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冬晴れに

作者: タマネギ

冬晴れの空には何もない。

少しずつ、広がっているその空に、

暮らしの影などかからない。

昔からある、水彩画のようで。


君の夢や未来は、どう転んでも、

これから始まるのだと伝えたい。

果てしない可能性を考えるだけで、

楽しい空になる。絵になる。


目先の現実が辛くても、

この空の気持ちで話そう。

自分で道を切り開いてゆく、

心の明日へのきっかけにして。


冬晴れの空には何もない。

もしも、空に何かあるのなら、

ママの空の中に愛らしい君がいて、

君の空の中にまだ見ぬ絵があって。


それはつまり、君のママも、

その絵をいっしょに見つけたくて、

ときどき、眠そうな目をこすって、

冬晴れの空に、顔を上げて。



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― 新着の感想 ―
[良い点] 「暮らしの影」とは切り離された「冬晴れの空」が、「果てしない可能性」のメタファーとして的確だと感じました。逆に「目先の現実」の辛さが纏わりつく「暮らしの影」へも想像が及ぶため、様々な解釈…
2020/01/31 00:21 退会済み
管理
[良い点] いい詩ですね。冬の情景と優しい言葉の描写に、元気をもらいました。ありがとうございます。
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