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姉のミニスカート♡ ⑧ お茶会と、残酷な告白


 駅ビルのオープンテラス。

甘い香りの漂うカフェで、僕――今は、優香は、生きた心地がしていなかった。  

目の前には、顔を真っ赤にした親友の拓也。  

そして隣には、楽しそうにパフェをつつく小悪魔こと、実の姉。


「へぇ、拓也くんって意外と……女の子の服に詳しいのね?」

 姉が仕掛けた。  

テーブルの上には、先ほど購入したばかりのランジェリーショップの紙袋が鎮座している。


「い、いや! 詳しいっていうか……その……」  

拓也はチラリと僕を見た後、視線を袋に落とした。

「さっきのお店、すごくセンスがいいなって。……優香さんの雰囲気に、ぴったりだと思ったんです」


(……待って。それ、中身が『スリップ』だって分かって言ってる?ランジェリーだぞ)


「優香にぴったり? どんなところが?」  

姉の追撃。やめて、お姉ちゃん。それ以上は僕の精神がもたない。


「えっと……優香さんは、すごく肌が綺麗だから。……清楚な白とか、淡いピンクのレースが……その、絶対に似合うと思って。派手なものより、繊細で、ちょっと透け感があるような……あ、いや! 変な意味じゃなくて!」


 拓也は自爆するように顔を伏せた。  

……でも、困ったことに。  

彼が言った白と淡いピンクのレースは、まさに今、僕のバッグに入っている、そして心臓のすぐ上で優香を形作っている下着そのものだった。


(……拓也、お前……僕の好み、的中させすぎだよ……っ)


 自分の正体を知らない親友に、自分の"女の子としての姿"を全肯定される。  

その羞恥心と、内側からじわじわと込み上げる奇妙な高揚感。  

僕は顔を隠すように、冷たいアイスティーを飲み込んだ。


「……あ、ありがとう。拓也くん……センス、いいんだね……♡」


 上目遣いで、声を一段高く。  拓也の顔が、さらに茹で上がった。







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