正々堂々
短いですが、ここまでは一応あげときます。
1週間が過ぎた。その間も色んな地獄の魔物が出てきたが、ミノタウルスほど強い物はあまりおらず、死闘を繰り返しながらも生き延びていった。
食べ物に困ったが、魔物を殺して食べ、泥水を啜って生を繋いだ。
「そろそろ限界、か…」
瑠禍はかなり衰弱していた。あと1日生きれるかである。
ふと荒野をさまよっていりと小高い崖の上に人影がみえた。
「人間?」
瑠禍は希望を求めて駆け寄った。
「なっ」
確かに人間の用に見えるしかし背中には体と同じほどの漆黒の翼が生えていた。
「ほう生きている人間か、珍しいな、よく生き延びたものだ」
こちらに気付いたのか体をこちらに向けて言ってきた。
「お前は他の魔物とは違うな、一体何者だ?」
「我が名はジャスティス、地獄の王だ」
なんかすごいことのたまいやがったぞ……。
しかもよく見ると右目がうっすらと青黒く光っている。
はっきり言って、怖い。いままでの奴より威圧感がちがう。もう冷や汗だくだく心臓どくどくあそこビクビクです、はい。しもねたサーセン。
ジ「さて君が此処にいるのも目障りだから消えてもらうか、一瞬ですむから怖がらなくて良い」
なんて理由で人を消すんですかーそんな消しゴムでけすみたいに簡単にいわれても……。
しかし此処で瑠禍に地獄にきて最大の幸運が転がり込んできた。
?「うおぉいぃ、ジャスティスゥ今日こそは貴様を滅して俺が王になってやるぅ」
なんかきた
ジ「邪天使ムニエルか、次来たら滅ぼすと言ったはずだ。」
ムニエルとかどんだけぇ食いもんかよ?作者のセンス疑うわぁ。
作者「うっせぇ」
とまぁいいとこにきたなムニエルちゃん、2人が戦ってどっちかが倒れたら後ろからブスッといくか。
ム「ジャスティスぅ覚悟ぉ」
凄まじい戦闘が始まったムニエルが黒く光る矢を雨のように降らせる。ジャスティスの右目が光ると、黒っぽい結界が現れ、矢を防ぐ。俺は逃げる。
2人の戦いは長く続きその間俺は探し物。
戦闘開始から2時間決着がつきそうだ。こっちはいいものがみつからない。ヤバい、ヤバすぎる、俺死んだかな…。
ム「暗黒審判 ダークジャッジメント!」
ジ「死する正義 デスジャスティス!」
ジャスティスの方が力が強いのか、ムニエルが押されている。
「くそっ俺はどうせ助からないか、それなら最後まで足掻いてやる!」
俺は落ちていた丸い石をジャスティスに思いっきり投げつけ、2人に向かって走り出した。
この時、瑠禍にこの小説で初めて主人公補正が掛かった。
ジ「なっ」
投げられた石は、ムニエルの技を押そうと踏み込んだ足の下に綺麗に転がり込み、ジャスティスは思いっきり足を滑らせた。
その直後、ムニエルはジャスティスの攻撃に耐えられなくなり、消滅した。
ジ「くっ 頭を打ったか…少し休まないとな」
ジャスティスは俺の事など忘れているようだった。
が、俺はこの瞬間を見逃さなかった。
「すうぅきぃありぃぃ♪」
この時、またもや主人公補正が掛かったように長剣が素早く切り出され、ジャスティスの背中を深く斬りつけた。
ジ「ぐはっ」
ジャスティスは先程の戦闘で弱っていたこともあり、大地に倒れた。
「おろおろ、もしかして俺、やっちまったのか」
瑠禍は地獄の王を倒せたことにほっとした。
ジ「不意打ちとは卑怯な…」
「何とでもいえ!」
ジ「まさか人間に敗れるとは、無念…」
そう言ってジャスティスは息を引き取った。
その瞬間、赤かった月が割れ、真っ白な月が姿を現した。
と同時に瑠禍の体の中を何かが駆け巡る感覚が襲い、瑠禍はうずくまった。
「な、んだ、この感覚は…」
続いて右目に違和感が走る。
近くに水が溜まっている場所があり、右目を見てみると、ジャスティスにあった目と全く同じ目があった。
「もしかして力を奪いましたてきなアレか?」
思考の海に入っていると、光の柱が降ってきた。 そしてその光に当てられた瑠禍は意識を手放した。
読んでくださった皆様、感謝感激です。
テスト期間ですが、できるだけ早く投稿できるよう頑張ります!