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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

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最強と恐れられる褐色美女は、戦場でいつも泣いている

作者: こめりんご

 夜のとばりが下りた新宿界隈(かいわい)。降り止まぬ雨がアスファルトを濡らし、けばけばしいネオンの光が乱反射していた。

 湿り気を帯びた空気には、排気ガスの臭いと、焦げ付いたような魔力の残り香が混じりあっている。


 警察車両の赤色灯が、回転しながら周囲のビル群を染め上げていた。

 

「動くな!」


 銀行のシャッター前で油汗をかいた男が怒号を上げた。

 その手には怯えきった人質の髪が握られ、もう一方の手からはゆらりと火球が浮かぶ。

 男の首筋には注射痕。魔法増幅薬の過剰投与か、血管が黒く浮き出ている。


 包囲する機動隊が息をのみ、一斉に銃器を男に向けたその瞬間。取り乱した男が灼熱(しゃくねつ)の魔法を放った。


 轟音。爆風。

 だが、悲鳴は上がらなかった。


 そこには腕を振り上げて固まる男と、その腕を大きく蹴り上げた姿勢で静止する無表情なひとりの女の姿。


 長い髪、(つや)やかに光る褐色の肌。

 彫像を思わせる完璧なプロポーションを持つ、美女。


 魔法が放たれる直前、瞬きする間もなく現れた彼女が、腕を蹴り上げたのだ。

 

「ぎゃっ……!」


 男が次の行動を起こすより早く、女のもう一方の足の甲が、側頭部に叩き込まれる。

 片腕を地面に突き、横向きの姿勢で空中を薙いだ回し蹴り。

 振り抜かれたしなやかな褐色の脚と鈍い音。男が宙を舞い、地面に叩きつけられ、そして動かなくなった。

 女はいつの間にか片腕に抱えていた人質をそっと離す。


 静寂(せいじゃく)が訪れる。


 雨音だけが響く中、彼女は乱れた衣服を直す素振りも見せず、ただ、たたずんだ。


 しかし、彼女の心の内は動揺で一杯だった。


(う、うわあぁぁ……怖かったぁ……!)


 膝が笑いそうになるのを、全身の筋肉を硬直させて必死にこらえている。

 本当なら今すぐ地面にうずくまって泣き出したい。

 だが、この体は泣き方を知らない。作り物の声帯も、表情筋も、恐怖を形にする術を持たなかった。


「人間の動きじゃねぇ……」

「『鉄の処女(おとめ)』……今日も最強だな」


 規制線の外から、野次馬や警官たちの畏怖(いふ)と称賛の声が聞こえる。

 ノアは、どう反応すべきか分からず、ただ口を閉じたまま立ち尽くす。

 それが周囲には「些事(さじ)には動じない孤高の姿」として映る。


 その光景を、離れた場所からじっとにらみつける視線があった。

 同僚の捜査官、レイカである。

 

「……また、あいつばかり」


 レイカは唇を噛み締め、悔しさをにじませる。

 現場の指揮を執り、包囲網を敷いたのは彼女だった。

 だが、「最強」という称号と共に最後のおいしいところをさらっていくのは、いつもあの無表情な女なのだ。


 そこへ、黒塗りのセダンが滑り込んでくる。

 中から降りてきた白衣の男たちが慌てた様子で女のもとへ駆け寄り、腫れ物に触るようにして車内へと回収していった。

 


        * * *



 警視庁の地下深く、一般には知られていないフロア。

 魔法犯罪対策課、いわゆる対魔課の医務室は、無機質な白色灯に照らされていた。

 消毒液と微かなコーヒーの香りが漂うその部屋で、先の美女は診察台の端に腰掛け、小刻みに震えていた。


「血圧、心拍数、共に異常上昇。……相当怖かったみたいだね」


 白衣の専属医、葛原がモニターを見ながら苦笑する。

 先ほどまでの「最強の美女」の面影はどこにもない。肩を縮こまらせ、視線を泳がせるその姿は、叱られた子供そのものだった。


「だ、だ、大丈夫、です……。ぼ、僕、怪我は、してない、から」


 真顔のノアの口から漏れたのは、低いアルトの美声とは裏腹な、あどけない一人称と、たどたどしい吃音(きつおん)だった。


 菱神(ひしがみ)レン。とある犯罪結社にさらわれ、この器に意識を移植された少年だ。


「無理はしないでいいんだよ、レン君」


 診察室のすみで腕を組んでいた課長の郷田が、低い声で労わる。「まだ、内勤への異動届は有効だぞ」


 ノアは首を横に振った。長い黒髪がさらりと揺れる。

 

「ぼ、僕には、これでしか……自分を証明できないから」


 その言葉に、郷田は何も言い返せなかった。


 診察が終わり、ノアは部屋の隅で飼われている猫の元へ歩み寄る。

 しゃがみ込み、指先で猫の(あご)を撫でる。

 猫がゴロゴロと喉を鳴らすと、ノアの能面のような顔がほんのわずか、ぎこちなく歪んだ。

 笑顔を作ろうとしてはいるのだが、はたから見れば真顔のまま、顔がピクリと痙攣(けいれん)しているようにしか見えない。


「……本当に、中身が男の子だとは思えんな」


 その背中を見つめ、郷田がため息交じりに呟く。

 

「こういう姿を見ると、ただの美少女にしか見えませんね。ギャップ萌えってやつですか」


 葛原もまた、複雑な表情でコーヒーを啜った。


「でも、精神は限界に近い。世間が彼を崇めれば崇めるほど、心が萎縮(いしゅく)していく」

「分かってはいるんだが……」


 葛原はため息をつき、郷田は苦虫を噛み潰したような顔をした。


「上も世論も、彼を手放さない。何より……本人が、それを望んでいる」


 だから彼らは、ノアを「喋らなくていい仕事」にだけ就かせた。それが、今できる精一杯だった。


 地下深くの医務室に、無機質な空調の音だけが響く。

 ノアは猫を撫でながら、ただぼんやりと考える。


(これで、いい。きっと大丈夫……)


 ――祈りにも似たその願いは、しかし届くことはない。



        * * *



 診察を終え、ノアが執務フロアに戻ると、待ち構えていたかのようにレイカが立ちはだかった。

 彼女は整った顔立ちを歪め、鋭い視線をノアに突き刺す。


「お帰りなさい、『最強』さん。上役たちにチヤホヤされて、いい気なものね」


 レイカの言葉には棘があった。彼女にとって、ノアは目の上のたんこぶだ。

 いつもボーッと席に座り、面倒な書類仕事は免除され、現場に出ればおいしいところを全て持っていく。

 ノアは縮こまり、何か言おうと口を開くが、言葉が出てこない。


「あ、う……」

「捜査に必要なのは暴力じゃない、知性よ」


 レイカはファイルでノアの肩を突く。「あんたみたいな筋肉女には分からないでしょうけど」

 ノアは無表情のまま、こくりと首を縦に振った。


 嫌味を言われているというのに、ノアの心は不思議と穏やかだった。

 背筋を伸ばし、はっきり物を言うレイカの姿を、彼はただ眩しそうに見つめていた。


 しかしレイカは、その沈黙とうなずきを「肯定するまでもない当然のこと」という余裕の表れだと受け取り、怒りを強めた。

 何か言おうとして顔をしかめたが、結局何も言わず背を向ける。ヒールの音を高く響かせて去っていった。


 レイカは知っていた。この「最強」には妙な抜けたところがあることを。

 ブラックコーヒーを渡すと震えながら砂糖を大量に入れようとするし、散歩中の小型犬とすれ違うだけで、彫像のように硬直する。


(絶対、中身はただのバカよ。私が本気を出せば、こんな奴……)


 その焦りが空回りを生むことになる。

 数日後の魔法窃盗事件で、レイカは功を焦って突出した結果、犯人グループを取り逃がしてしまう。


 現場の路地裏で、彼女は唇をきつく引き結び、壁を見つめた。

 背後で、ノアがただ無言で立っているのが、何よりの屈辱(くつじょく)だった。




 そんな中、大きく事態が進展した。

 結社に連なる犯罪組織が風俗街の身寄りのない女性を誘拐し、洗脳魔法を施して海外へ売り飛ばしているという情報が入ったのだ。

 魔法通信の傍受(ぼうじゅ)により、次の「狩り」の場所と日時が特定された。


「潜入捜査を行う」

 作戦会議室で郷田が告げた。

(おとり)として女性捜査官を現場に送り込み、アジトを特定、一網打尽にする。適任者は——」

「やらせてください!」

 

 郷田の言葉を遮り、レイカが立ち上がった。

 室内の視線が彼女に集まる。名誉挽回のチャンス。逃すわけにはいかない。


 ノアは、万が一レイカに危険が及ばないように警護役として後方待機を命じられた。


 ――そして、作戦決行の夜。

 予期せぬトラブルが起きた。レイカが現場へ向かう途中、先の事件で取り逃した魔法犯罪者と遭遇し、足止めを食らってしまったのだ。


「対象が移動しちゃう!」


 レイカは焦るが、時間は待ってくれない。

 拉致(らち)対象の女性たちが集まる路地に、組織の車が到着してしまう。

 現場判断で、代役が必要となった。


「ノアさん、代役行けますか?」


 イヤホン越しの指示に、路地裏で待機していたノアは息を呑んだ。

 

(えっ、ぼ、僕が!?)



        * * *



 遅れて現場に到着したレイカは、無人の路地を見て愕然(がくぜん)とした。

 

「嘘……あいつが私の代わりを?」


 無線からは、ノアが攫われたことを告げる報告が入る。


「またいいとこ取り!? ふざけないでよ!」


 だが、遅れて現場に到着した郷田や葛原の顔色は、いつになく蒼白だった。


「……まずい。あの子が暴走したら……」


 郷田が焦りを隠せずに呟く。


「戦えない状況で、心が耐えられるか……」


 葛原の声が震えた。


 その言葉に、レイカはふと、違和感を覚えた。

 ――あの「最強」の女を心配する理由が、精神的なもの?



        * * *



 ワゴン車の荷台で、ノアは揺られていた。

 周囲には、同じく拉致(らち)された数名の女性たちが押し込められ、すすり泣いている。

 窓の外の景色は、やがて寂れた港湾地区へと変わっていった。


(どうしよう……)


 ノアは膝を抱えて震えていた。


 車が止まり、彼女たちは廃倉庫のようなアジトへと引きずり込まれた。

 カビと錆、そして男たちの脂ぎった体臭。

 

 女性たちが壁際に追いやられ、すすり泣く声が響く。


「じゃあ、検品だ。順に並べ」


 男の一人が端の女性の前に立ち、顔を近づけてニヤリと笑う。

 女性が悲鳴を上げようとした、その時。

 ノアが、音もなくその間に割って入った。


「……あ?」


 男が不快げに眉を寄せる。

 何も言えず、ただ無表情で男を見返した。

 

(僕が……僕がしっかりしなきゃ。警察だって、言わなきゃ)


 必死に自分を奮い立たせようと、震える唇を開こうとする。

 だが、その沈黙と「美しい顔」は、男の神経を逆撫でするだけだった。


「なんだお前。……商品が、買い手をにらむんじゃねえ」


 静かな、けれど底冷えするような声。

 男がノアの髪を乱暴に掴み、強引に顔を上げさせる。

 ナイフをちらつかせ、ノアの頬に冷たい刃を当てる。


「愛想よく泣けよ。……不良品」


 その冷たさに、何も考えることができなくなった。

 

(イヤだ……! 助けて……!)


 極限の緊張と恐怖。

 ぷつんと、ノアの意識が暗転した。


 ――システム、起動。

 ――脅威判定:レベルA。防衛プロトコル、及び殲滅(せんめつ)モードへ移行。


 ナイフを押し当てようとした瞬間、男の世界が反転した。

 ぱきりと骨が砕けるような乾いた音が響く。


 男の手首があらぬ方向へ折れ曲がり、ナイフが空を舞った。

 金属音がコンクリートの床に反響するよりも早く、屈伸する姿勢から跳躍(ちょうやく)、前に縦回転しながら宙を舞う。

 ぴんと伸ばした両足のハイヒールが、落下地点の男の頭頂部にめり込む。

 野菜をつぶしたようなごしゃりという音がしたかと思うと、男の体が崩れ落ちた。


「あ……あ?」


 周囲の構成員たちが状況を理解するのに、数秒を要した。

 震えていたはずの女が、今は無表情で倒れた男の頭の上に直立している。

 その瞳に、理性はなかった。あるのは、感情を排除した無機質な殺意の輝きのみ。


「こいつ!」


 誰かの叫び声を合図に、構えられた銃火器から様々な攻撃魔法が放たれる。炎、氷のつぶて、真空の刃。

 だが、ノアの体は重力を無視していた。

 関節の可動域は人間の限界を超えている。背中から床に倒れ込むと見せかけて、背骨をバネのように反らせて跳躍(ちょうやく)し、天井の(はり)に張り付く。

 そこから落下しながら、ふたりの男の首を両脚で挟み込み、ねじ切るように回転して着地した。


 それは血飛沫と悲鳴が彩る、死の舞踏の始まりだった。

 ノアの意識は、深い闇の底に沈んでいた。

 恐怖から逃げた心の代わりに、得体の知れない何かが体を動かしている。ただ、壊すためだけに。





        *





 港湾地区に、けたたましいサイレンが響き渡った。

 遅れて到着した対魔課の部隊が、倉庫を包囲する。


「突入!」


 郷田の合図と共に、特殊部隊が正面ゲートを爆破した。

 白煙が立ち込める中、レイカは銃を構えて先頭を切って駆け込んだ。


「ノア!」


 彼女が階段を駆け上がり、最上階のフロアへ飛び込んだ時、そこには異様な光景が広がっていた。

 構成員たちはあらかた床に倒れ伏していた。ある者は泡を吹いて気絶し、ある者はうめき声を上げてのたうち回っている。

 その中心で、動き続ける影があった。


 ノアだ。

 まだ終わっていないとばかりに、残党たち――恐怖で腰を抜かして後ずさる男たちに向かい、彼女は無慈悲(むじひ)に歩み寄っていた。

 男が震える手で発砲する。

 ノアは首をわずかに傾け、それを避けた。そのまま流れるような動作でふところに入り込み、掌底しょうていを叩き込む。


「やめろ! 確保だ!」


 郷田の声も届いていない。

 その動きは、レイカが知る「人間」の体術ではなかった。筋肉の伸縮、重心の移動、その全てが計算され尽くされた何か(・・)

 ——それはあまりに完璧で、恐ろしいもの。


「凄い……」


 これが「最強」の実力。自分など足元にも及ばない、圧倒的な暴力の化身。

 だが、次の男にとどめを刺そうと腕を振り上げたノアの顔を、月明かりが照らした瞬間、レイカの思考は停止した。


 無表情のまま、その美しい瞳から、大粒の涙があふれ出していたのだ。


 動きに取り残されたその(しずく)が止まって弾ける。

 口元は結ばれ、眉一つ動かしていない。けれど、涙だけが、次々と生まれては床に落ちていく。


(泣いて、いるの……?)


 そのアンバランスな姿は、最強などではなく、壊れかけた人形のように思えた。


「確保だ! ノアを止めろ! 絶対(・・)に傷つけるなよ!」


 郷田の指示で、特殊部隊が防護ネットを放ち、ノアの動きを封じる。

 網に絡め取られて床に倒れ込んでもなお、その瞳からは涙が流れ続けていた。



        * * *



 事件は解決した。

 誘拐された女性たちは全員無事に保護され、押収された資料からは人身売買ルートの決定的な証拠が見つかった。対魔課の大手柄である。


 現場の撤収作業が進む中、雨は上がっていた。

 雲の切れ間から星が覗き、濡れたアスファルトを白く輝かせている。


「いやあ、やっぱり『鉄の処女』は格が違うな!」

「でも怖えぇよ、あんなの、何考えてるかわかんねぇ」

「それでも……奴らをひとりで壊滅させちまうなんて」


 警官や捜査員たちの恐れと賞賛の混ざった声が、夜の空気に満ちていた。

 救急車の横で、毛布を肩に掛けられたノアが立っている。

 ネットから解放されて意識を取り戻した彼女は、再びいつもの無表情に戻っていた。

 背筋をぴんと伸ばし、周囲の声を冷ややかに受け流している――ように見えた。


 だが、レイカだけは違った。

 群衆をかき分け、ノアの元へと歩み寄る。

 近づくにつれ、その異変がはっきりと見て取れた。


 ノアの指先は、毛布を握りしめたまま白くなるほど力を込め、小刻みに震えている。

 直立不動の姿勢は、威厳を示すためではない。膝の震えを隠し、気を抜けば崩れ落ちてしまいそうな体を、必死に支えているだけだ。

 そして、その瞳はどこにも焦点が合っていなかった。瞬きをするたびに、わずかに睫毛まつげが濡れていく。


「……こわ、い……」


 蚊の鳴くような、かすれた声。

 それは「最強の美女」の声ではなかった。

 怯え、助けを求める、少年の声のように聞こえた。


(私は、何を見ていたんだろう)


 レイカの胸に、痛みが走った。

 無愛想で、生意気で、余裕ぶっていると思っていたライバル。

 その正体は——


 レイカは無言でノアの手首をつかんだ。

 驚くほど冷たい肌だった。

 

「え、あ、レ、レイカ、さ……?」


 戸惑うノアを強引に引っ張り、歓声の輪から離れる。

 パトカーの陰、人目のつかない暗がりまで連れ出した。


「怖い思いをさせて、悪かったわ」


 レイカは、震えるノアの体を正面から抱きしめた。

 褐色の華奢(きゃしゃ)な肩が、びくりと跳ねる。

 泥と火薬の匂いがする戦闘服越しにノアの体温が伝わってくる。


「ごめんね。私がもっとしっかりしていれば、代役なんてさせずに済んだのに」


 耳元でささやくと、強張っていたノアの背中から、ふっと力が抜けた。


「僕……僕、すごく、怖かった……」

「うん」

「なにも、できなくて……」

「ううん、あんたは頑張ったわ。凄かった」


 レイカは子供をあやすように、ノアの背中を優しくなでた。

 その瞬間、ノアの瞳からせきを切ったように涙があふれ出した。


 能面のような顔を不器用に歪めて、声にならない嗚咽(おえつ)を漏らす。

 それは、これまで誰にも見せられなかった、等身大の弱音だった。

 最強という鎧の内側で、ずっと震えていた小さな魂を、レイカは強く抱きしめ続けた。


 遠くで響くサイレンの音が、今は少しだけ優しく聞こえた。





最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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