テンプレ地獄
初投稿でーす!!!
やることないかと暇つぶしに書いてるので不定期の更新になりますがよろしくお願いします!
あと適当に思いつきに書いてるのでおかしい文とかありますが大目に見てやってくださいなー。
頭がクラクラする。どうやら死んでしまったらしい?死んでも感覚とか残ってるんだな…。などと思いながら今日のことを思い出してみる。
自分で言うのもなんだが俺様こと千条瑠禍は日本一、いや世界一暇な人間である。…と思っている普通の高校生だ。
禍々しくて女みたいな名前だが、一応健康で健全な高校2年生だ。
朝早くもなく遅くもない時間に起き、パソコンの電源をいれ、朝のネトゲをする。そしてお昼頃に昼飯を買って学校へ。え?午前の授業?俺の午前の授業はネトゲです。とまぁ学校へ向かう。
教室に入るといつも絡んでる友人ABCが話しかけてくる友人A「たまには朝から来いよ」友人B「学年上がれんのかょ」友人C「廃人」
やけに現実じみたこといいやがるな。そして友人C、あとで面貸せ。
と心の中で思いつつ器の広い俺はいつもの笑顔で応える。
「うっせえボケェ、俺が上がれねえならお前らは3回2年生やっても上がれねーよ」
自慢ではないが俺は全国模試で1位、もちろん学年1位だ。こんなバカ共に遅れをとることはまずない。
本当にこの世界は暇すぎる。ネトゲくらいしか楽しめる物がない。両親は俺が小さい頃に死んでしまったが、金は腐るほど溜め込んであったので死ぬまで遊んでくらせるはずだ。なのに学校にいくのは暇つぶしのようなものだ。
「暇だ」
小学校の文集を思い出す。たしか将来の夢はチート魔王だったか…。
我ながらいい夢を持ったものだ。ちなみに〔チート〕というところがポイントだ
昼飯を食って午後の授業を適当にやり過ごす。
そして事は7限目に起こった。
その日最後の英語の時間、俺は熟睡していた。そしてそれにキレた先生が「おい瑠禍ぁ起きんかぁー」と怒鳴った。しかたなく起きる俺。しかし今日はいつもと違った。
「ビュン」
目を開けた瞬間おでこにチョークという名のミサイルが直撃し、意識が飛んだ。
「そして今に至ると」え?回想長い?知るか!なぜ死んだと思うかって?なんとなく分かるんだよ!詳しく知りたいならいっぺん死んでみろ!
そんなことを思ってたらいつの間にか赤黒い地面の上に立っていた。空を見上げると「赤い…月?」血のような真っ赤な月?がある。そして右の方には〔地獄〕と書いてある看板。
はっきり言って笑えない展開である。
「おいおい、作者!どうなってる?テンプレどうりなら神様御対面でチートうはうはうんだかだーって感じだろがー!死んでいきなり地獄に落ちるとか聞いてないぞー」
思いっきり叫んだ。そのせいか、
「ゲンキデウマソウナニクダ…」牛の頭をした人のような魔物が1人、いや1匹近付いてきた。
「いやあああああぁぁぁぁ」
思いっきり走って逃げる俺。
「冗談じゃねーぞ神様にテンプレチート能力をもらってるならまだしも生身で勝てるかぁーというか牛は肉食じゃなくて草食だろがぁぁぁ、理を無視すんなぁぁぁぁ」
10分ほど走りつづけてなんとか逃げ切れたようだ。「不幸だ……」
1日に2度も死ぬわけにはいかないので生き残るために努力する事にした。
まわりを見渡してみる。一面見渡す限り荒野が続いている。所々に死体が落ちている。「うぇ、気持ちわりぃ」死とはほぼ無関係な現代をいきてきた瑠禍は吐き気を無理やり押さえ込み、1つの屍から長剣を抜き取った。「生きるために借りさせてもらいます」と屍に向かって合唱した。
その直後、不意に地面が暗くなり、瑠禍は横に慌てて転がった。「ザシュッ」
瑠禍が今までいた場所に瑠禍の体と同じくらいの斧が突き刺さった。
「またお前かぁ!」
どうやら先程の牛頭に見つかったようだ。
はっきり言って力で勝てるわけない。普通の牛にすら力では勝てないだろう。しかも相手は牛の怪物
勝てるはずがない。
瑠禍は日本にいた頃喧嘩をしたことがあったが、全て罠を張り、相手が疲れ果てた所を一気に倒す。ということしかしたことがなかった。本当に卑怯な奴なのだ。「うるせー、勝てばいいんだよ!」
瑠禍のその言葉が挑発してると思ったのか、牛君は血走った目をしながら襲ってきた。
「うっ」
なんとか右に避けることで体当たりを回避した。
「それにしてもこの長剣重いなぁネトゲで指は鍛えていたが腕力は鍛えてねーぞ」
瑠禍は愚痴を漏らしながら思考を巡らせる。
「あの斧と馬鹿力は怖いが速さはなんとかなるくらいだな、あとは知能の問題だが…喋れるってことは高いのか?よし、知能テストだ」
瑠禍は壁を背にして立つ、「おいデカ物さっきから一度も当たんねーぞ、どんだけ雑魚なんだよ」と挑発すると
牛「ダレガ デカブツ ダ オマエ ブッコロス」
そう言って突進してきた。
「オーケイ、こいつ脳筋だわ、これで勝つる!」
そして当たる直前でよけた。
「ズゴオォン」
大きな音が響き、牛君が頭を壁にぶつけた。
「ここまで上手くいくとは…」
「フ フザケルナ」
そう言ってまた突っ込んでくる。
「流石に1発じゃ無理か」
そしてまた避ける、ぶつかる、それを繰り返しとうとう牛君は倒れた。
確認しながらそっと近づく。
「気絶してるみたいだな、これ以上追ってきてもらったら困るんだ、悪く思うなよ!」そう言って牛君の心臓部分に剣を突き刺…
さらなかった。
「刺さらねぇ、どんな毛皮してんだよ、カッコ良くきめようと思ってたのに…」
そしてなんとかミノタウルスを倒した瑠禍であった。
読んでくれた皆様こんなつまらない小説を読んでくださって有難うございます。
どうですかねぇ。
コメディにしたいなぁとか思うんですがそういうネタ考えるの苦手なもんで……。
あと1話目ですが本当はもっと長いはずだったんですが携帯でみたら20ページくらいになったので短くしました。また近々出しますねー。