか一切わからなかった。「ほら、さっきの黒色の人間の形をしたやつだよ」「あれがダークなのか?」「あぁ、そうだ」「やはり変わってしまったんだな…」ヒカルが幼稚園のときの夢の世界にダークはいなかった。その後も彼の知らないことをエリック村長から教えてもらった。「これを渡そう」エリックが一つの剣と盾をヒカルに渡した。「これは?」「剣に三つの穴があるだろ、そこにルビー、サファイア、エメラルドの宝石をはめ込むんだ。すると、ドルビーを倒せる。」ドルビーは夢の世界を支配した邪悪なボスである。「そして、この盾はきみの勇気が満ちたとき…」「満ちたとき!?」「すまんが、どうなるかは私は分からない」ヒカルは残念に思った。「勇気といっても色々な勇気がある。自分で探すことだ」「わかった」そして、いつの間にかヒカルの怪我は治まった。
村長の家を出て「後、それといい忘れてたことがあった。」「!?」「三つの宝石をはめ込むと持ち主が選ばれし者かどうか判断する。もし、そうじゃなかったら…」「そうじゃなかったら!?」