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雪水

作者: 人間詩人

日差しが出始めたら

降り積もった雪は

次第に溶けて行く


地面を見れば

水溜まりに変わっている

屋根から落ちる雪は

水滴となり

穴の空いた雨樋を

通過して行き

ポタポタと音を立てている


日陰の樹木の上には

白い名残の残雪が

目に映ってくる

ひょっとこ横に顔をずらせば

降り注ぐ光に木々の葉が輝いている

同じ空間なのに

これだけの違いが

あると感じる

現実とは面白いものであり

自然界には差が出来るのは当然なのかと

自らの心と一致しているようである


だとしたら私は

未だに日陰だなと

しみじみ感じるのである

いつかは日なたに

移り変わりたいと

願うのだが

なかなか許しては

もらえない自然界の

掟みたいなものが

あるのだろうかと

考えてしまう

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