部活動体験 前編
あるゲームのをやりこんでしまって更新が遅れてしまいました(´;ω;`)
そんな中でも安定して出せるようになりたい…
「楽しみだな…」
俺は今から発表が行われるステージの前で、誰にも聞こえないくらいの声でそう呟いた。
最初の発表は野球部だった。
紹介方法はコントからの練習説明。1番手として完璧で、みんなの心を掴んだようだった。
そして7番目、本命のバドミントン部の発表が始まった。
紹介方法は練習実践。
2年生と思われる人がネットを持ち、3年生がそれを隔てて打ち合っている。
スマッシュ、クリア、ドロップ、ドライブ、ヘアピン、カット、プッシュ、ロビング、高速ラリー…
一通りの打ち方が終わったところで、キャプテンと思える人物がこう言った。
「練習場所は県営体育館やその近くの色んな体育館を使います。そこまではここからの移動なので自転車通学が好ましいです」
自転車通学…
出来なくもない。ただ、20分で学校につく電車と違って自転車では40分、急いでも30分かかってしまう。
それだけ早く起きなくてはいけないが、やりたいことのためなら仕方ないのかもしれないな…
「最後に少し。今日から部活動体験できるのは知っていますよね?俺たちは学校で部活をしないので、体験に来る人は場所がわからず困ると思います。なので、今日の下校1時間後、校門前で待っているので昼飯を食べて来てください。体操服持ってる人は練習に混じってもらって構いません。それではお待ちしてます!」
なるほど…
ということは1時に校門前集合か。
体操服も持ってきているので混じってみようかな。
そのあとテニス部とバスケ部の説明があったが、バドミントンのことに夢中で全然聞いていなかった。
(バドミントン部に入ろう)
そう決めた。今はやる気しかない。
教室への帰り道に佳乃になんの部活に入るか聞いてみたところ、まだ悩んでいるようだった。毎日違う部活を体験し、期間を有意義に使うらしい。
「怜くんは何に入るの?」
「バド部だよ。体験期間もずっと行くつもり」
「そうなんだ。バド部にもそのうち行くからその時はよろしくね!」
約束を交わし、教室に入り互いに席につく。
次は自己紹介と係決め。
俺は短く簡単に終わらせた。最後に「名前呼びでお願いします」と言い、次の人へ順番が回る。
係は、シンプルな配布係を選んだ。
朝と下校前に配布物を配るだけの簡単な仕事だ。
学級委員長が男女1人ずつ必要だったが、直ぐに2人立候補者が出たおかげでスムーズに進んだ。
この後はHRが終わり次第下校。
今日はお知らせ少なめだったが、その分黒田先生の雑談時間が増え、結局12時ピッタリに終わった。
1時に間に合うようにご飯を食べる。
集合時間の10分前に校門前に着いた。
玄関先にいた部活勧誘は壁に沿うように進んでいくことで最小接触で進むことが出来た。
見ている感じ、来ているのは男子3名と女子2名。
キャプテンがこちらに気づき、話しかけられる。
「君も体験希望者かい?あと少しだからその辺に座って待ってて」
俺は指示された通り、近くの石に腰を下ろす。
それから10分が経ち、集合時間の1時になった。
最終的に、自分を入れて10人の体験生が集まった。
男女5人ずつであり、全員が初対面のようだ。
「時間になったから出発するよ。今日は近くだから、自転車の人は押して、その他は歩いてついてきてね」
そう言われキャプテンの後を追って歩く。
10数分歩き、県営体育館に到着した。
そこは県営公園となっており、野球場、サッカー場、テニスコート、相撲場、陸上競技場、体育館、公園とスポーツをするのに適した場所だった。
ここには何度も来たことがあり、とても思い出深い場所だった。
体育館の中に行くと、先輩方が雑談をしながらロビーで待っている。その中の1人がこちらに向かって歩いてきた。
「よーキャプテン。そいつらが今日の体験者か?」
「あぁ、男女5名ずつの10名。このまま入ってくれるなら全学年で1番多くなるな」
「そこはしょうがないさ。野球やサッカーに比べたら人気ないからな」
「それはいいとして、案内だ。まず、男女に分かれてロッカー室に向かう。そこで着替えて、必要な道具だけ持って体育館に集合。みんな集まったら礼をしてランニング開始だ」
「とりあえずそこまでしてみようか」と言われ、男女それぞれキャプテンに連れられてロッカー室に向かう。
ロッカー室は意外と広い。3学年合わせて10数人入っているが、まだ余裕がある。
数分後、互いに準備を終えロビーに再集合する。
驚くことに全員体操服に着替えている。みんなやる気あるな…
「ここは12コート貼れるけど、借りているのは奥の6コートだけだから、手前側6コートは使わないように」
奥に進み、道具を端に置き軽くストレッチを行う。
「整列!」
キャプテン2人が中央に立ち、男子キャプテン側に学年順に男子が、女子キャプテン側に学年順に女子が並ぶ。
「礼!お願いします!」
「「お願いしまーす!」」
とても楽しみな心で満たされていく中、部活動体験が始まった。
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