プロローグ
黒い穴に吸い込まれ、気を失っていた私はどこかで目を覚ました。薄暗い、私が立っている何かの文字が刻まれている床を中心として、四角く作られた建物。そして、私の目の前にいたのは一人の少女、それを取り巻くようにしている大人達。そして、彼女は私の方へやってきて微笑むとこういった。
「お待ちしておりました、救世主様」
は?
私は普通の学生で、私は普通に学校から帰ろうとしていた。目の前の穴を普通に避けようとしたらなぜか穴は普通じゃなく私を飲み込んで、意識がフェードアウト。気付けばここにいた。
で、救世主様。
話を聞いている限りだと勇者、の方がしっくりときそうな感じの説明を受ける。つまりは魔王が、という以下略をつけても話が通じるであろう説明。言葉やらなんやらはいろいろと術でどうにかなっているらしい。そして、目の前にいる私と同年代であろう彼女は私に尋ねた。
「救世主様の、お名前は?」
「私の、名前は―――。」
名前を告げると彼女はいい名前ですね、とにっこりと笑って言った。彼女は巫女ではなくただの皇族だそうだ。皇族という時点で、ただの、ではないだろうけれど。巫女に呼ばれたわけではなかったとすると、誰がこの世界へ私を送り込んだのか。彼女は巫女ではないけれど、国の命令で、自分が召喚したと言っていた。帰る方法はない、らしい。
これから起こるであろうことに、私は異論を起こす気も起きなかった。
それから、三ヵ月後―――。
「作者が空気読めずに連載二作目を始めましたー」
『この作品で、はじめましての人は、はじめまして』
「ボクらは後書き任されてる人たちでっす」
『テンション高くない?』
「いやね?涼の話がおわったら正々堂々と名乗っていいって言われてるのに涼の話、終わってないじゃん。名乗れないまま二作目の後書きも任されるってのが癪に障るんだよねー。で、そのイライラをテンションにぶつけてみてる」
『そう。で、作者からこの作品の注意書きを預かっているわ』
「何々?
・この作品の更新は非常に不定期になる予定ですので、涼の更新がされた際にでも確認してください
・この話は最近はやり(?)の主人公が最初から最強な話ではありませんので、地道に強くなっていく設定が嫌な人は我慢して読んでください
・また、この話は最近はやり(?)のハーレムものにはならないので、かわいい女の子orかっこいい男の子に囲まれている主人公に嫉妬しながら読む必要はありません
うん、いつもどおりの作者だ。意味が分からない」
『確かに、いつもどおりだけど・・・。二つ目の注意項目、何?我慢して読めって言ってるけど読まなくてもいいじゃない』
「そもそも、この話のあらすじだっけ?あれひどいと思わない?(予定)ばっかりじゃん。そもそも作者、いまテスト期間だし。ほんと何考えてるんだろうね」
『何も考えてないんじゃない?』
「むー。そうかもしれないから何もいえないね。というわけで、今回はここまで
この作品でも、感想、メッセージ、お気に入り登録、評価、あと指摘などお待ちしております」
『もしもこの続きが読みたくなったら催促のメッセージでも送ってみてください。ひょっとしたら投稿するかもしれません』
「その言い方だと催促があるまで投稿しないみたいだね」
『まぁ、催促がなくてもいつかは更新するでしょうけど、ね』




