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第一章 2話スキルの真髄②

これからはこれぐらいの文量で書いていくと思います。

 

 俺は起きたらすぐに朝食を食べ、低レベルでも安全なシクレザダンジョンに来ていた。


 昨日行っていたダンジョンに行こうかと思ったが流石に攻撃力と素早さ以外はレベル1のままのため、安全を考えてシクレザダンジョンにした。


 周りを警戒しながらダンジョンを探索していたら2匹のスライムと遭遇した。


 鞘から刀を抜き身構える。


 1匹のスライムが体当たりするために真っ直ぐに突っ込んできた。


「おっっそ!?」


 そのままスライムが跳躍して俺の胸にぶつかってこようとしてくる。

 スライムの体当たりを簡単に避けて、スライムの動きがあまりにも遅いため、空中にいたままスライムの核を刀で両断する。


 すぐに振り返ると残ったスライムがこちらに向かっていた。動きがあまりにも鈍いため、近づきすぐに核を破壊する。


「そりゃレベル40分のス素早さが上がってるんだから遅いに決まってるか」


 自分の力を確認できた俺はダンジョンの中をジョギングしながらスライムを探し続けた。

 スライムを見つけたら走りすれ違い様に核を破壊して、またすぐに探索を一日中繰り返し続けた。


 怒涛の勢いでスライムを倒していたがレベル3以降からは効率が悪そうだと考えて、帰ることにした。


 俺はビギナという町の古い宿屋を拠点にしている。宿屋は1階が食堂で2階が客室となっている。


「おかえりエリド!すぐにご飯にするかい?」


「ただいまカルアさん。はい、今日はすごく動いたんでお腹ぺこぺこです」


 カルアさんは40代ぐらいの快活な女性でこの宿屋の切り盛りをしている。


 食事をすることを伝えたらすぐに運ばれてきた。


「はいよ!若いんだからいっぱい食べな!」


「ありがとうございます。いただきます」


 テーブルにはいつもより量の多い食事が置かれていた。

 カルアさんのサービスだろうと思い。感謝をしながら平らげた。


「ごちそうさまでした。いつもより多く作ったいただきありがとうございました!」


 しっかりと感謝の思いを伝えて部屋に戻った。


 俺は明日はどのダンジョンに行くか思考するとこにした。


「今日の感じからしてもう少し難易度が上のダンジョンでもなんとかなりそうだな、あとお金のことも考えるとどこがいいかな」


 冒険者になるため村からでたときにいままで貯めていた貯金と母から応援の意味も込めてある程度お金を渡してくれた。

 そのおかげでなんとか冒険者を続けられている。


 ずっとレベルが低かったこととソロで活動していたため、どうしても一日の稼ぎに対して消費する方が上回ってしまう。

 それでも父からもらったこの丈夫な刀のおかげもあり修理や買い替えることがなかったため、なんとかやりくりして消費を最小限に留めていた。


 しかし、すぐというわけではないが今後も冒険者を続けるには少しは意識しなければいけないぐらいには減っている。


 そういった、懐事情も考えてどのダンジョンに向かうか考えなければならない。



「よし、明日はあそこにいこう!」


 俺は明日の予定を決めるとすぐにベットの中に入った。

 ずっと動き回っていたためかすぐに寝ることができた。






 次の日の朝、俺はラトルダンジョンの入り口に立っていた。


 いざ入ろうとしたところで後ろから声をかけられた。

 振り返ると年の近そうな男の子がいた。その後ろにパーティーの仲間であろう人が3人いた。


「もしかして今からラトルダンジョン入るんですか?」


「はい、そうですけどどうかしましたか?」


 その男の子は少し怪訝な顔をした後、あ!と何かに気づいたような顔をした。


「初めて挑戦するんですね。でもソロだったらここはオススメしませんよ。このダンジョンに出てくるモンスターは群れる習性があるので」


 きっとこの男の子は俺が冒険者に成り立てて少しレベルが上がって下調べをせずにきた冒険者だと勘違いしたのだろう。

 まぁ少しレベルが上がったからきたっていうのは間違ってないだよな。


「はい、知っていますよ。わざわざご忠告ありがとうございます。優しいんですね。」


「あ、ありがとうございます…」


 男の子は少し照れたように応えた。


「では、そういうことなんで」


「ちょ、ちょっと待ってください!話聞いていましたか?」


「はい、聞いてましたよ」


「いや、だからこのダンジョンはソロには向いてないですって!」


 なかなか食い下がらない男の子に少し面倒だと感じてしまう。

 優しさはいいことではあるが、過度な優しさはお節介になってしまう。


「もういいでしょ!早く行くわよ!」


「で、でも…」


「その人も納得してるんだから自己責任よ!」


「う、うん、そうだね」


 3人いた中の少し目つきの鋭い女の子が男の子に対して催促した。

 彼女が言った通り冒険者は基本自己責任である。


「では仲間が呼んでるんでいきますね。あなたも気をつけてください」


「はい、ありがとうございます」


 そう一言いい男の子たちのパーティーがダンジョンに入っていく。


「あの子ちょっと心配だなぁ…」


 冒険者としてやっていけるか心配するが、あの女の子がいるから大丈夫だろうと思い、頭を切り替えて少し時間をおいた後俺もダンジョンに入っていった。


感想なりレビューしていただければやる気が出てがんばります。


ダメなところはどうダメか細かく指摘していただければ今後の参考にして学んでいきますのでよろしくお願いします。

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