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幼馴染との再会

 「はー、やばすぎる。物理まじなんもわからん!」

 私はこのセリフをずっと言っている。真面目になぜ生物にしなかったのだろうか。お姉ちゃんが物理勧めてきたからだっけ、馬鹿すぎる。

 「あれ、生咲?俺同じ小学校だった佐藤だけど覚えてる?」

 「え、佐藤?あの佐藤なの?」

 「あー、まじ久しぶりだな。昔はよく話してたよな。」

 佐藤は小中同じでクラスも割と同じだった。運動神経抜群で頭もよくとてもモテていた。クラスの8割は彼を好きだったと思う。

 「まさかあんたも浪人だとは。まあでもあんたどうせ一番上のクラスでしょ?高校も確か都内で一番頭いいとこ行ってたしさ。」

「いやーそれが調子乗ってたら成績どんどん落ちちゃって、英語は真ん中なんだよな。」

「てことは結局他は一番上だろ!!どうせ地頭いいからすぐ全部一番上になるよあんた。」

「まあそうかもな。てか相変わらずよく話すやつだな。まあ俺に追いつけるように頑張れよー。」

「うるさいなあ、ほっといて!」

「てか帰り閉館までいる?いるなら一緒に帰ろうよ。積もる話もあるし、な?」

「え、いいけど。」

  

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「終わった!ちょうど時間か、とりあえず明日の数学の予習やって、今日の物理の復習したし、」

 閉館時間の9時30まで私は自習室でずっと勉強をした。授業は退屈なのもあったが、基本面白くあっという間に感じられたので復習も苦にならずにできた。

「お待たせ。」

「お疲れ、どうだった?」

「いやー、物理2時間もあって疲れやばいよ。ねえ物理得意?」

「まあそりゃ俺物理と数学入塾テスト1位だったし。」

「1位!?すご、流石だわ。今度教えてよー、」

「いいよ。」

「本当?まじ感謝です!」

「でもなんかしてくれるなら、な?」

「何かって何?怖すぎる、でもなんでもまじやります!佐藤様!」

 「はは、相変わらず面白いやつだな、」

 久しぶりに話したが、佐藤と話すのはやっぱり楽しい。頭がいいからか話題を次から次へと出してくれるし、何より面白い。佐藤と話していると中学時代に戻ったような気持ちになる。楽しかったなあ、あの頃。

 

 

 

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