【03 さんかいめぇ!】
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・【03 さんかいめぇ!】
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ダメグラ「あのさ、投票期間、ななふぅんっ?」
長谷川涼「スタートから本田圭佑すなよ、7日だしな」
ダメグラ「7日も要らないだろ、既に止まってるじゃん。4票から」
長谷川涼「そのうち1票、マスターの別垢だしな」
ダメグラ「あれは? インプレッションオバケは何いった?」
長谷川涼「バズったツイートにぶら下がってくる金銭目当ては関係無くて、ただのインプレッションな。69だね」
ダメグラ「フォロワー186人で69? じゃあ全体の三割くらいってとこか」
長谷川涼「一応いつもはインプレッションは140が関の山らしいから、折り返しはきているね。同じ人が何度も見ている可能性も高いし」
ダメグラ「マスター的にはどうなん?」
マスター「増えて2票くらいだと思います。多分フォローせずにリストで管理して、見ている人もいる感じがするんで」
ダメグラ「それってどういう肌感」
マスター「ツイッターって、ログイン前の画面に似ているアカウントみたいなノリで3アカウント分、横に表示されているんですけども、1つだけいつもフォローされていない人のアカウントがそこに表示されていて、もしかしたらリスト管理して見ている人が表示されているのかなって思ってます。ただの予測ですけども」
長谷川涼「まあ直近でこのアカウントのツイートを見た3アカウントって感じなのかな?」
と涼が言ったところで、やれやれといった感じにダメグラが喋り出した。
ダメグラ「いやオマエらポストって言えよ。ずっと旧ツイッターじゃないんだよ」
長谷川涼「いいでしょ、こっちのほうが慣れているし、伝わりやすいでしょ」
ダメグラ「伝わりやすいって言われると、ぐうの音も出ないな」
長谷川涼「ぐうの音も出ないのかよ」
ダメグラ「というかさ、投票期間の話だけどもさ、主人公決まるまでの間ってもしかするとあんまりトークしないほうがいい?」
長谷川涼「何でそうなるんだよ」
ダメグラ「だって物語が進まないまま、ずっとダラダラ喋ってるだけじゃん」
長谷川涼「読むトーク番組だから別にそれでいいんじゃないの?」
ダメグラ「いや最終的には小説コンテストに投稿したいじゃん」
長谷川涼「そんな意識、ダメグラの中にあったんだ」
ダメグラ「だからさ、ヒロインも必要だし、物語の進み方もちょうど良くないといけないし」
長谷川涼「ヒロインね、それは時折ゲスト呼んで、決めていかないといけないかもな」
ダメグラ「3万字までにはヒロイン必要だろ」
長谷川涼「何だよオマエのペース配分、何万字想定なんだよ」
ダメグラ「10万字ジャスト」
長谷川涼「何しっかりしたボリューム持たせようとしているんだよ」
訳知り顔でダメグラはとうとうと述べる。
ダメグラ「こういう訳の分からない小説はライトノベルの8万字じゃなくて、ちょっと多めに見てくれる10万字レベルがいいんだよ」
長谷川涼「そんなしっかりしたビジョンがあるなら、こんなトーク番組するなよ」
ダメグラ「マスターが時事性もあるような、まったり読めるどうでもいい文章やれって言ったんだろうがっ」
長谷川涼「今のところ、時事性は『ななふぅん』だけでしょうもないけどな。2024年だぞ。ななふぅんは2023年だからな」
ダメグラ「1年はまだ誤差の範囲だろ」
長谷川涼「そうかもしんないけどさ」
ダメグラ「あんまり悲しいニュースは取り上げられないじゃん。ゆるく読んで、楽しめるがコンセプトだからさ。で、一応小説の体裁にして、小説コンテストに投稿する、と」
長谷川涼「小説コンテストに投稿するぞ、と思ってやるのは違うと思うけども」
即座にダメグラが否定するように、
ダメグラ「いやいや、目標は持っていたほうがいいから」
長谷川涼「そう言われると正論みたいな気もする」
ダメグラ「正論なんだから気がするとかじゃないんだよ、でだ、主人公が決まらない段階からだらだら文字数増やしていいのかよって話だよ」
長谷川涼「あんまりカッチリやっていたら、物語がスウィングしないでしょ」
ダメグラ「何だよ、ジャズぶりやがって。ワインをズビズビ飲んでろよ」
長谷川涼「ジャズバーで音立てないよ。そういうさ、ちゃんとした小説を求める人はこれ読まないんだから、ちゃんとしていないモノが読みたい人向けでいいんじゃないの?」
ダメグラ「最初からちゃんとしてないモノとして作るのはNGだろ。やっていった結果そうなってしまったならいいけども、最初は一応王道を意識しないとダメだぞ」
長谷川涼「何でこんなに正論を並べるんだよ」
すると当然といった表情で、ダメグラが語気を強めた。
ダメグラ「オレはモテたいんだよ」
長谷川涼「はぁ?」
ダメグラ「二次創作されたいんだよ、ヤーレンズのように二次創作喜びませんってポストはしない。オレは二次創作されたいし、コスプレもされたい!」
長谷川涼「じゃあ何だ、ダメグラの欲求のために真面目に作るということか」
ダメグラ「そうそう。オレはとにかくモテたいから。ちゃんとした物語を提供したい」
長谷川涼「無理だよ」
ダメグラ「え」
長谷川涼「え、じゃないよ。分かるでしょ。スタートからテキスト・トーク番組って言わないよ、ちゃんとした小説は」
ダメグラ「え」
長谷川涼「いや! 文字数調節に走るなよ!」
ダメグラ「明日はこのトークやりません」
長谷川涼「いやマスターが暇だったらやるよ、記録する暇があったら」
ダメグラ「マスター、暇なんだからあるだろ。アイツ、1時間に6千字以上書くから、いつも優良ペースなんだよ」
長谷川涼「というわけで今日のところはこの辺で終了しますか」
ダメグラ「はい」
長谷川涼「まだ文字数気にしてる?」