なめくじ食べたことある人いますか?
今日2話目です。閑話みたいなものかも。
1時間程歩いてやっと森からでられた。
「たりー」
体も精神も全く疲れないが、俺の中の何かが疲れた。
メル「ふふ、近くに馬車が有るはずですよ。」
ここに来るのに使った馬車が道のわきに置いてあった。近くに2頭の馬もいる。
メル「さぁ、乗ってください」
メルが馬を操って馬車は動き出した。女の子に任せるのは気が引けるが、やったことないしな、うん。
それから30分ほどして、高い壁が続いているのが見えた。
メル「見えてきましたよ、あれがこの大陸でも1、2位の規模がある王国、キルシレイドです。光の国とも呼ばれています」
あぁね、ウルトラマ○の故郷か、把握。
城下町に入る前に検問があったが、特に問題無く中に入ることができた。まぁメルが兵士達とかなり仲が良かったくらいか、大物って感じがしたな。
さて、ギルドは……、あった、ナイフとフォークが対になっている紋章が看板になっている建物、これだろ。
中にはいると美味しそうなにおいが……。
「ギルドって食べたり飲んだりするのかぁ」
メル「ここは飲食店ですよ?」
「………………いやっ、ギルドの前に何か食べようかな〜なんて?」
本気で間違えたがポーカーフェイスで誤魔化す。
メル「……そうですね、お腹も空きましたし何か食べましょう」
メルは魚料理を注文して俺はウェントルステーキってのを注文した。珍しそうだから物は試しだ。
メル「ウェントルステーキって私は苦手です」
「まじで?どんなのだろ」
どうやらメルは苦手らしい。
そんなこんなでやっと出来上がったみたいで大人っぽいお姉さんが運んできた。ステーキの見た目は普通だ。
「いっただっきまーす」
ウェントルステーキを食べた。
「………………………」
これは……。
メル「どうですか?」
「………ナメクジ」
メル「なめくじ……?」
そう、ナメクジみたいな味がする。とても美味しい。(笑)深く追及しないでくれ。
その後ウェントルステーキを一気に飲み干して(笑)ギルドに向かった。
よんでくださった方々、感謝感激です。毎週日曜日に更新しようと思います。